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人に気を使うな

その人が機嫌が悪いのはその人のせい


私たちは、周囲の人々や状況に反応し、
それによって自分の気分や行動を左右されがちです。

特に、他人の機嫌が悪いとき、
その責任を自分に感じることもあります。

しかし、重要なのは、機嫌が悪い人はその人自身の問題であり、
私たちにはコントロールできない部分があるという認識です。

どんなに不本意なことが起きようと、
最高の幸せを感じてるなら、機嫌を損ねることはありませんし、

他の人が全く気にも留めないほどの、小さなきっかけでも、
機嫌を損ねる人がいます。

これは、その人自身の問題であり、
もし仮にあなたの発言によって、相手が不機嫌になったと感じても、
特に気に病む必要はありません。

もともと、相手は調子が良くなかったというだけの話です。

これは人にもよりますし、
同じ人であっても、時によって違います。

何にしても、外部の出来事は単にきっかけにすぎないということです。

その人自身が、怒りたい気分のときに、
怒るのにふさわしい外部の状況を探していて、
見つけた瞬間に起こり始めるというからくりです。

もし、あなたの目の前の人が、不機嫌だとしても、
それに同調して、怒ったり、気を落とすのは無意味です。

あなたには関係のないことなのですから。

あなたはあなたに集中すべきです。

これはアドラー心理学でいうところの
「課題の分離」
と言います。

この課題の分離をして、
自分の気分をいい状態に保ったうえで、

相手を気遣っているふり、
例えば、
自分の発言のきっかけで起こり始めたとしたら、
申し訳なそうにする。
など、お持ちの処世術を繰り出してもよいでしょう。

あまり時間をかけても仕方のないことですから、
出来るだけ早くその場を切り抜けるのが得策です。


まずは他人の感情に振り回されることなく、
自分の感情を管理することが、
精神的な自立への第一歩となります。

自分らしさの喪失


他人に合わせることは、社会生活において避けられない側面の一つです。

しかし、常に他人の意見や感情に影響され過ぎると、
自分の本当の感情や欲求を見失ってしまいます。

前の章でも述べましたが、合わせるとしてもフリでいいのです。
感情まで乗せる必要はありません。

相手はなぜ不機嫌なのか、理解に努めつつ、共感しないことが重要です。

相手に合わせて、感情を左右させすぎると、

自分が何を好きで、何をしたいのかが分からなくなり、
自分らしさを喪失する恐れがあります。

何をするにも、

他人から怒られないように、批判されないように、
褒められるように、期待にこたえられるように。

といった他人軸の行動になってしまいます。

他人軸の行動ばかりとると、自分軸が見えなくなっていくのです。
使わないものは機能を失っていくからです。


他人軸で行動することは、目先のトラブルを回避できるのかもしれませんが、
長期的に見て、自分のアイデンティティや生きがいを見つけることを困難にします。

これは大変重大なことです。

次章で解説します。


AI時代の人間の役割

AIの発達により、私たちの生活は大きく変化しています。

この時代において、
人間としての役割は
「やりたいことを見つけ、それに取り組むこと」
に絞られつつあります。

AIの進化によって、
目的や欲求さえあれば、それを可能にする手段はAIが提供してくれるからです。

従来は、手段を見つけ、実行できることに価値がありました。

ですが今後、手段の選定・実行はAIの仕事になります。

手段は人間が考える必要なく、目的だけを明確にすればよいのです。

言い換えると、
欲しい商品やサービスをどうやって生み出すのか?
という生産者寄りの考えから、
何が欲しい商品やサービスか?
という消費者側の考えが価値を持つということです。

この状況において、

やりたいことがわからない

というのは致命的です。

やりたいことがないと、AI時代にその恩恵を受けることができません。

AIの登場により、一人で何十、何百以上の生産性を発揮することが容易になる一方、
欲求や目的意識がなければ、何もAIに命令することができません。
それはつまり価値を創造できないということです。

不安や恐怖をあおりたいわけではありませんが、

やりたいことが明確というのは、今後特に必要な性質です。

しかし、
他人に合わせすぎて自分の声が聞こえなくなった人々にとって、
やりたいことを見つけるのは一層困難です。

ですが、変化の時です。

本来は、だれ一人の例外なく、
やりたいことをやりたいだけやっていい。
というのが当たり前です。

それはとても楽しいことで、恐れるべきことではありません。

しかし、ここまで他人軸で生きることが蔓延した状況では、自分の内なる声に耳を傾け、本当に望むことを追求する勇気が求められます。

今がチャンスです。

意識の目覚めが起き、常識を疑う声も大きくなりつつあります。
そして、AIの台頭です。

今において良いときはありません。

この流れに乗りましょう。

自分の機嫌は自分で取る


ここまでで、他人に合わせる習慣を手放し、
自分自身の声に耳を傾けることの重要性を述べてきました。

他人の機嫌が悪い時に、それに反応せず、
自分の感情や行動に責任を持つことが大切だということです。

これは、
自分の行動や決定に全ての責任を持つこと。とも言い換えられます。

自分の状況に関して、人のせいにしていいことは何一つありません。
どれだけ気分が悪かろうが、すべて自分のせいです。
どれだけ、他者が理不尽でもです。

自分の機嫌は自分で取りましょう。

言葉が強くなってしまったかもしれませんが、

裏を返すと、
自分に対して起きるすべての状況は、
自分の力でどうにでもできるという意味になります。

不本意な状況に対して、どのように反応するかは、
100%自分で決めることができるのです。

だれもあなたの反応を操作することはできません。

外部の出来事というきっかけに対して、
どのように反応するか、自分で決めるのです。

そして選択の結果を受け取るのです。

これが自分軸で行動するということの意味することです。

自分軸を持つことは、
自分自身の力を認め、
自分の人生を主導する自信につながります。

これにより、どんな状況でも自分自身の力で乗り越えることができるという確信が持てます。

やりたいことを見つけ、それを自分の意志で実現させていくのです。
そのための手段は十分にあります。

より自分らしく


人間としての役割は、
変化し続ける社会の中で常に再定義されています。

AIの時代においても、
私たちは自分自身の感情や欲求に耳を傾け、
自分らしく生きることの重要性を理解し続ける必要があります。

自分の内なる声に従い、他人軸に縛られることなく生きることが、
自分らしい人生の鍵となるでしょう。

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