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alternative

人生の目標とかって正直特にない。こうなりたいみたいな理想も特にない。賞取りたいとか商業デビューしたいとか売れたいとかそういう気持ちもそんなにない。少なくともそれだけが正解だとは思ってない。そりゃ賞は取れたらいいし、商業デビューもまあしたいっちゃしたいが…それは目的ではないという感じ。売れたくはあまりないかもしれない。

唯一あるとすればいい仕事がしたい、というくらい。いい仕事ってのは、ひとまずいい作品を作るってことかな。ほんとそれくらいで、私は人生に正解を作りたくないというか、作るべきじゃないと思っていて、というのも正解を決めてそれにどれだけ近づけるかってなると人生が欠如を埋めていく作業になってしまう。それはかなり嫌だなと思うのだ。別に頑張りたくないと言っているわけではない。人生が一つの作品であるとするならそこに正解なんてあるはずはなく、私はこういうのもありと言えばありだよねという、常にオルタナティブを提示する存在でありたいと思う。だから何でもいいと思う。いい作品というのも完璧な作品という意味ではなくて、だから作品を作っていて満足することはあるか、ということを聞かれることがあるけどそれはそもそも問いの立て方がナンセンスなように思う。みんな満足することはないと答えるだろうし。私はそもそも完璧や満足というものを目的にしていない、するべきじゃないと思っている。それは欠如を埋めていく作業だから。そういうのはいい、いらない。だからまあこんなものもありと言えばありか、という作品を作っていきたい。そういう人生もありと言えばありか、それくらいでちょうどよい。変に気張りすぎない。正解は複数あるし、極論何をしても正解なので、正解などない。そう思ったほうがよいのではないかという提案。

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