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【自民党】"派閥"の是非を考える~解体すべきか必要悪か~

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最近になって、政党(特に自民党)の "派閥" が話題となっている。

自民党最大勢力の安倍派(清和政策研究会)に激震が走っている。派閥からパーティー収入の一部のキックバック(還流)を受けた裏金疑惑が、松野博一官房長官ら幹部6人を直撃したからだ。「自民の屋台骨」の弱体化は、岸田文雄首相の政権運営を左右する可能性が高い。

自民に激震 裏金疑惑が安倍派「5人衆」らを直撃
分裂懸念の声も|産経新聞
(https://www.sankei.com/article/20231209-FELMYPOUBZMZRKEW5UWLCCLP6U/)より引用

自民党の清和政策研究会清和会(通称「安倍派」)に、政治資金パーティーに関連した「裏金疑惑」が挙げられたのだ。

自民党には、以下の派閥が存在する

①清和会 / 99人(安倍派:会長不在)
②志公会 / 56人(麻生派:麻生太郎)
③平成研 / 53人(茂木派:茂木敏充)
④宏池会 / 46人(岸田派:会長不在)
⑤志帥会 / 41人(二階派:二階俊博)

※数値はWikipediaを参考  
(正確性が要点ではないため)

今回、裏金疑惑が挙げられたのは「清和会」であり、安倍晋三元首相が所属していた派閥であるため「安倍派」と呼ばれている(安倍氏暗殺後は会長不在)。

このような「派閥の不祥事」が持ち上がる度、叫ばれるようになるのが『派閥の是非・解消』だ。

たしかに、大臣の任命が「派閥ローテーション」と揶揄されたり、派閥が「利権の温床」などと呼ばれたりしており、これらが「自民党が国民のための政治をしていない」との主張の根拠とされる場合もよくある。

本記事では、この「派閥の是非」について論じていこうと思う。

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