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紅茶のように暖かくほろ苦いストーリーだったりを集めました。皆さんのコメントお待ちしてます。
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#スキしてみて

短編小説♯5 なんでなの?

短編小説♯5 なんでなの?

なんで電車を止めないのかな。

つり革を掴むことも戸惑う日が来るくらい、世界は変化した。マスクは必須、アルコールに負けて荒れる指、あったとしても透明な敷居で間に壁を作って、今ではお酒の提供もできなくて、私のアルバイト先は案の定休業になってしまった。

電車に揺られて隣の人の肩が当たる。

こういうのは濃厚接触って言わないのかな。

車内のニュースはオリンピックをやるのかやらないのかと毎日毎日言い争

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短編小説♯1 叶わない、かもしれない、願い

短編小説♯1 叶わない、かもしれない、願い

私は、夢の中にいた。そして目の前には彼がいる。

彼は会ったことない人だ。でもなぜだろう、心がすごく温かくなる。

「結婚してくれますか?」

彼から言われた突然の婚約。

ただ、迷うことはなかった。

「はい。こちらこそよろしくお願いします。」

彼の顔は笑みが溢れ、自分の拳をぐっと握った。

そして、その拳を解いて、私の頬に手を当てた。

この温もり、そして微かな震え。

本気で握っていたのだ

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短編小説♯2 離れないで。

短編小説♯2 離れないで。

「キスして。」

あなたはキスをしてくれる。

「手を握って。」

強く手を握ってくれる。

好き

好きだよ

愛してる

愛してるよ

結婚して?

・・・

いつもここだけ、答えは返ってこない。

私達は付き合って3年は経つ。けど、いつまでも、私たちの時計は止まったまま。

出会った時は、お互い恋人のひどい束縛を受けている時。Twitterで出会って、お互いの悩みを話して、あっちから(あれ、

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短編小説♯3 反対側でマスクを外す君

短編小説♯3 反対側でマスクを外す君

その子は、月、水の朝、いつもレジにいる。

自分は朝はギリギリまで寝る。早く起きても、必ず睡魔に負けてギリギリ起きて少し小走りになりながら、スーツに腕を通す。

一人暮らしにも一年もすれば慣れて、朝どれだけギリギリまで寝れるかを徹底した準備っぷりには、我ながら感心している。

そしてギリギリに起きる代償。

朝ごはんは駅で食べる。

おにぎりと野菜ジュース。具はローテーションで、野菜ジュースも三種

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短編小説♯4 心に貼られた絆創膏。

短編小説♯4 心に貼られた絆創膏。

ひどい雨に降られた。
朝の天気では、にわか雨とは言ってたものの帰る頃には止んでいると聞いていたのに。
予報は予報。外れる時は外れる。最近行った占いもそうだった。三ヶ月以内にできる年下の彼氏は現れることなく過ぎてしまい、幸せが近づいてると言われて近づいてきたのは、ストーカー化した元彼とマッチングアプリのヤリモク四十代自称社長。

運が尽きたのかな、そう感じて空から落ちてくる容赦ない冷たい弾丸にうたれ

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