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カワカミ
2020年6月18日 23:59
誰となるかいつなるかわからないんだ けれど、ある日、不意なあいさつの瞬間になったりする水面を揺らす木琴の共鳴超越は瞬間だった全身で 裸体な空間の 鼓動は呼吸にわたしとあなたを鮮明にさせる
2020年5月16日 18:58
先生、あなたは男であぁ、あなた初老に壮年だ。 あなたにはじめて会ってあなたの言葉はすぐに、私に宇宙だって知らしめた。香水をつける男なんて嫌いだけどもあなたの香水は死ぬほど好きだと描かれた漫画は、衝撃のあの頃で先生、わたし、いま先生にならキスできる気がする先生、あなたそんなこと言う子どもに顔をしかめるから先生、あなたに飛び込もうにもあなたは私に興味がない私
2020年5月19日 21:48
追い越せない心の優しい反動の 間に合わせに とことば かろやかにその まなざしのカクシン めぐりゆく慈愛
2020年5月7日 21:58
心臓が 二日酔いしたときの頭みたいに 重く鳴るだけどそれを私に伝えているのはいつだって低い 低い 天井だったつっかえて左の洞窟にヒリヒリと線香花火放ち続けるその 矢の名前はなに?
2020年5月4日 21:30
私はよく私が間に合わないことが多くて でも今までなにが間に合わないかって考えたことなかったかも空間とか瞬間とか見えないものは きりがなくてでも最近思うのは女とかスペックとかわかんないけどわかんないけどそういうもっと単純にわかりやすく逃れられないものかもしれないそういうもっと私が手放せないまま私がどうすることも できない 私あなたの知ってるわ
2020年5月3日 23:31
小説をかくことのなにがむずかしいって白に 言葉が 反応しないこと電子に 文字を 打とうとすると瞬間に とまる 空間では 紙に書こうとすると宇宙は いつも 間に合ってくれない速記の検定でも とろうかしら?して、とっても けっきょくはまにあわないん だけど ね。あたしと現実みたいなものだから現実は はやくてあたしは のろまに 間に合わなくて現実が足一本 なくし
2020年5月2日 22:05
新幹線に 乗ると 雨窓に流されてツルツルと しっぽの方へすべっていったねぇ みて みてママきれいちいさな子ひかり しずく気付きその瞳に 水を光らせてとなりの母のうなずき雨とともに 流されたようだ 子は はたと だまりこみほおづえ を つく、
2020年5月1日 20:49
わたしをかたちづくる境界の ひりつく天体の星々の 呼吸の信じきれないままに もてあましてはすてられずに いる不純の 青空
2020年4月28日 19:07
軽やかに踏み出したいそれは右足かも知れなくて左足かも知れなくて右足でなくとも左足でなくともあたしは歩けるんだと頭に知らしめたい
2020年4月26日 21:17
そして はたして祈りとは まだ太陽の空になじまぬ頃の目覚めの匂いのようだった
2020年4月25日 00:21
しゅんかんがいつも切迫していて私はばくはつしそうで…誰かがそれは君、生きてるからだなんて、うつくしいことばわたしがつかうにはあまりにかなしまぎれに、空間はよゆうをなくし………しょうどうが、すぎる。
2020年4月22日 21:45
刃物で優しくなぞるだけで隙間ののぞいてしまいそな安い 安い暗幕にひそめた虚ろな眼光の ざわめき
2020年4月6日 17:18
わたしの ことばはいつも純度を保つには衝突が、すぎる
2020年4月13日 16:30
優しさだけなら 破裂しろよと 博愛的に かなしみの日々