#郷鍈治
ちあきなおみ~歌姫伝説~16 郷鍈治の途・後篇
一九五八(昭和三三)年十月二九日公開の「俺らは流しの人気者」(野口博志監督)で、郷鍈治(以下・鍈治)は兄の宍戸錠(以下・錠)の推薦を受け、「街の流しⅮ」という役どころで出演(宍戸鍈治名義)した。
しかし、鍈治はこれ一回で、とてもじゃないが自分には向いていないと、もう映画出演には嫌気が差していた。だが、運命は再び鍈治を映画界へと誘う。大学卒業を間近に控えた頃、またしても錠から声が掛かったのだ。
一九五八(昭和三三)年十月二九日公開の「俺らは流しの人気者」(野口博志監督)で、郷鍈治(以下・鍈治)は兄の宍戸錠(以下・錠)の推薦を受け、「街の流しⅮ」という役どころで出演(宍戸鍈治名義)した。
しかし、鍈治はこれ一回で、とてもじゃないが自分には向いていないと、もう映画出演には嫌気が差していた。だが、運命は再び鍈治を映画界へと誘う。大学卒業を間近に控えた頃、またしても錠から声が掛かったのだ。