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atgt2023s 黒幕さん総括
ということで、atgt2023sが無事終わりました。
久々に長丁場のあんたがたGMだったので、アワアワしてましたがなんとか乗りきれてよかったです。
そういうことで、黒幕さん的あんたがたまとめです。
■オン2匁:植物ミッション
キリカさんから植物ミッションするよ!とお誘いを受け、設定等の外堀を考える担当をしてました。
いかに自由研究をあんたがたに手伝わせるかを議論の末、家の周りに除草剤でも撒いて不
もでりんぐ!! ラスト
あれから、半年以上の月日が過ぎ去った。
クラップス星人の征服を食い止めた俺達モデリング部は、地球内外から英雄のような扱いを受けていた。それは月日が経つにつれて落ち着いてきたけども、他の宇宙人の侵略行為はなかなか待ってくれることはなく、結構な頻度で出動させられるハメになっていた。
そんな忙しい日々を送っている中で、俺は高校二年生へと進級した。
今日はそんな二年生となった新学期。特Sクラスは一
もでりんぐ!! 十一話
「命令だから仕方ないよ。ボスの演算プログラムには誰にも逆らえない」
……演算プログラム? なんで演算なんですか、それじゃまるで、貴女方のボスは……。
「さ、着いたよ」
いかにもボスが居そうな扉の前で彼女が歩みを止めます。
「さぁ、ボスのごたいめーん」
彼女が指を鳴らして重そうな扉を開けると、そこには。
重厚そうなコンピューター達が部屋一面に密集していた。
部屋一面に埋め尽くすコンピュータ
もでりんぐ!! 十話
「三琴君! 三琴君!」
誰かが俺の名前を呼ぶ声がした気がした。
そういえば、さっきまで俺は何をしていたんだっけ?
そうだった。菜音に夏水が屋上から落とされて、俺はそれを追って落下して……。
「というか、夏水大丈夫か!」
と、勢いよく俺が起き上がった瞬間。
【ゴチン】
「……っつー」
「いってー……」
夏水の頭を思いっきり頭突きしてしまい、お互いに額を抑えて悶絶する。
「三琴君、結構な石頭
もでりんぐ!! 九話
〈夏水聡の場合〉
さて、何処から語ろうか?
ソレは僕のたった一つの夢から生まれた。
“作り手の思いを叶えられる粘土”それが最初のコンセプトだった。
十五歳の時に、そんな粘土を作るプロジェクトに企業も協賛してくれて、僕は懸命に研究に明け暮れたんだ。
様々な人の協力のもと、試行錯誤して、やっと形になりつつあった。そんな時に、
「この試作品を是非、政府が拝見してみたいと言ってきてな。いいだろう
もでりんぐ!! 八話
〈山吹三琴の場合〉
アイツらから放たれた言葉は衝撃的だった。
俺が地球で一番?
夏水が俺を主人公に選んだ?
何もかもが、理解できなくて。耳を塞ぎたかった。
でも、塞げなかった。塞ぐことが出来なかった。
そんな分からない事ばかりで悩んでいる俺を置いて、アイツらは遠いところへと言ってしまう。
手を伸ばしても届くことすら叶わない。
「……ん」
あの時、背中に痛みが走ってからの記憶が無い。
もでりんぐ!! 七話
遊園地へ行く当日。茶山陣町から電車を乗り継いで揺られる事一時間半。そこから路線バスに乗って三十分で、目的地、【パンダーランド】へと辿り着きました。
道中、三琴君たちは学校のことや部活動のことを話していたが、あまりにも二人が眩しすぎて全然話が頭に残りませんでしたよ。今度から二人の会話を聞くときは、サングラス装備でメモ書きするとしましょう。
「サングラス着けたままじゃ、書きにくいんじゃないかなぁ」
もでりんぐ!! 六話
んー、ちょっと早すぎましたかね?
時期はすっ飛んで、夏真っ盛り。蝉がけたたましく鳴いている朝六時の茶山陣学園校門前。僕は、ぼけーっと突っ立っています。三琴君の入り待ちなのです。
早朝なので、学校へ向かう人もまばらですねー。朝練へ向かう人がチラホラと。
青春ですねぇ。部活動で汗を流す。素晴らしいじゃないですか。僕、そういうの嫌いじゃないですよ。
ただ、僕は運動がからっきしなので、運動部所属
もでりんぐ!! 五話
さぁさぁ、学生の重大イベントである、テスト期間が始まりましたよー!
皆さん、各々の頭脳を再結集させて頑張ってください!
いえーい! テスト万歳!
「朝からテンション高いな」
お、三琴君、おはようございます。今日から衣替え期間ですか? ブレザーから学園指定のニットカーディガンに変わっているみたいですが。水色と紺色のコントラストが綺麗ですねー。
テンションが高いと仰っていましたが、そりゃ、テ
もでりんぐ!! 四話
コチラ、現場の夏水です。今、三琴君と菜音さんのお二人が校門を出ました。
おーっと、何やら、会話が弾んでいる。どんな会話が展開されているのか気になりますが、二人の邪魔にならない場所でこうして実況を行っています。
これから、どうやら二人は喫茶店へと向かうようですね。さぁて、どんなデートになるのか楽しみです。
「だーかーら、デートじゃねぇって言ってるだろ」
僕の声が聞こえたのか、三琴君が大声でツ
もでりんぐ!! 三話
「今回の作戦はまぁまぁの出来だったな」
『はい、彼らの戦闘データもかなり収集することが出来ました』
「特に、彼の能力は素晴らしい」
『はい。彼らの中だけに留まらせておくのが勿体無いくらいです』
「彼の今後次第で、例の作戦を早めるのも得策だな」
『その時は手配いたします』
「あとは、例の研究者の行方だが……」
『未だ行方が掴めておりませんが、そのうち、良い知らせがお届けできるようにいたします』
「期
もでりんぐ!! 二話
モデリング部の部室の中にある司令室。サイレンが鳴ったらモデリング部の部員達はここに集められ、危機管理対策室から送られて来る、襲来宇宙人に対する対策を練ります。
そこへとやってくる、亀山先生ご一行。副部長を始め、残りの部員達はすでに集まっていました。
「さて、ミーティング始めっぞー」
亀山先生は、三琴君の入っている袋をやや乱暴に下ろし、硬く結ばれていた結び目を強引に解きます。すると、半目で伸び