白井カヲル

作品の閲覧ありがとうございます。 いいね等とても励みになっております。 幼い頃から書…

白井カヲル

作品の閲覧ありがとうございます。 いいね等とても励みになっております。 幼い頃から書くことが好きな者です。 (小説/短歌・俳句/詩など) 最近は作詞、脚本にも興味があります😊 備忘録の一環として『思うがままに. 「詩」』という詩集を書き始めました。 目指せ書籍化!📚

マガジン

  • 覚えられない「私」

  • Dear-愛しい人へ-

    別サイト(pixiv)にて掲載していたBL作品です。 勿体ないのでこちらでも載せる事にしました。 ※BL作品ですが、性描写はありません。 ※1部にややグロテスクな表現を含みます。

  • 詩集:思うがままに. 「詩」

    思うがままに.「詩」という詩集のまとめページです。 作品更新→週3回

記事一覧

覚えられない「私」

 目を閉じると、無限に広がる暗闇があった。果てしなく続く黒い世界に「果て」はあるのだろうか。  皆は言う――目を閉じた時に見えるのは「見ていた景色」だと。私のよ…

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【出会い】桜の木の下

 月宮にとって『ピアノ』というものは無くてはならない物だった。感情を感じられず、上手く伝えられない彼にとって、人とコミュニケーションを取るための唯一の「架け橋」…

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思うがままに「詩」番外編#6

皆さんもきっと1度は経験がある「片思い」。 楽しくて幸せで、相手がなぜかキラキラと眩しく見えた……そんな高揚感を覚えていますか? 学生時代の頃の、片思いを思い出…

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思うがままに. 「詩」番外編#5

昨年は引きこもっていた我が一家ですが、 今年はちゃんと、ご先祖さまたちへご挨拶に行ってきました。 感染対策はバッチリしていきました👌✨ お盆休みがなかった私は …

本日更新お休みします。
※月イチの地獄期間のため。
すみません!!

思うがままに.「詩」番外編#4

先日、ダムに行ってきました。 本当は滝を見に行くはずでしたが、予想外の出来事に巻き込まれて急遽予定を変更することに……。 そんな先日のお話と、その日の気持ちを書…

思うがままに.「詩」#10

シリーズ作品が10作目になりました。 見てくださる方、スキボタンを押してくださる方 本当にありがとうございます✨ 今回も実録で、思ったことをそのまま書きました。 今…

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作詞とか、脚本とか。
初めてのものに挑戦したい。

機会を探そう🤔

思うがままに.「詩」 番外編#3

週末、コロナ禍で初めて外出をしました。 久しぶりの休暇は楽しかったです🙌 コロナが日本で発見されて以来、自粛をずっと続けていたので爽快でした!✨ (休日はいいもの…

4

思うがままに.「詩」 番外編#2

先週に引き続き、長めの作品を1つ投稿します。 テーマは夜と星です🌙.*·̩͙ なぜか夜と星というものが心を掴んで離してくれませんでした。 星たちがささやく きらきら…

3

思うがままに. 「詩」番外編

こんばんは🌙.*·̩͙ 本日は少し長めのを1作、投稿させて頂きます。 2作分くらいの長さがあるので、今回は1つに絞りました。 コロナが流行り、孤独感を感じることが多い…

思うがままに. 「詩」#9

少し更新が遅くなりましたが、本日分を更新です! 明日は長めのを1作、投稿しようかなと考えています〜! 17. 雨粒が落ちてくる 傘の滑り台をつるりつるりと流れ落ちる …

マガジンのカバー写真をつけてみました。
フリー素材ですが個人的に凄く気に入ってます🥰

簡単なプロフィール

いつも閲覧頂きありがとうございます。 今後とも詩を読んで頂けますと嬉しいです。 さて、今回は遅くなりましたがプロフィールを書こうと思います。 ざっくりとしたもの…

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思うがままに. 「詩」#8

いつも閲覧ありがとうございます。 今回は春〜夏を意識した作品になっております。2作ごとに更新していきます🌷 15. そよそよと風が吹く 優しく肌を撫でる風だ 花壇の…

3

今週は小説を更新したため、詩の方はおやすみさせて頂きました。
気になる方は当方Twitterをご確認ください🥰

来週は定期更新を行っていた詩を投稿する予定です。お楽しみに!✨

覚えられない「私」

覚えられない「私」

 目を閉じると、無限に広がる暗闇があった。果てしなく続く黒い世界に「果て」はあるのだろうか。

 皆は言う――目を閉じた時に見えるのは「見ていた景色」だと。私のように、真っ暗な暗闇は見えないのだという。

「どうして……いつも見えるのは暗闇なんだろう」

 幼い頃からの疑問はこの他にも山ほどあった。

 どうして私には景色が映らないのか。

 どうして誰の顔も思い出せないのか。

 どうして人の顔

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【出会い】桜の木の下

【出会い】桜の木の下

 月宮にとって『ピアノ』というものは無くてはならない物だった。感情を感じられず、上手く伝えられない彼にとって、人とコミュニケーションを取るための唯一の「架け橋」だったからだ。
幼い頃から家庭に恵まれず、心を殺して生きてきた。
『あの子、ずっと無表情よねぇ』
『旦那さんが凶暴だと聞いたわ……可哀想に』
可哀想--自分はそうなりたくないという時に使われる言葉だ。月宮はその言葉が嫌いだった。
『月宮

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思うがままに「詩」番外編#6

皆さんもきっと1度は経験がある「片思い」。

楽しくて幸せで、相手がなぜかキラキラと眩しく見えた……そんな高揚感を覚えていますか?

学生時代の頃の、片思いを思い出しながら書いてみました✨

隣に座る君のことが気になってしまう

ちらりと横目で見ると

何かあったのと首を傾げて尋ねてきた

なんでもないよ

慌ててそう言葉を返す

君のことが気になるなんて

君のことをずっと考えているなんて

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思うがままに. 「詩」番外編#5

思うがままに. 「詩」番外編#5

昨年は引きこもっていた我が一家ですが、
今年はちゃんと、ご先祖さまたちへご挨拶に行ってきました。

感染対策はバッチリしていきました👌✨

お盆休みがなかった私は

半休を貰って遠方にある納骨堂へ行ってきた

そこは未開の地であり

見慣れない土地であった

近くには学校があり

どこか懐かしさを覚える田舎だった

母は昔に行ったことがあるのよと言った

けれど私には見覚えがない

全く新しい土

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本日更新お休みします。
※月イチの地獄期間のため。
すみません!!

思うがままに.「詩」番外編#4

思うがままに.「詩」番外編#4

先日、ダムに行ってきました。
本当は滝を見に行くはずでしたが、予想外の出来事に巻き込まれて急遽予定を変更することに……。

そんな先日のお話と、その日の気持ちを書き置きます✨

ざあざあと

轟音を立てて雨が降る

建物が軋む音と揺れる家

カーテンを開けて外を見ると

大きな雨粒が空から落ちてきていた

早めについた外灯が

オレンジ色の光を湛え

薄暗い曇り空の街を

仄かに照らしていた

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思うがままに.「詩」#10

思うがままに.「詩」#10

シリーズ作品が10作目になりました。
見てくださる方、スキボタンを押してくださる方
本当にありがとうございます✨

今回も実録で、思ったことをそのまま書きました。
今回は2作です〜!

19.

週1度の買い物へ行くと

面白いものに出会えた

普段と違う店に行けば

初めて見るものがたくさんあった

見たことの無いお菓子に

真新しいデザート

いつも買ってしまう飲み物と一緒に

たくさん買って

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作詞とか、脚本とか。
初めてのものに挑戦したい。

機会を探そう🤔

思うがままに.「詩」 番外編#3

思うがままに.「詩」 番外編#3

週末、コロナ禍で初めて外出をしました。
久しぶりの休暇は楽しかったです🙌

コロナが日本で発見されて以来、自粛をずっと続けていたので爽快でした!✨
(休日はいいものでした〜)

さて、今回は思い出ということで、備忘録がてら書き残しておきます。

白波が立つ

波打ち際で遊ぶは遊ぶ子供らを

少し羨ましく思ってしまう

方や浜辺には小石や貝殻が落ちていて

我が弟が律儀に拾い集めている

夏休みの

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思うがままに.「詩」 番外編#2

思うがままに.「詩」 番外編#2

先週に引き続き、長めの作品を1つ投稿します。
テーマは夜と星です🌙.*·̩͙

なぜか夜と星というものが心を掴んで離してくれませんでした。

星たちがささやく

きらきらと瞬きながら

闇の中には数多の星々が存在していた

良い子は眠る時間だよと

囁いているのかもしれない

もう少し一緒にいようよと

話しかけてきているのかもしれない

今日はどうしようか

ほんの少し夜更かしをしようか

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思うがままに. 「詩」番外編

思うがままに. 「詩」番外編

こんばんは🌙.*·̩͙

本日は少し長めのを1作、投稿させて頂きます。
2作分くらいの長さがあるので、今回は1つに絞りました。

コロナが流行り、孤独感を感じることが多い時勢で、私も少し寂しく思います。そんな時にこの詩を読んで「ひとりじゃない」と思い出して下されば幸いです🍀

ひとりじゃないんだよ
ずっとひたむきに
頑張っているのをちゃんと知っている

太陽がぎらぎらと照りつける日も
雲が青空

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思うがままに. 「詩」#9

思うがままに. 「詩」#9

少し更新が遅くなりましたが、本日分を更新です!
明日は長めのを1作、投稿しようかなと考えています〜!

17.

雨粒が落ちてくる

傘の滑り台をつるりつるりと流れ落ちる

ぽつりぽつりと音がして

心にすぅっと染みていく

穏やかな気持ちになる音がした

馴染みのいい雫たちは

屋根や柱を伝い落ち

地面を流れどこかへと行ってしまった

18.

陽が陰り始めると

仄暗い青い空が顔を出す

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マガジンのカバー写真をつけてみました。
フリー素材ですが個人的に凄く気に入ってます🥰

簡単なプロフィール

いつも閲覧頂きありがとうございます。
今後とも詩を読んで頂けますと嬉しいです。

さて、今回は遅くなりましたがプロフィールを書こうと思います。

ざっくりとしたものなので、詳しくは描きません。

主はこんな人です⬇

年代は?

A. 現在社会人をしています。
まだ社会人も数年のひよっこです🐣

趣味・仕事は?

A. 書き物をしています

趣味が転じて職場では広報を担当しています。

詩・短歌

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思うがままに. 「詩」#8

思うがままに. 「詩」#8

いつも閲覧ありがとうございます。

今回は春〜夏を意識した作品になっております。2作ごとに更新していきます🌷

15.

そよそよと風が吹く

優しく肌を撫でる風だ

花壇の花たちが

秘密の話を始める

いつも世話に来てくれる男の子がいない

今日はまだ来ないのかな

明日は来てくれるかな

きっと明日は来てくれるよ

あの子はとても優しい子だから

16.

庭に花が咲いた

赤みのある紫の

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今週は小説を更新したため、詩の方はおやすみさせて頂きました。
気になる方は当方Twitterをご確認ください🥰

来週は定期更新を行っていた詩を投稿する予定です。お楽しみに!✨