【オススメ書籍】読書の仕方がわかる（コーヤチャンネル）

2024年3月9日 23:26

鈴木広野の運営するYoutube『コーヤチャンネル』に関連して、若手ビジネスパーソンのキャリアに役立ちそうなオススメ本をテーマ別にまとめました。

このページで紹介するのは『読書の仕方』。
これまで読書をする習慣がそこまでなかった方にとっては、『本を読も
う！』と言われても、『そもそも読書ってどうやるの？』というところでつまづいてしまうはず。私自身、学生時代は読書習慣がなかったため、社会人１年目で本格的に読書を始めたときは苦労しました。
『読書についての解説本』はたくさんありますが、この本を読んでおけばまず間違いなし！という本を集めました。ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。

まずはこの2冊

まずはこの２冊から。１冊目は割と簡単でサクッと読めます。２冊目はちょっと難しいかも。

山口周著『外資系コンサルが教える読書を仕事につなげる技術』

⇒著者の山口さんは電通からキャリアをスタートさせ、その後戦略コンサルティング・ファームを渡り歩いてきたいわゆるビジネスエリート。独特の考察が人気を呼んでいる。
私が2015年にキャリアをスタートさせて、社会人１−２年目に一番頼りにしていた読書本がこの本。とにかくわかりやすい。今まで読書に親しんでこなかった人でもスラスラ読める。ただし書かれている内容はとても高度。タイトルに「読書を仕事につなげる技術」とある通り、ただ本を読むだけでなく「仕事の能力向上までつなげる」という点を意識して書かれているのが魅力。

佐藤優著『読書の技法』

⇒知の巨人・佐藤優さんによる読書本。読書テクニック解説の決定版とも言える、とてもオススメの本だが、書かれている内容は高度なので、もしかすると下に紹介する佐藤さんの３冊から読んだ方が良いかもしれない。読み応えのある本だが、この本の内容を理解して実践すれば、本物の教養が手に入ること間違いなし。なお、ここに書かれている「学習参考書で基礎知識を身につける」という勉強法は私自身も実践して効果があったので超オススメ。

さらに深掘りするなら…

他にも「オススメの読書本」を紹介しておきます。どれも読みやすい本でハズレなしです。

佐藤優著『人をつくる読書術』

⇒上に紹介した「読書の技法」は「どう読書するのが正解か」について解説した本。しかしこの本はその一歩手前の「なぜ読書をすることが大切ななのか」という点から分かりやすく解説した良書。「ビジネスに役立つ」という視点を一歩越えた、人生に役立つ本物の教養とは何か知りたい方はぜひ。

佐藤優著『僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける７０の極意』

⇒元外交官の佐藤優さんと、ジャーナリストの池上彰さんによる共著。
いまはSNSやYoutubeなどのインターネットツールから情報を集める人が多いが、著者２人は「ビジネスパーソンとして一流になりたいならインターネット以外からも情報収集せよ」と喝破する。やや令和の時代にフィットしていない感は否めないが、デジタルネイティブ世代からすると逆に新鮮に映るはず。上滑りではない本物の知を手にいれるにはどうすれば良いか書かれたオススメの一冊。
（※自分はこの本を愛読していて、紙の本とKindleの2冊買いました）

佐藤優著『僕ならこう読む』

⇒佐藤優さんによる『小説の読み方』の解説本。優れた小説を読むことは、登場人物の人生を＜代理体験＞することにつながる。それが人生の豊かさへとつながってくる。ビジネス本をたくさん読書する人にこそ、バランスをとる意味でもぜひ読んでほしい一冊。

池上彰著『池上彰の教養のススメ』

⇒「教養とは何か？」。ジャーナリストの池上彰さんが、持ち前の豊富な知識と分かりやすい説明を武器に、語りかけるように説明してくれる一冊。これを読めば、一見すると仕事や人生に役立たない教養のための読書が、実は人生の可能性を豊かに広げてくることがわかる。

堀紘一著『自分を変える読書術学歴は学<習>歴で超えられる』

⇒元祖・外資系コンサル（元BCG社長）が語る読書本。エスタブリッシュメ
ントな語り口が若干鼻につくが、本の中で語られている内容はホンモノ。何よりコンサルティングの現場で結果を出し続けてきた著者のノウハウがたっぷり入っているので、退屈に最後まで読める。もっと読書をしたくなること間違いなしの一冊。