白井カヲル

作品の閲覧ありがとうございます。 いいね等とても励みになっております。 幼い頃から書…

白井カヲル

作品の閲覧ありがとうございます。 いいね等とても励みになっております。 幼い頃から書くことが好きな者です。 (小説/短歌・俳句/詩など) 最近は作詞、脚本にも興味があります😊 備忘録の一環として『思うがままに. 「詩」』という詩集を書き始めました。 目指せ書籍化!📚

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  • 覚えられない「私」

  • Dear-愛しい人へ-

    別サイト(pixiv)にて掲載していたBL作品です。 勿体ないのでこちらでも載せる事にしました。 ※BL作品ですが、性描写はありません。 ※1部にややグロテスクな表現を含みます。

  • 詩集:思うがままに. 「詩」

    思うがままに.「詩」という詩集のまとめページです。 作品更新→週3回

最近の記事

覚えられない「私」

 目を閉じると、無限に広がる暗闇があった。果てしなく続く黒い世界に「果て」はあるのだろうか。  皆は言う――目を閉じた時に見えるのは「見ていた景色」だと。私のように、真っ暗な暗闇は見えないのだという。 「どうして……いつも見えるのは暗闇なんだろう」  幼い頃からの疑問はこの他にも山ほどあった。  どうして私には景色が映らないのか。  どうして誰の顔も思い出せないのか。  どうして人の顔を覚えられないのか。  どうして自分の顔も分からないのか。  どうして計算が

    • 【出会い】桜の木の下

       月宮にとって『ピアノ』というものは無くてはならない物だった。感情を感じられず、上手く伝えられない彼にとって、人とコミュニケーションを取るための唯一の「架け橋」だったからだ。 幼い頃から家庭に恵まれず、心を殺して生きてきた。 『あの子、ずっと無表情よねぇ』 『旦那さんが凶暴だと聞いたわ……可哀想に』 可哀想--自分はそうなりたくないという時に使われる言葉だ。月宮はその言葉が嫌いだった。 『月宮君って不気味じゃない?』 『喋らないし笑いも泣きもしない。お人形さんみたいだよね

      • 思うがままに「詩」番外編#6

        皆さんもきっと1度は経験がある「片思い」。 楽しくて幸せで、相手がなぜかキラキラと眩しく見えた……そんな高揚感を覚えていますか? 学生時代の頃の、片思いを思い出しながら書いてみました✨ 隣に座る君のことが気になってしまう ちらりと横目で見ると 何かあったのと首を傾げて尋ねてきた なんでもないよ 慌ててそう言葉を返す 君のことが気になるなんて 君のことをずっと考えているなんて 言えるわけが無いのだから 静かに密かに 君への好意を胸の内でしまっておく 眩

        • 思うがままに. 「詩」番外編#5

          昨年は引きこもっていた我が一家ですが、 今年はちゃんと、ご先祖さまたちへご挨拶に行ってきました。 感染対策はバッチリしていきました👌✨ お盆休みがなかった私は 半休を貰って遠方にある納骨堂へ行ってきた そこは未開の地であり 見慣れない土地であった 近くには学校があり どこか懐かしさを覚える田舎だった 母は昔に行ったことがあるのよと言った けれど私には見覚えがない 全く新しい土地だった 片道2時間ほどの時間は 道中眠りについていたことで あっという間に

        覚えられない「私」

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        • 覚えられない「私」
          1本
        • Dear-愛しい人へ-
          1本
        • 詩集:思うがままに. 「詩」
          14本

        記事

          本日更新お休みします。 ※月イチの地獄期間のため。 すみません!!

          本日更新お休みします。 ※月イチの地獄期間のため。 すみません!!

          思うがままに.「詩」番外編#4

          先日、ダムに行ってきました。 本当は滝を見に行くはずでしたが、予想外の出来事に巻き込まれて急遽予定を変更することに……。 そんな先日のお話と、その日の気持ちを書き置きます✨ ざあざあと 轟音を立てて雨が降る 建物が軋む音と揺れる家 カーテンを開けて外を見ると 大きな雨粒が空から落ちてきていた 早めについた外灯が オレンジ色の光を湛え 薄暗い曇り空の街を 仄かに照らしていた 久しぶりの雨は 誰かにとって恵みの雨 植物にとっては恵みの雨で 雨を嫌う人に

          思うがままに.「詩」番外編#4

          思うがままに.「詩」#10

          シリーズ作品が10作目になりました。 見てくださる方、スキボタンを押してくださる方 本当にありがとうございます✨ 今回も実録で、思ったことをそのまま書きました。 今回は2作です〜! 19. 週1度の買い物へ行くと 面白いものに出会えた 普段と違う店に行けば 初めて見るものがたくさんあった 見たことの無いお菓子に 真新しいデザート いつも買ってしまう飲み物と一緒に たくさん買って家に帰ろう 至福の時間を楽しむのだ 20. 通い慣れた店に足を運ぶ ふと

          思うがままに.「詩」#10

          作詞とか、脚本とか。 初めてのものに挑戦したい。 機会を探そう🤔

          作詞とか、脚本とか。 初めてのものに挑戦したい。 機会を探そう🤔

          思うがままに.「詩」 番外編#3

          週末、コロナ禍で初めて外出をしました。 久しぶりの休暇は楽しかったです🙌 コロナが日本で発見されて以来、自粛をずっと続けていたので爽快でした!✨ (休日はいいものでした〜) さて、今回は思い出ということで、備忘録がてら書き残しておきます。 白波が立つ 波打ち際で遊ぶは遊ぶ子供らを 少し羨ましく思ってしまう 方や浜辺には小石や貝殻が落ちていて 我が弟が律儀に拾い集めている 夏休みの工作に使うのだと 満面の笑みで私に見せてくる 拾う手伝いをしてやれば ありが

          思うがままに.「詩」 番外編#3

          思うがままに.「詩」 番外編#2

          先週に引き続き、長めの作品を1つ投稿します。 テーマは夜と星です🌙.*·̩͙ なぜか夜と星というものが心を掴んで離してくれませんでした。 星たちがささやく きらきらと瞬きながら 闇の中には数多の星々が存在していた 良い子は眠る時間だよと 囁いているのかもしれない もう少し一緒にいようよと 話しかけてきているのかもしれない 今日はどうしようか ほんの少し夜更かしをしようか 温かい飲みものを片手に本を読もうか 星たちの囁き声を聞きながら 一人の時間を存分

          思うがままに.「詩」 番外編#2

          思うがままに. 「詩」番外編

          こんばんは🌙.*·̩͙ 本日は少し長めのを1作、投稿させて頂きます。 2作分くらいの長さがあるので、今回は1つに絞りました。 コロナが流行り、孤独感を感じることが多い時勢で、私も少し寂しく思います。そんな時にこの詩を読んで「ひとりじゃない」と思い出して下されば幸いです🍀 ひとりじゃないんだよ ずっとひたむきに 頑張っているのをちゃんと知っている 太陽がぎらぎらと照りつける日も 雲が青空を覆い隠してしまった日も ざあざあ しとしと 雨が降る日も 君は考えることをやめな

          思うがままに. 「詩」番外編

          思うがままに. 「詩」#9

          少し更新が遅くなりましたが、本日分を更新です! 明日は長めのを1作、投稿しようかなと考えています〜! 17. 雨粒が落ちてくる 傘の滑り台をつるりつるりと流れ落ちる ぽつりぽつりと音がして 心にすぅっと染みていく 穏やかな気持ちになる音がした 馴染みのいい雫たちは 屋根や柱を伝い落ち 地面を流れどこかへと行ってしまった 18. 陽が陰り始めると 仄暗い青い空が顔を出す ゆっくりと流れる時の中でで 夜闇の中に陽は隠れてしまった とばりに覆われてしま

          思うがままに. 「詩」#9

          マガジンのカバー写真をつけてみました。 フリー素材ですが個人的に凄く気に入ってます🥰

          マガジンのカバー写真をつけてみました。 フリー素材ですが個人的に凄く気に入ってます🥰

          簡単なプロフィール

          いつも閲覧頂きありがとうございます。 今後とも詩を読んで頂けますと嬉しいです。 さて、今回は遅くなりましたがプロフィールを書こうと思います。 ざっくりとしたものなので、詳しくは描きません。 主はこんな人です⬇ 年代は? A. 現在社会人をしています。 まだ社会人も数年のひよっこです🐣 趣味・仕事は? A. 書き物をしています 趣味が転じて職場では広報を担当しています。 詩・短歌、小説(短編〜中編)を書くことが多いです。 小説はラノベ系が多いのではないでしょう

          簡単なプロフィール

          思うがままに. 「詩」#8

          いつも閲覧ありがとうございます。 今回は春〜夏を意識した作品になっております。2作ごとに更新していきます🌷 15. そよそよと風が吹く 優しく肌を撫でる風だ 花壇の花たちが 秘密の話を始める いつも世話に来てくれる男の子がいない 今日はまだ来ないのかな 明日は来てくれるかな きっと明日は来てくれるよ あの子はとても優しい子だから 16. 庭に花が咲いた 赤みのある紫の朝顔だ ちらりと葉をめくると もう1つ 色の違う朝顔が咲こうとしていた 太

          思うがままに. 「詩」#8

          今週は小説を更新したため、詩の方はおやすみさせて頂きました。 気になる方は当方Twitterをご確認ください🥰 来週は定期更新を行っていた詩を投稿する予定です。お楽しみに!✨

          今週は小説を更新したため、詩の方はおやすみさせて頂きました。 気になる方は当方Twitterをご確認ください🥰 来週は定期更新を行っていた詩を投稿する予定です。お楽しみに!✨