記事一覧
のび太くんで居てほしい。
久々の更新ですがこの記事ではタイトルのキャラクターが存在する世界とは程遠いちょっぴりと現実的な話をしようと思っております。
少し長くなる気がするのでお暇な時にどうぞ。
イベントやライブ、舞台でのチケット転売譲渡に関して僕の思うところ。
イベントやライブといっても色んな規模があってそれぞれに事情があると思うのであくまでここではキャパ300人以内の催事で思うところ。
そして、転売と譲渡の違いもニュ
上京ってなんだろう。
上京ってなんだろう。
僕自身6年前に大阪から東京へやってきた。
気が付けば芸歴の半分は東京で過ごしているのだが改めて上京について考えていこうと思う。
これはあくまで僕の主観で誰かに押し付けたい意見じゃない。
けど、もし上京を考えている人、上京してもがき苦しんでいる人(役者等)がいるのであれば参考にして良いかもしれない。
臆病者がそんな欲と予防線を先に張っておく。
ネットの辞書で上京を調べると
コインランドリーズ〜らしくない夜〜
0話「コインランドリーズ」
1話「コインランドリーズ〜ホントのはじまり〜」
2話「コインランドリーズ〜となり合う背中〜」
ブウォーン ブウォーン
浩太は劇場でひとり漫談をしている際に響く空調機の嫌な音を思い出した。普段心地の良いこの音がこんなにも不安を煽るように耳に鳴り響くとは思ってもみなかった。
「浩太さんネタ飛んだんですか?」
耳元で囁く龍太郎の声もどこか遠く聞こえる。
鳴叉が用
さんまのスーパーからくりTVに出演していた僕の話。
タイトルの通り僕はさんまのスーパーからくりTVに出演した事がある。
あれは高校2年生の頃だった。
↑を読んで頂くとわかりやすいと思うが、その頃の僕は役者を志したものの大学進学を条件として突きつけられ燻っていた時期だった。
そんなある日、家族で食事をしながらさんまのスーパーからくりTVを観ていると「からくり映画ハリーポッターリポーター発掘プロジェクト」という企画が動き出すという告知がされていた
コインランドリーズ〜となり合う背中〜
①
②
バンッ
「ふざけてんのか!」
浩太は両手の平で机を鳴らすとドラム式洗濯機が驚いて洗濯を止めてしまうのではないかと心配になる程の声で怒鳴った。
目の前に座る龍太郎は今なぜ自分がこんなに怒鳴られているのか理解できず一応自分の背後を確認したが「お前に決まってんだろ」とすかさずツッコむ浩太にそりゃそうだと感じながらも理由はわからないままでいた。
一時間程前、午後六時を迎える頃。
龍
コインランドリーズ〜ホントのはじまり〜
※この物語はnote版「コインランドリーズ」の続編です。
まだお読みになっていない方は下のリンクからお読み下さい。
ドゥンチャン ドゥンチャン ドゥンチャンチャンチャン
安っぽい出囃子と共に舞台上の照明が照らされると袖から浩太がサンパチマイクに向かって小走りでやってきた。
「どうもー虎井浩太です。今日も漫談に挑戦していきましょう、トライだけに」
ぽつぽつと埋まる客席から笑いが起こるこ
拝啓、赤ずきんさん。
ばあちゃんが死んだ。
いつもと何ら変わらないこの家。唯一違う所はどこにもばあちゃんがいないこと。仏壇にばあちゃんとじいちゃんの写真が寄り添っている。僕はじいちゃんに会ったことはないけどきっと鴛鴦夫婦だったと思う。
物心つく前に両親を亡くした僕にとってばあちゃんは母親代わりだった。大学に入ってこの家を出るまでずっと2人で暮らしいてた。ぼーっと部屋を眺める。月に1度は帰っていたけどなんだか懐かし