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もう女の子ではない

「結局男がいないと生きていけないんだろ」はよく聞くのに「結局女がいないと生きていけないんだろ」はまったく聞かない点から考える男女の非対称性。

「〇〇もやっぱり女の子なんだね」という発言には「結局男がいないと生きていけない女の子なんだな、ほっ」という含意がある。所詮女だ、男より劣った弱い存在だ、と安心したいのだ。そもそもアラサーにもなって「女の子」なんて名指される状況は大抵異常なので、断固拒否していかなければならない。私はもう女の子ではない。一生女の子でいたいなんて全然思ってない。みんながみんな女の子でいたいとか女の子扱いされたいとか思ってるわけじゃないので。水商売をやっているわけでもないのに何で「女の子」なんて呼ばれなきゃいけないんだ、という話。そもそも水商売に従事している女性のことを「店の女の子」とかって名指すこと自体に女の子という呼称の歪さが表れている気もする。少なくとも「女の子」では男と対等に渡り合うことはできない。ふつうにもう女の子ではないので女の子と呼ばれる筋合いはないと言っているだけだ。

思った以上に愛されて 無理だ その不安が照らす先 女の子は消費されるとわかったから 拒否できる 拒否できるのに 私は可愛いと自分に言い聞かせる女から結婚していく

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