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2023年10月に読んだ本
あまりに溜めすぎて心の枷になっているので消化していく。
1 キム・チョヨプ『この世界からは出ていくけれど』カン・バンファ、ユン・ジヨン訳★★★★★
キム・チョヨプの第二短編集。第一短編集同様、とてもよかった。今の時代の小説だなと思う。他者と共同体の問題が扱われており、常に弱い立場にあるもの、マイノリティへの目線がある。特に印象的だったのは「ローラ」。自分の生まれ持った身体に違和感を感じている人
歳下に歳を取ることをネガティブに思わせる人間はみな老害
熱が出た。20代前半までほとんど風邪を引くことなんてなかったしあっても熱は出なかったのに、1年半前も熱を出した。コロナ禍に入ってから2回目、就職してから2回目、 たぶん20代で2回目。1日でおさまったけど歳なのかもしれない。
この程度のことで20代の人間に「歳かもしれない」などと言われたら腹が立たないか? 私はイライラする。最近「本当に」多いのだが、20代後半ないし30代になって衰えてきたという
恋愛マイノリティは見えない
好きな歌人が「ヘテロセクシャルであることとフェミニストであることは最終的に両立しないのではないか」ということを言っていて、私も考えたのだけどやはり最終的には両立しないと私も思う。(文脈があったのと、もう少し丁寧に言われていたこと、サブアカウントの呟きであることを鑑みて歌人の名前は出さない。)その両立はもちろんある程度のところまでは行けると思うのだけど、ある程度のところまでしかいけない、そうどうして
もっとみる信用できない対話と、弱さを守るために必要な強さについて
私が傷ついていることは一言で言い表すことができないし他人に時間をかけて話を聞いてもらってもおそらく私は上手く話せない、仮にかなり上手く話せたと私が思えたとしても相手は理解できないだろう、はっきり言って意味分かんないと思うと思う。私はもうそもそもこのことについて詳細に話すことを本気で望んでいない。そういう成功する確率の低い対話にもう私はリソースを割けないのだ。話すことで救われようなんて弱っているとき
もっとみる男が本気で嫉妬するのは男だけ
男が女に才能を認められるのは、女だったら正味本気で嫉妬しなくて済むから、男のそれより簡単に認めることができる。女はまあ男とは別の生き物だからね、尊敬している、嫉妬している、などと平気で口にできる。本気の本気で嫉妬していたら嫉妬しているとはそんなに容易には言えないだろう。
男は歳下の女、若い女、20代の女を褒めそやす。大体ちょっと下心もある。女は男によって持ち上げられる。その女と同世代の男はその女
本当は最悪ではないさいあくについて
他人から見たら最悪かもしれないが、私にとっては別に全然最悪じゃないんだけどな。それはもっと最悪なこといっぱいあったとかそういうこともまああるかもしんないけどそういうんではなくて、普通に割と良い思い出なんだが。という思い出を他人に最悪にさせてはいけないなと改めて思う。別に全然最悪ではなかった、何なら一つの救いであると言える向きもあり、だからといってそんなに呪われている感じもなく、軽くさいあく!と笑え
もっとみるalternative
人生の目標とかって正直特にない。こうなりたいみたいな理想も特にない。賞取りたいとか商業デビューしたいとか売れたいとかそういう気持ちもそんなにない。少なくともそれだけが正解だとは思ってない。そりゃ賞は取れたらいいし、商業デビューもまあしたいっちゃしたいが…それは目的ではないという感じ。売れたくはあまりないかもしれない。
唯一あるとすればいい仕事がしたい、というくらい。いい仕事ってのは、ひとまずいい
おまえの成長なんて知らない
いま私がここにこういう形であるということは長年にわたる自己治癒の結果である面が多分にあるわけなのだけど、わかる、わかるよ、「おまえの成長なんて知らない」。昔どうだったとか、知らない。昔と比べたら格段によくなったとか、そうなのかもしれないけど知らない。ただ今ここにある事実として、他人より悪い。
もうこれ何度も書いているからほぼ恨み言だけど、まだ新たに現れてくるのでもう一度書く。定期的に「あなたはA
None of your buisiness
いつもNOという人間にだけ理由が問われるのだよ。しかも奴らは純粋に理由を知りたがっているわけじゃない。
ーRobinson Churches Jr (1891-2005)(アメリカの架空の俳優、アクティビスト)
※半年以上前に書いていた下書きを供養します。かなり胸糞悪いので注意してください。
居酒屋で友人が事実婚不倫の賠償金の話をしていたとき店の店員が「一定期間以上住民票が同じ家にないと請求で