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今日の言の葉

799
その日、降りてきた言の葉を綴っています。あなたの良き日々に繋がれば幸いです。
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#美しく生きる

美しい決断

美しい決断

「美しい決断と夢中が私を支配していた」
中西悟堂の『槍ヶ岳』という詩の一節です。
美しい決断と夢中
この言葉が強く胸を貫いてくる。
しかもそれに支配されていた。
そこに幸福のひとつのかたちが
あるように感じられます。
美しい決断とは
必ずしも安らかではないかもしれない。
根底には挑戦していく静かな覚悟が
流れている。
いつの間にか私は「ほどほど」である方を
選ぶのが癖になっていたのかも知れない。

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人もものも自分を映す鏡

人もものも自分を映す鏡

「ものを大事にしないのは
神さまに感謝する心がないからですよ。
それは自分を大事にしていないのも同然なんですよ」
神社のお社には鏡が祀られています。
鏡に向かえば、そこに自分の姿を見出します。
このことは私達の中にも
神さまがおわすこということ、
また、この世のすべては
我が鏡であるということを
教えてはいないでしょうか。
人はもちろんものも鏡なのです。
相手に対して微笑めば
微笑みがかえってくる

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日本人の微笑

日本人の微笑

今は苦しみ悲しみを
吐き出したほうがいいとされる。
どれほど苦労を乗り越えたか
至るところで語られ
同情と共感(に似たもの)が起きる。
感情を露わにすることも日常茶飯事となった。
我慢すれば心を病みかねないと
考えられているのだろうか。
悲しいことである。
何もかも抑圧しろとは思わないけれど
ただ、本来の日本人は霧散してしまった。
今は大陸的な性質が蔓延している。
人生に労苦があるのは当然で
人と

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「生きている」という実感はありますか?

「生きている」という実感はありますか?

人生の後半にさしかかったら
すっきりと潔く生きることです。
残された時間は
そう多くはないのだから
迷っている暇などないからです。
会いたい人に会いに行く
行きたい場所へ行ってみる
やりたいことをやってみる
心の赴くまま興味のわくままに
自由自在に自分を生きてみるのです。
さまざまな「事情」を理由に動かないのは
一見、よくできた大人のようでいて
実は「生きていること」を
本当には実感していないのか

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一陽来福

一陽来福

一年のうちでいちばん夜が長くなり
昼が短くなる冬至。
隠極まりて陽兆す
一陽来復の瞬間です。
それは
塞がれていたところに光が射しはじめ
埋もれていた何かが動き始める
新たな次元が始まる時です。
ゆっくりと深呼吸して
この光を全身に染み渡らせていきましょう。
まだ弱い光ではあるけれど
清らかに澄み渡り
未来へのエネルギーに満ちています。
今ふたたびの陽の光が
あなたに幸福をもたらします。
一陽来復

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天岩戸はひらきましたか

天岩戸はひらきましたか

これまで私たちは
多かれ少なかれ
自分を閉じて生きてきました。
みずから岩戸を固く閉じたのです。
それは自分を守ると同時に
外の世界でのさまざまを
要領よくこなすためでした。
岩戸の中に置き去りにされたのは
ほんとうの自分です。
孤独を感じる人が多いのは
自分を閉じ込めているからでしょう。
その結果、世の中はずいぶん
しんどいものと成り果てました。
地球の方からギブアップが来た今
私たちは天岩戸を

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生きてゆくために7.貫きたいものは何ですか?

生きてゆくために7.貫きたいものは何ですか?

自分とは何かという問いかけは
人生への目覚めなのです。
けれど探せば探すほど答えは霧の中に隠れ
ますますわからなくなります。
行く当てのない旅をしているような不安に
耐えきれなくなることもあるでしょう。
それでも
手探りで一歩一歩進む中から
「貫きたいもの」が立ち上がってくるのです。
自分とは何か、それは相変わらずわからない
それでも、これだけは大切にしたいと思える。
貫きたいものこそ
自分自身の

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波動をあげる方法①「当たり前」に感謝する

波動をあげる方法①「当たり前」に感謝する

水を入れた2つのグラスに
片方は「ありがとう」
もう片方には「ばかやろう」と書いた紙を貼ったところ
「ありがとう」は美しい結晶が出来たのに対して
「ばかやろう」は結晶が崩れてしまった。
故・江本勝さんの『水は語る』で証明された
よく知られる話です。
このことは感謝の波動がいかに高いかを物語っています。
私たちの体は約7割が水分ですから
感謝の思いや言葉がいかに波動をあげていくか
言うまでもありませ

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場の気(波動)をととのえる

場の気(波動)をととのえる

「波動をあげなくちゃ」と思っていると
逆に重たいバイブレーションに陥ってしまいがちです。
波動が高い状態とは
とらわれやこだわり、かたよりから
限りなく自由になっている状態
執着のかけらもない、ということですね
「波動をあげなくちゃ」と思っている時点で
それは執着となっているわけで
だから重苦しくなってしまうのです。
そんな場合は、「自分をどうにかしなくては」
という思いから離れて
今居る場所をと

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波動が高い状態とは?

波動が高い状態とは?

エネルギーが高いとか
波動が高いというと
パワフルでエネルギッシュ、
極めて動的なイメージを抱くかもしれません。
けれどそれは必ずしも
波動が高い状態ではない場合があります。
坐禅や瞑想、気功をしているとよくわかるのですが
波動が高くなっている時は
限りなく穏やかで安らかで
すっかり満たされています。
いったいこれ以上何が必要なのだろう?
そう思うそばから感謝が湧き上がり
全身があたたかくなるので

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美しくあるための習慣vol.30「美とは何か」を探究しつづける

美しくあるための習慣vol.30「美とは何か」を探究しつづける

美とは何か。美しいとはどういうことなのか。
これは永遠に続く問いかけです。
美の探求は数千年、あるいは数万年もの昔から始り
今なお続いているのです。
何が美しいのか、その答えは簡単なようでいて実に難しいのです。
なぜなら「美」は、私たちの成長とともにあるからです。
私たちの内的世界の拡がりに比例するといっても良いかもしれません。
内的世界の偏狭さは美を陳腐で浅はかなものにします。
さまざまな経験を

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美しくあるための習慣vol.24うつわは好きなものを少し

美しくあるための習慣vol.24うつわは好きなものを少し

一人でいただくことも少なくない
日々のごはん。
凝った料理よりシンプルで何ということもないお惣菜が
結局は美味しいと感じます。
けれどそうなると妙に質素で
テーブルが寂しくなることも。
そんな状態を回避するには
器にこだわるに限ります。
家族もだんだん少なくなって
断捨離をすることもできるので
思い切って好きなものを少しだけ残し
以前なら普段使いにはもったいないかな?と思えるようなものを
どんどん

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美しくあるための習慣⑰人生の計画を手放す

美しくあるための習慣⑰人生の計画を手放す

計画にこだわって、思いがけない出来事を
勝手に「想定外」「不運」と位置づけて
排除した経験はありませんか?
もしかしたらそれは、想定外どころか
ビッグチャンスだったのかもしれません。
幸運は不運の顔をしてやってくるというのは
どうやら確かなことだからです。
「将来はこうでなければならない」という考えが
家族との諍いに繋がったことはありませんか?
私たちは、計画することによって
どれほどのストレスを

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美しくあるための習慣⑫肌のくすみを消す魔法

美しくあるための習慣⑫肌のくすみを消す魔法

50代、60代、70代と歳を重ねていくほどに
白かったお肌も色が沈み、くすんでいきます。
さりとて70代でつやつやぷるぷるしているのも
どうも気味が悪いものです。
私自身は年相応を受け入れて
工夫するのが自然でいいと思っています。
たとえば、首元に絹のスカーフや真珠をあしらうのは
簡単でしかも一瞬で印象を変えることができる魔法です。
たったこれだけで顔色がワントーン明るく見えるのです。
上質な絹は

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