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大人に黒く塗りつぶされた未来を観た。映画『あんのこと』
映画 『あんのこと』を観ました。
今まで観た映画のなかで、行き場を失う どうしようもなさを感じたことは初めてでした。
主人公の杏(河合優実さん)は20歳ぐらいで、
絶望と思えることを 本人の意志で選択したとは思えないほど、たくさん経験します。
引き金となっているのは、実母でした。
わたしは正直、スクリーンで実母が杏に暴力を何度もふるうとき、思わず立ち上がって止めに行きたい気になりました。
重荷を背負った男女に、心が揺さぶられた一冊。凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』
凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』を
読みました。
前作『流浪の月』もそうですが、凪良さんの本は魔術がかかっているのか、1度読みだすと2日で読みきってしまいます。
『汝、星のごとく』にも強烈な魔術が
もれなくかかっていました。
あおまかな あらすじですが、主役の男女
青埜 櫂(あおのかい)と 井上暁海(いのうえあきみ)は、幼少期から不安定な親たちに振り回され、それでも突き放すこともできずに葛藤