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【日記】9月7日〜9月13日

9月7日
月曜日の朝から新しいコンピュータシステムに振り回されている。
猫の目のように変わりやすい天気。スカッと晴れたと思いきや大雨になる。初秋を感じる日。

9月8日
朝、「目玉焼き丼」を美味しんぼに載せられた"丼をお湯で温めておく"という工程を足して作ってみる。熱々の丼にご飯を盛り、目玉焼きを載せて醤油を回しかけてかっこむ。冷たい丼で作る時より舌触りがふうわりとした…ような。

ハンディスキャナーを使って春物の商品を地道に読み込む日。エアコンがほとんど効かない部屋なので汗だくでやる。春物はコロナで臨時休業となり、作るだけ作って売る機会が無く大量に余っている。これからの秋〜冬物が同じような目に遭わないと良いけれど。

ザ・ゴールデン・カップスのマモル・マヌーさんが亡くなった。今から50年ほど前にカップスの追っかけをしていた母親に訃報を伝えると寂しそうにしていた。

9月9日
自分が主催している音楽イベントは秋に開催することが多かったので、開催予定のない今年も秋らしい空を見上げると何だかそわそわする癖は抜けないままだ。

今日はTAKUYA氏の誕生日と思い出して、帰りの電車でJUDY AND MARYを聴く。「イロトリドリノセカイ」の美しさはいつ聴いても感動する。綺麗なメロディに美しい歌詞。こういう歌が最近は少なくなった。自分が新しい音楽を聴かなすぎるだけかもしれないけれど。最近の新譜離れをなんとかしなくては。

9月10日
再びハンディスキャナーを使って商品をスキャンする日。スキャナーの読み取り電波をフルパワーにすると壁をすり抜けて2階にある商品まで読み込んでしまう。法律で上限が決められているというのも納得の凄まじい力。

ところがそんなスキャナーにも弱点があって、まずクラッチバッグのような金属が付いているものは箱の外からスキャナーを充てても読み取らない。さらにラメやプラスチックが付いているもの、たとえばニットも同じように弾かれる。
という訳でニットは箱から出して警察が盗難品を並べてみせるように床にずらっと置かなくてはならないし、バッグはスーパーのレジみたいに一つずつ読み取らなくてはならない。不要の手順ばかりが増えている。新しいシステムの便利さが一つも見出せない。

とても良くしていただいた大先輩の方が本日退職された。これからはお孫さんの成長を見届けながらのんびりと余生を過ごすとのこと。ありがとうございました。

取り置きしていたデヴィッド・ボウイのCDを受け取るべく、帰りに近所の中古レコード屋へ立ち寄る。するとビル・エヴァンスのCDが大量入荷していたので嬉々として何枚か買う。値段も安かった。

夜はカタカナ配信。20回目となった配信、今回のテーマは"ライフハック"。メンバーさんそれぞれの生活における知恵について色々と教わりつつ、コメントからも色々学ぶ。とってもタメになる配信だった。メーコさんが話していた赤いきつねの作り方、今度やってみよう。

9月11日
不思議な短い夢をいくつも見て奇妙な気分で目覚める。起きた後も夢の余韻がしばらく消えなかった。これが楽しい夢だったら良かったのだけど。

朝、会社に置かれているウォーターサーバーの水を飲みながら前夜のカタカナ配信でのウォーターサーバー話を思い出して一人でほくそ笑んでしまった。
新しい型のマスクが大量に届く。来週には除菌スプレーの出荷も始まる。いよいよ何屋さんなのか分からなくなってきた。

「浦安鉄筋家族」をリアルタイムで見るべく、決死の夜更かし。今回は水野美紀さん演じる順子メインの話。再開後では一番面白かった。
ただコロナのせいでタイガー軍団を描けないからか、期待していたタケシのキャラが全く冴えなかったのが残念。

9月12日
昼前に近所の「喜多方ラーメン坂内」へ行き"おみやげラーメンセット"をテイクアウト。作り方通りの水の量だとスープの塩味が少し強かったけれど、それ以外はお店で食べるのと全く同じで美味しかった。坂内らしいしっかりとした肉厚チャーシューが家でも食べられるのは嬉しい発見。スマホのクーポン券もあるのでまた利用したい。

数日前に買ったビル・エヴァンスのCDを聴きながら小澤征爾「ボクの音楽武者修行」を読んでいると音楽家にとって最も重要なのは生まれ持った才能とひらめき、なのかもしれないと思えてくる。単身ヨーロッパに渡ってから2年半後、ニューヨーク・フィルハーモニックの副指揮者として帰国する場面を読みながら思わず涙が出る。

ビル・エヴァンスが晩年に録音したいくつかの作品を聴くとピアノを弾くことで消えつつある自らの命を何とか燃やしているように感じる。死を見つめながら人生における悲しみや痛みや寂しさといった感情の全てが繊細かつ美しい旋律を描き、ピアノから放たれる。その旋律は聴き手の心の深淵を揺さぶる。「ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング」を聴きながらそんなイメージが心に浮かんだ。

9月13日
今週はめちゃくちゃ忙しくなるので、毎日履いているスニーカーを新調することに。よく見たら踵のところがすり減って穴が空く寸前だった。
駅ビルはフェア中で混み合っているはず。なのでそちらは避けて駅から少し離れたデパートへ行く。軽くて動きやすくて安価なアウトレット品が買えて嬉しい。新しい靴に脚を慣らすために少し散歩に出る。

マイルス・デイヴィス・セクステットとセロニアス・モンクの2in1ライヴアルバムを聴く。マイルスは1958年、モンクは1963年の録音。モンクはソロが好きだけど、このライヴでのクインテットの演奏は開放感があってとても好き。大好きな「ブルーモンク」は今のところ本作のライヴテイクがベスト。

夕暮れ時、小西康陽氏の本を読みながら都市とカンタータ、しけかけのモクさんを聴いていると
"自分にとって音楽は、本当にかけがえのない人生の宝物"という一文が目に入ってきた。

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