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今日の言の葉

799
その日、降りてきた言の葉を綴っています。あなたの良き日々に繋がれば幸いです。
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#人生

過ぎ越してきた半年に

過ぎ越してきた半年に

夏至へと向かう日の光が
陽の気を極めようとしています。
思い返したいのは冬至の日
深い闇の中、陰が極まったあの日
何を想い、何を決意したでしょうか。
はじめるために終わらせたこと
次の扉をひらくため
涙をこぼしながら閉じた重い扉
そして今、あなたは
どこまで進み、どんな世界にいますか。
わずか半年前の、星も凍る寒い夜が
まるで遙かな昔のよう。
セーターにオーバーコートを重ね
手袋とマフラーをつけて

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果てしない旅

果てしない旅

よく人生は旅にたとえられます。
人生に何らかの答えを求め
やがて得られるものと
心のどこかで信じています。
けれどサティシュ・クマールさんは
「信じることは心を閉ざすこと」と
仰せになるのです。
スピリチュアリティとは信心ではなく
愛に関わっている。
スピリチュアルに生きる人は
真実や覚醒を求めて歩く旅人であり
しかも「答え」を見つけることはない。
あくまで過程であり
終わりなき探検であり
それは

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知識を知恵に変える

知識を知恵に変える

知識はともすれば人を傲慢にします。
ただ「知っている」に過ぎないのに
わかったような気にさせるからです。
せいぜい人に自慢するのが関の山で
人生に役立たないばかりか
危うくさせる元にさえなります。
知識は智恵にしてこそ
人生の道標として役立つのです。
それには得られた知識をもとに
すべてを深く見つめていくことです。
宇宙から地球を眺めるように俯瞰したり
千年単位で時間を眺めてみたり
ものごとを様々

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あなたが主人公の舞台

あなたが主人公の舞台

誰もが自分の物語を生きています。
この世界は舞台のようなもので
あなたという主人公がいて
物語が展開していくのです。
時に舞台装置が大きく変わり
あなたをとりまく風景も人も入れ替わり
物語は新しい段階へと進んでいきます。
現実の世界では
舞台セットがあるわけではなく
人や風景があとかたもなく
入れ替わることはないでしょう。
けれど、そのエネルギーを観じてみれば
昨日と同じ風景、同じ人でも
まるで違

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神さまから賜りしもの

神さまから賜りしもの

これまでの人生で
あなたが受けてきた傷
奈落の底を見るような悲しみ
胸の奥が空洞になるような淋しさは
神さまから賜ったものなのです。
人が与えたのではなく
天が下賜されました。
そこには祈りがあったのです。
願いがあったのです。
どうかこの世界をやさしくしてください。
どうか慈しみと愛を拡げてください。
どうかこの光をもたらしてください。
神さまの願いであり祈りです。
痛みを知らない者は他者の痛み

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一瞬の命の連なりが

一瞬の命の連なりが

いつの間にか、とか
あっという間に、などと
つい思ったり
言ったりしてしまうけれど
季節の方は
まったくそんな気ではなく
ただ淡々と命の時を
刻んでいるに過ぎないのでしょう。
こうして日々眺めていると
わずか一日で
葉の色も大きさも張り具合も違う。
そうして一瞬一瞬を生きながら
せわしなく右往左往する
人間たちを見守っているのです。
一瞬の命の連続が
人生の時間であることを
無言のうちに伝えながら

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「生きている」という実感はありますか?

「生きている」という実感はありますか?

人生の後半にさしかかったら
すっきりと潔く生きることです。
残された時間は
そう多くはないのだから
迷っている暇などないからです。
会いたい人に会いに行く
行きたい場所へ行ってみる
やりたいことをやってみる
心の赴くまま興味のわくままに
自由自在に自分を生きてみるのです。
さまざまな「事情」を理由に動かないのは
一見、よくできた大人のようでいて
実は「生きていること」を
本当には実感していないのか

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「ありのまま」は過程の中に

「ありのまま」は過程の中に

よく「ありのままでいい」と言われます。
桜が桜であるように、
薔薇は薔薇であるように
ありのままでいることは大切です。
でも、人間の場合
何をもって「ありのまま」とするのか
そこが難しいところです。
生まれた時がまっさらかと言えば
そんなことはありません。
この肉体の中に夥しい記憶を内包しており
すでにその影響を受けているからです。
人間にとっての「ありのまま」とは
あらゆるものの影響を受け存在し

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逆の発想で動いてみる

逆の発想で動いてみる

この社会は
多くの人が当然だと受け止める
思考法や発想、情報により
成り立っているかに見えます。
実際、多数決のように
他勢の論理で流されていくことは
ままあるのです。
けれど、時代を動かしているのは
逆の発想をする少数派と言っても
過言ではないでしょう。
最初は非常識で度外れていると
受け入れられなかったとしても
ある段階でひっくり返るのです。
これは個人においても当てはまります。
自分を疑い、

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目覚めを促す「7つの問いかけ」

目覚めを促す「7つの問いかけ」

1.自分の人生を自分の意思で生きているかどうか

2.自分を納得させるよりも、
周囲に認めて欲しいということにばかり
意識がいっていないか

3.何かを始める前に
「どうせダメかもしれない」
「やったところで何になる」
というあきらめを持っていないか

4.「手遅れ」「能力がない」など、
できない理由、やらない理由を、
しない理由を重ねていないか

5.心のどこかで、誰かがなんとかしてくれるのでは

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祈りの波動

祈りの波動

祈りの力は絶大です。
私たちが心から祈る時
その波動は宇宙と響き合い
たとえ何万キロ離れていようとも
愛のエネルギーを届けます。
なぜなら宇宙の本質も
私たちの本質も
愛に他ならないからです。
不安に胸が塞がれそうになった時
恐怖に肩を掴まれそうになった時
意を決して静かに祈りましょう。
一心に祈る時
私たちは可能性を広げます。
そして、
まったく預かり知らないところで
誰かに勇気を起こさせる

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2024年初春 光の言の葉

2024年初春 光の言の葉

新たな時代が、始まる。
新たな波が、おとずれる。
新たな風が、今、吹いてくる。

世界がどれほど激しく動こうとも
私たちは必ず
夜明けを迎えてきました。
日々 新たな日の光のもとで
今日の命を生かされ、生きてきたのです。

一日一日が人生です。
この人生で、あなたはどんな景色を
見たいですか?

私たちは、無限の可能性を抱いています。
想いのエネルギーを言葉にして
行動することで
世界を創造するこ

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真の珠

真の珠

音も届かない海の深みで
密やかに自らを育てる不思議な珠。
時に海底を動かす波に
沈黙の中で耐えながら
月のしずくと讃えられる光を放つ。
人魚の涙とも言われるのは
奥深くから滲み出るような輝きに
哀しみが見えるからだろうか。
真の珠と名づけたのは誰だろう。
幾多の歳月を経て
喜びと強さと安らぎを解き放つ。
私たちの内なる海でも
真の珠はきっと光を放っている。
波にあらわれながら
手放して手放して手放

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寂しさを抱きしめる

寂しさを抱きしめる

人生という名の大海原を征くのは
そもそも寂しいものではないだろうか。
だからこそ人は
誰かを求め、何かを探そうとするのではないだろうか。
なぜならそれが
自分の存在を確かめることに他ならないから。
誰かに認められて初めて
自分が存在しているとわかる。
何かを成すことによって
自分が確かに生きていると実感できる。
鏡がなければ自分を認識できないのと同じで
それは自然なことなんだ。
だから心に抱える寂

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