【オススメ書籍】メンタル管理・ストレスマネジメント（コーヤチャンネル）

2024年3月9日 23:19

鈴木広野の運営するYoutube『コーヤチャンネル』に関連して、若手ビジネスパーソンのキャリアに役立ちそうなオススメ本をテーマ別にまとめました。

このページで紹介するのは『メンタル管理・ストレスマネジメント』に役立つ本。
私も10年近く社会人生活を送ってきて、周りにメンタルを病んで休職・退職に追い込まれた人を何人も見てきました。私自身がメンタルを極限まで追い込まれたこともありました。
そんな私が若手ビジネスパーソンにアドバイスできるとしたら、『起こってからでは遅い』ということ。うつ病は再発します。だからこそ、平時の時に有事の備えをしておくことが大切なんです。ここで紹介する本は、必ず皆さんの心を外的から守る予防接種になってくるはずです。

まずはこの本

メンタルを守る上で、まずはこの３冊から読んでおきましょう。

水島広子著『上司・友人・家族・ご近所… 身近な人の「攻撃」がスーッとなくなる本』

⇒私自身が社会人１年目のとき、上司からパワハラを受ける中で、藁をもすがる思いで読んだ本。「なぜ相手から攻撃を受けてしまうのか？」というメカニズムが分かりやすくまとまっている。人間関係に悩む全ての人に読んでほしい本。

佐藤優著『メンタルの強化書』

⇒外務省という閉鎖的組織でサバイバルしつづけ、その後無実の罪で特捜検察に逮捕→512日間の投獄をされても屈することのなかった佐藤優さんによる「折れないメンタルのつくり方」がわかる本。
佐藤さんの本全体にいえる特徴として、はじめに『世界の政治経済はこのような方向に動いている』というマクロ環境の説明があり、そうした時代性と紐つけながら個々人のサバイバル術を語ってくれている点が説得力がある。まさに「知の巨人」の真骨頂と言える一冊。
（※特に第２章で警鐘を鳴らしている『前のめりな生き方』は、トレンドに敏感で勉強熱心な人ほどハマりやすい罠であると言える。ここだけでも良いので読んでほしい）

赤羽雄二著『ゼロ秒思考』

⇒一言で言えば「頭の回転が速くなって悩みがスッキリ消える本」。嘘をつくな！と怒られそうだが、私自身、この本に書かれている内容を実践し続けるなかで、最初の1ヶ月でも悩みがスッキリ消え、１年続けると頭の回転が段違いに速くなりコンサルへの転職を成功させることができた。今でもこの本に書かれている「メモ書き」のトレーニングは続けているので、かれこれ7年以上継続していることになる私はこの本に救われました。あなたもぜひ。
（※あの有名Youtuberマコなり社長もこの本で書かれている「メモ書き」を続けているらしい）

できればここまで！

上にリストアップした３冊の基本書を読んだ上で、さらにメンタル管理・ストレスマネジメントに役に立つ本を読むならこれだ！という本を厳選してご紹介します。

堀江貴文・藤田晋『心を鍛える』

⇒とにかく読みやすい。そして面白い。インターネット黎明期を代表する２人の起業家が、10代・20代・30代・40代それぞれで何を考え、困難にどう立ち向かってきたのか。最後まで読めばきっと元気が出てくるはず。

為末大著『諦める力～勝てないのは努力が足りないからじゃない』

⇒元陸上競技選手の為末大さんは『努力が報われるとは限らない』と喝破する。私自身も今までの人生で、『何かを諦めたからこそ次の挑戦の機会に出会うことができた』と実感している。諦めることは何も恥ずかしいことではなく、幸せな人生を送るために必要な技術なのだと気づかせてくれる一冊。
（※Twitterもぜひ。noteの記事も載せておきます。 →　①　②　③　④　⑤　⑥）

佐藤優著『嫉妬と自己愛「負の感情」を制した者だけが生き残れる』

⇒あなたに嫉妬心はあるだろうか？もし答えが「No」ならこの本を読まなければいけない。なぜなら本書で佐藤さんが主張する通り、『自らを嫉妬心がないと思っている人ほど、他の誰かから自分自身へ嫉妬心が向けられていることに鈍感で、それ故に大惨事を引き起こしてしまう』からだ。この世界を動かす負の感情と真正面から向き合うことで、組織の中を生き抜くヒントが得ることができる。

佐藤優著『人に強くなる極意』

⇒若手ビジネスパーソンを対象とした、佐藤優さんによる自己啓発本。「怒らない」「びびらない」「飾らない」「侮らない」「断らない」「お金に振り回されない」「あきらめない」「先送りしない」という８つのテーマで、ビジネスパーソンが組織でサバイバルするヒントを教えてくれる。ハッキリ言って、他のありきたりな自己啓発本を100冊読むより、この1冊をじっくり読む方が断然「おトク」です。超オススメ。

佐藤優著『「ズルさ」のすすめ』

⇒上の「人に強くなる極意」の続編。実は社会人１年目、私が初めて読んだ佐藤優さんの本がこの『「ズルさ」のすすめ』だった。縁もゆかりもない宇都宮という土地、初めての慣れない一人暮らし、どう考えてもハズレの上司…。人生を真剣に悩んでいた私にとって、佐藤さんは「本を通して会えるもう１人のメンター」だった。かつての私と同じように人生に悩んでいる全ての若手ビジネスパーンにオススメしたい良書。

佐藤優著『仕事に悩む君へはたらく哲学』

⇒『いつからだろう。昔の友達に会うのが辛くなってきたのは…』
この本に登場する架空の主人公「シマオくん」は中小企業に勤める平凡な社会人。彼と佐藤優さんの対話形式で物語は進む。「豊かさとは何か」「良好な職場環境とは何か」「天職とは何か」「働くため自分を変ることはできるのか」「一人でいることは悲しいことか」。そうした答えの出ない問いに対して、佐藤さんは昔の哲学者たちの言葉を引き合いに出しながら、１つ１つ丁寧に疑問を解きほぐしていく。生きることが辛くなった時に、必ずあなたの助けになってくれる一冊。

冨山和彦著『「不連続な変化の時代」を生き抜くリーダーの「挫折力」』

⇒挫折することは悪いことだろうか？そうではないと著者の冨山和彦さんは主張する。東大法学部から司法試験に合格、その後はBCG・スタンフォードMBA、いまは企業再生コンサルの第一人者として名を馳せるなど、キラキラのキャリアを歩んできたように見える冨山さんだが、その裏側には彼なりに挫折と向き合う日々があった。
私も社会人駆け出しで仕事が上手くいかない時に、この本を何度も何度も読み返して心を保ってきた。数多の修羅場を潜り抜けてきた冨山さんにしか書けない、ビジネスパーソンへの応援の書。

堀江貴文著『ゼロなにもない自分に小さなイチを足していく』

⇒「挫折」ということで言えば堀江さんのこの本は欠かせない。逮捕されて全てを失った堀江さんが、「それでも僕は働く」と仮出所後に書いた代表作。シンプルに勇気が出る１冊。ホリエモン嫌いの人も、この本を読めばきっとイメージが変わるはず。

岸見一郎・古賀史健共著『嫌われる勇気』

⇒超有名なベストセラー本。なお、ライターの古賀さんは、１つ上に紹介した堀江貴文さんの「ゼロ」も書いており、文章が抜群に面白い。
アドラー心理学の内容を、青年と哲学者との対話形式で分かりやすくスラスラと読むことができる。『筋を通す生き方』とは何か、この本を読めば心の底から実感することができる。
（※こちらの関連動画もぜひ。）

岡田尊司著『マインド・コントロール増補改訂版』

⇒『なぜ、あなたは、だまされやすいのか？』
マインドコントロールはカルト宗教やテロ集団の専売特許ではない。私たちの所属する会社や組織にも、マインドコントロールの仕組みは気づかれないように溶け込んでいる。その存在を正しく認識しておけば、危険な状況に身を置かれても正しくメタ認知し、そこから抜け出すことができる。あなたの周りに潜んでいるマインドコントロールの罠から身を守るために、必ず読んでおきたい一冊。

新庄耕著『ニューカルマ』

⇒ネットワーク・ビジネスにハマった男の末路を描いた小説。上の「マインド・コントロール」と併せて読むと効果的。とにかく読んでいてゾクゾクが止まらない。大手電機メーカーの関連会社に勤める青年ユウキは、会社のリストラ騒動で不安を募らせる。そんな中で大学時代の友人からかかってきた電話でネットワーク・ビジネスに勧誘される。最初は副業のつもりで入会したものの、どんどんとそのビジネスにのめり込んでいき───。右肩下がりの時代だからこそ気をつけたい、人間心理の弱さを衝いた闇のビジネスを正しく認識できる必読書。

リチャード・バック著・五木寛之翻訳『かもめのジョナサン【完成版】』

⇒『もっと他人を愛することを学ぶことだ』
かもめにとって＜飛ぶこと＞とは何を意味するのか。飛ぶことの魅力に取り憑かれた一羽のかもめジョナサンがこの本の主人公。自分の限界を突破して飛ぶことを極め、やがて群れから追放され、それでも修行を積み重ねて得たものをかつての群れの仲間たちへ届けにゆく───。強く正しく生きるための勇気が湧いてくる一冊。
（※本人に聞いたわけではないが、マコなり社長とかが好きそうなイメージ）

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