【オススメ書籍】仕事の速さを極める（コーヤチャンネル）

2024年3月9日 23:22

鈴木広野の運営するYoutube『コーヤチャンネル』に関連して、若手ビジネスパーソンのキャリアに役立ちそうなオススメ本をテーマ別にまとめました。

このページで紹介するのは『仕事の速さを極める』ために役立つ本。
さらにその中でも、「特効薬になる本」と「じわじわ効いてくる本」に分けて解説しています。忙しいビジネスパーソンが、最小労力で最大成果を出すために。読む価値のある本を厳選しています。

特効薬になる4冊

まずは「読んですぐに使えるノウハウが書いてある」本から紹介します。

山本憲明著『「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣』

⇒主に20代前半、仕事を始めたばかりのビジネスパーソンが読むべき本。基礎的なお作法が分かりやすくまとまっている。私自身も新社会人１年目の時にこの本を読んで仕事のやり方を改善したところ、劇的な効果があったのでオススメ。

赤羽雄二著『速さは全てを解決する『ゼロ秒思考』の仕事術』

⇒同じく新社会人１年目で仕事の要領が悪く悩んでいた時に書店でたまたま見つけ、「速さは全てを解決してくれるのか…！」と衝動買いした１冊。何も知らない新社会人１年目の時の自分にとってはとにかく衝撃的な本だった。最上流の「思考」「企画」のフェーズから、最下流の「PCスキル」などのテクニックに至るまで、仕事のスピードを速めるためのノウハウを差別なく総まとめして伝えてくれる良書。

水野学著『いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書』

⇒著者の水野学さんは「クリエイティブ・ディレクター」と呼ばれる、商品・サービスのコンセプト設計や広告戦略をする職業のトップランナー的存在。「クリエイティブな仕事」と聞くと一見段取りと関係なさそうに思えるが、水野さんは「段取りや型化が大事だ」と説明する。クリエイティブ系の仕事に限らず、あらゆる仕事・あらゆる会社に従事するビジネスパーソンの役に立つ仕事のテクニックが満載の一冊。
（※この本で語られている内容はあらゆる職種に親和性があるが、特に新規事業に興味がある人、スタートアップで働いている人は、ここで書かれた内容を強く意識して仕事をするだけで生産性が一気に高まるのでオススメ）

森新著『アウトルック最速仕事術年間100時間の時短を実現した32のテクニック』

⇒もしあなたの会社がOutlookを導入しているなら必ず読んでほしい１冊。自分はコンサル時代にOutlookを初めて使ったが、この本を読むだけで生産性が爆上がりした。読むだけで他の同僚に一歩差をつけられる必読書。
（※特にコンサルで働く人はWindowsなので、高確率でOutlookを使う機会があるはず。他のコンサル向け読書リストと一緒にぜひ読んでほしい）

じわじわ効いてくる4冊

上の本と比べると即効性はないものの、じわじわと効果を発揮する本を集めました。

赤羽雄二著『ゼロ秒思考』

⇒上述した「速さは全てを解決する」の著者・赤羽さんの著書。自分は社会人１年目の終わりにこの本と出会い、そこからこの本に書かれたトレーニングを毎日積み重ね、頭の回転を飛躍的に速くすることができた（コンサルへ転職を成功させたのもこの本のおかげ）。今でもこの本に書かれている「メ
モ書き」の習慣を毎日続けているので、7年以上継続していることになる。赤羽さんは人生の恩人です。
（※あの有名Youtuberマコなり社長もこの本で書かれている「メモ書き」を続けているらしい）

中島聡著『なぜ、あなたの仕事は終わらないのかスピードは最強の武器である』

⇒誰もがパソコン作業でお世話になっている「ドラッグ＆ドロップ」や「ダブルクリック」などの概念を生み出した元マイクロソフトの伝説のプログラマー・中島聡さんの著書。あらゆる職業の中でも、プロフラマーは最も生産性が重視される職業の１つ。一流プログラマーの仕事の進め方をそっくりインストールできる魔法の一冊。

伊賀泰代著『生産性』

⇒元マッキンゼーの採用担当者・伊賀泰代さんの書いた衝撃作。普段働いている中で、いかに生産性という言葉を勘違いして使っていたか、この本を読めばよくわかる。下に挙げたちきりんさんの本と併せて読むとオススメ。

ちきりん著『自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方』

⇒人気ブロガー・ちきりんさんの人気作。生産性の高め方を教えてくれる。ちきりんさんらしい、論理的で高度な内容だが分かりやすい文章が特徴的な本。
この本や、上に挙げた伊賀さんの『生産性』が出版された2016年の秋は、電通過労死事件が大いに話題になり、大企業を中心に働き方改革が導入されようとしていた節目の時期だった。しかしそれから5年以上経ったいま、働き方改革は単なる「労働時間短縮」という概念に矮小化されてしまっている。この本を読めば、本当の意味での働き方改革とはどういうことなのか、認識を新たにすることができる。
（※生産性に関するちきりんさんの記事はこちら。 →　①　②　③　④　⑤　⑥　⑦　⑧）