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終身雇用制度の崩壊

TOYOTAが終身雇用制度を維持出来ない事について言及して、話題になっている。経団連会長の発言に続いた形だ。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/051400346/

これに対して社会から反応があるのは当然だが、驚いたのは、若者(僕も若者だが)からの批判が意外に多かった事だ。20歳〜30歳に対するある調査によると、終身雇用を支持する割合が、87.9%。年功賃金に対する支持も、76.3%だったとの事だ。

しかし一方で、副業の割合も確実に増えている。ランサーズが行なった調査では、2015年と比較して約3倍にまで増えているとの事。

https://web.smartnews.com/articles/fTY7WeCNwQS

未だこれまでの制度を支持する人々が多い中、確実に終身雇用のない次の時代に向けて準備を進めている人も増えている。

僕は、既にサラリーマンを辞めたので、終身雇用もクソもないのだが(笑)その立場からは、経団連会長の発言も、TOYOTAのそれも、好意的に受け取っている。僕がこれから会社を作ったとしても、恐らく終身雇用は組み込まない。信頼出来て、気の合う仲間とは長く一緒に仕事をしたいと思うが、人材の流動性は高くあるべきだと考えている。長く続けていると、環境を変えたいと思うのは当然だし、起業したいと思う人もいるだろう。その背中を押せるようにありたい。また、そもそも雇用という形を取るかどうかも微妙な所で、検討中だ。

メディアや、一部のニュースサイトなどではかなり以前から言及されて来た事で、日本社会が明言を避けて来ていただけの事。

私が、ベトナムやオーストラリアで出会った日本の現状を悲観的に見ている日本人の方々の中には、既に海外に移住していたり、かなり以前から行動を起こしている。それも一つの選択だし、もしかしたら賢い選択かも知れない。

でも、私の場合は、地元横須賀を中心に、日本が好きで、山積する課題の全ては無理でも、一つ位自分が行動する事で解決したいと思っている。

さあ、あなたはどうする?

僕は、これまでの働き方を否定しない。組織の中に定着して、その中で上手くやっていける人は、能力が高いとも思う。ただ、外部環境が変わる中で、これまでの働き方「だけ」では生き残っていけない可能性が出て来たのも確か。

さあ、あなたはどうする?

インターネットも、スマホもあるし、ツールは整っている。あとは自分のやる気次第だ。会社や所属団体の外に向けて、発信して、触れ合ってみよう。思ったよりも世界は広くって、難しくって、でも何でも出来るから。

さあ、何か始めてみよう。

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