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#随筆
今日はピアノ科コンサート
今、ドイツは学年末で、各種試験、コンサートなどがまだまだ続き、先生も大忙し。
実は私も、今週はたーいへん、、なのです。(笑)
「でも、金曜日の夜のピアノ科のコンサートが終われば、土曜日はレッスンだけなので少しは気が楽になる!」と思い続けて、なんとか乗り切ってこれました。
ところが!
【来年度(9月から)の授業スケジュール】提出、締め切り日が今日だった!ということをすっかり忘れていて、気づい
ピアノのレッスンと言葉
日本で暮らしていた頃の私は、校則とか制服とかがずっと苦手な子供でした。
そうは言っても、もちろんまぁ大抵のことは守っていたわけですが、、。
でも、制服のリボンがしっかり結べていないとか朝からチェックされると「今日一日のスタートが台無しだよ!」なんて憤慨したものです。(笑)
でも自分がドイツの音楽学校で、初めて自分のクラスを持つようになった時、「ああ、【クラスの決まりごと】というものは必要なんだ
ピアニストになるために必要なこと(3)
このハンガリー人の生徒を数回教えていくうちに、だんだん明らかになってきたことが、、。
それはまず、【彼女がハンガリーの英才教育システムで何を教わってこなかったか】ということ。
彼女が習って来なかったものとは、ズバリ【音楽は人が人のために作った】ということでした。
彼女はハンガリーの学校でピアノを扱うことを習い、そのテクニックを使って数々のピアノ曲を弾いてきたのです。
でも、曲を書いたのは、
ピアニストになるために必要なこと(1)
【子供の頃にピアノを習い始めたら上達が早く、忍耐強く真面目に練習を続けていったら年齢と共に順調にグレードアップしていき、生徒さん自身もピアノをますます大好きになってピアノを職業にしたいと思うようになり、音大に入学した。】というパターンを辿った人は、世の中に多くいらっしゃると思います。
でも音大に行ったもののいろいろな理由で挫折してしまい、結局はピアノを弾くことさえやめてしまう人も、実は大勢います
18歳の男子生徒の涙
先週から、ミュンヘンは試験のシーズンに突入。
卒業試験、資格試験、入学試験など、数々の大きな試験が続きます。
私の生徒も、高校卒業(=大学入学資格)のアビトゥアーという試験プラスその後の入試、大学卒業試験など、今年は複数名が大きな試験に挑んでいます。
その中の一人に、私が12年間教えた18歳の男の子がいるのですが、彼は驚くほど美しい音色をピアノから紡ぎ出し、繊細なハーモニーの変化でショパンを弾
オンラインレッスンではピアノを上達させられない?
2020年2月。ヨーロッパではコロナ感染死者数が、毎日信じられないスピードで増えていきました。
メディアでは教会に並べられた夥しい数の木の棺が映し出され、「これは何か想像を絶する恐ろしい事態になっている、、。」と誰もが怯るしかない日々。
テロ、戦争など、ヨーロッパのニュースでは今までにも悲惨な映像が報道されてきましたが、各国の教会に次々と並べられていく棺の映像は、ドイツに長年住んでいる私も初め