見出し画像

空を宿して生まれた人

「いつも綺麗な瞳であるためには、
他人の美点を探しなさい」というのは
オードリー・ヘップバーンの言葉ですが

美しい色彩を宿す瞳そのものに
強く心を魅了されてしまう人も多いのでは、
なんて思います。

海外の方などに多い
鮮やかな青色や緑色の目は

その潤んだような輝きもあいまって
まるで宝石のようだな、と思いますし

アールグレイを思わせるような
透明感あふれるブラウンや

憂いを帯びた灰色がかった瞳にも
儚げな魅力があって憧れてしまいます。

子どものころは
アニメや漫画に出てくる
カラフルな瞳の登場人物たちを眺めては

もしなれるなら何色の瞳がいいかな、
なんて想像を巡らせたりしたこともあります。

鏡を見ればいつもそこにある
見慣れたこの黒い瞳ではなくて

全く違う色彩の瞳から見る世界は
どんな感じがするんだろう、と。

こんな「目」に関する記憶を
なぜ今思い出したのかというと

YouTubeのおすすめに
様々な瞳の色をまとめた動画が
出てきたことがきっかけでした。

最初は興味本位で
何気なくクリックしたものの、

吸い込まれるように綺麗な色をした瞳が
次から次へと出てきて

最後まで見入ってしまいました。

瞳に関する豆知識やエピソードのようなものも
いくつか紹介されていて、

その中でも一番心に残ったのが

「青い色の瞳は、
空が青く見える仕組みと同じ仕組みで
青く見える」

というお話です。

私はてっきり
青い色素のようなものが目にあって、
そのおかげで瞳が青く見えていると
思っていたのですが

実際にはそうではなくて
光の反射の関係で
「青い色に見える」らしいのです。

その現象は
空が青く見える仕組みと全く同じだそうで、

青空を見上げる時と同じことが
瞳でも起きているなんて
ちょっと不思議な感じもしました。

その瞳が空と同じ青であるなら

自分の身体の一部分に
「空の色が存在している」と捉えることも
できるのでは、とふと思い

それってすごく素敵なことだなと思いました。

その話を聞くまでは
青い目って
海外の俳優さんみたいで格好いいな~と
単に憧れのような気持ちだけでしたが

この人はその身に
青空を宿して生まれてきたのだ、と思うと

もっと尊くてかけがえのないものを
眺めている気持ちになります。

空が見せてくれる
様々な美しい表情には
わたし自身もいつも魅せられていますが、

その中でもやはり
澄みわたった青空に出会えると
格別に嬉しくなりますし

それだけで「今日はいいことがありそう!」と
元気をもらえる気がします。

たとえ落ち込んでいる時であっても

果てのないあの青に
自分の抱える悩みごと包まれ、
励まされているような気持ちになって

入りすぎていた肩の力が
ふっとほどけていくような気がします。

一方で私たちが
どれだけあの青を見たいと願っても

季節や天候によっては
それが叶わない場合も
多々あることを考えると

自分だけの青空がどんな時も側にいて、
その瞳の中を照らしてくれているなんて

本当に羨ましいですよね。

ここまで青い瞳について
長く語らせていただいたのですが

でも本当に大切なのは、
やはり冒頭にもあげたオードリーの言葉通り

その瞳で「何を見ているか」なのだろうな、
とも思います。

目を合わせて話した時に

生き生きとした瞳をもっている人は
例外なく魅力的ですし

どんな思いや志をもって
日々を過ごしているのだろうと
その輝きの源を追いたくなってしまいます。

ちなみに
オードリーヘップバーン自身は

青よりも「希少で美しい」と称される
緑がかった美しい瞳を持っていましたが

彼女が今も多くの人に愛される理由が
その美貌だけではなく
残した言葉や生き方にあることからも

生まれながらの瞳がどうであるか、より
自分の瞳で何を見、感じるのかが
大事なのだろうなと実感します。

周りの人たちの魅力や優しさ、
自分の心をときめかせてくれるもの、
楽しかったり嬉しいと心から感じること、
日々の暮らしの中でのささやかな幸せ、
誰かの笑顔のために自分ができること、
目指したい未来のためにいま出来ること…

輝く瞳を作るために目を向けるべきことは
何気ない日常のなかでも
沢山沢山あるのだろうな、と
こうして書いていても感じますし

人によってもこの
「見つめること」は全然違っていて
その違いこそが「その人だけの輝き」に
繋がるのだろうとも想像します。

生まれついた瞳の色は選べないけれど

「青空の瞳」に負けないくらい
美しく輝く瞳になれる可能性を
きっと誰しもが持っているのでしょうね。

最後に、今回のこの瞳のお話に添えて

日本人の瞳の色に近い
黒と白の配色の魅力を生かした
作品をご紹介させていただきますね。

個人的に、
日本で最も多いと言われる
黒に近い茶など暗色系の目は

「白目が綺麗に見える」という
他の瞳にはない魅力を持っている気がします。

反対色である黒と白が並ぶことで
色味のコントラストが強くなるぶん、

白目の白がすっきりと際立って
印象的に輝いてくれるような感じがするのです。

同様にこちらの作品も

黒と白の対比の強さを利用して
もっと「白」の美しさを味わっていただける
お品となっております。

今までラテビーズでは
作品に暗色を取り入れる際には
紺や茶色を選ぶ場合が多く、

「黒」を使用しているお品は少なめでした。

例えば何色か色を組み合わせるときに
「締め色」役として
取り入れるのは時々あったのですが

2配色のうちの片方に使用して
「もう一方の色を負かしてしまったら」
「きつい印象になってしまったら」
という思いで躊躇しがちだった記憶があります。

今回はそういった意味でも
いままでにない挑戦だったのですが

深い黒と並び立って
一層上品につやめきを増すパールを見て

普段使用している素材の
一味違った表情を引き出せたようで
嬉しくなってしまいました。

こういったモノトーン配色は
シンプルでクールなイメージがあるので

デザインは可愛らしさや女性らしさが
漂うものがいいと思い、

さりげなくフラワーモチーフを
取り入れてみました。

ネックレスの方は
ビーズを規則的に並べて存在感を出して

中央の黒いビーズが
花びらっぽく見えるように、

ピアス(イヤリング)の方は
可憐さを感じる小ぶりなサイズ感にし、

真ん中にちょこんと並んだパールを
お花に見立ててお作りしました。

ネックレスは平面的に
規則正しく整列したデザインのおかげで
モダンな雰囲気もございますし、

ピアスは極細チェーンの先で
儚げにゆらゆら揺れる感じが
よりレディな印象です。

ちなみに
こちらのブラックビーズは

細かく施されたカッティングのおかげで
品のある輝きが全面に宿っていて

きれいめな大人カラーのブラック、
といった雰囲気で身につけていただけます。

モノトーンはお洋服のお色を選ばず
合わせていただきやすいのも
おすすめポイントの一つです。

ビーズとパールが織り成す
レディなモノトーンの魅力を
ぜひお手元で楽しんでいただけたら嬉しいです。

今回も下記にリンクを
貼らせていただきますので

気になられた方はぜひ
詳細をご覧下さいませ!

◆ミンネ↓
(作品写真の画質が一番綺麗でおすすめです。
会員登録無しでもお買い物が可能です)

◆クリーマ↓
(すべての作品をご紹介しております)

◆メルカリshops↓
(メルカリユーザー様に特におすすめです。
こちらは送料込みのお値段です)

今回も最後までお読みいただき
ありがとうございます!

最近、昔製作した作品の写真の
撮り直しをちょこちょこ行っていて
インスタの方にあげています。

フレンチ風の可愛いディスプレイ小物が
手に入ったので

そちらを主に使って撮っているのですが

背景や小物を変えただけで
作品の雰囲気そのものが
結構変わったりして面白いです。

こんなテイストも案外合うんだ!とか、
見慣れた作品たちの
新しい一面を発見したような気がして

以前作ったものと向き合う時間も
大切にしたいなと実感しました。

ちなみにインスタの投稿文も

キャンペーン日時のお知らせ等以外は
可能な限りきちんと考えて、

作品に繋がるような新しいエピソードを
添えて書くよう心がけています。

不思議なことに
最近心に残ったことや印象深い出来事なども

過去の作品と何かしら結びつくものが多くて

やはり作品という「モノ」も
自分の心や感受性の中から
影響を受けている部分が大きいのだろうな、
と思います。

noteの文章は
どうしても書くのに時間がかかってしまって
月いちくらいの更新になってしまうのですが

インスタではもう少しライトなやわらかい形で、
日々のあれこれを添えながら
まめに更新しておりますので

もし「ちょっと興味があるな~」と
思って下さる方がいらっしゃいましたら

そっと覗きにでも来ていただけますと
大変喜びます…!

だんだん寒くなって参りましたので
皆さまも体調などお気をつけて
お過ごしください**

私も深まる秋を食と読書で満喫しつつ笑、

これから迎える冬の繁忙期に向けて
引き続き製作活動を頑張って参ります!

この記事が参加している募集

#おすすめギフト

6,032件

#私の作品紹介

96,726件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?