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とりとめない日常を書いています
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街の点滅 2023

街の点滅 2023

今年、街で見かけた点滅です。
点滅しているところに出くわすのって、割と奇跡ですよね。
嬉しくなってつい撮ってしまいます。

今年も皆様には大変お世話になりました。
ネット上のコミュニケーションが得意でないので、スキやコメントをいただいてもお礼が言えず心苦しいのですが、いつも励みになっております。
本当にありがとうございます。

また来年もよろしくお願いいたします。

空を飛ぶ 米を炊く 夢を見る

空を飛ぶ 米を炊く 夢を見る

「自由に空を飛びたい」という夢に挑み続けたカメリア・ファルコがドリームフライヤーを造ったように、「楽して米を食べたい」という人々の夢の結実がドリームライスクッカー a.k.a. 炊飯器である。
この偉大なる発明は「はじめチョロチョロ中パッパ」を面白死語に変え、赤子が安心して泣ける世の中をつくった。ただ人間の欲は計り知れないもので、今度は「米を研ぐのだるくないですか」と声をあげる者が現れる。人々はま

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すべては過去形

すべては過去形

2023年9月1日、祖母が亡くなった。
92歳、胆管癌だった。

18歳で実家を出るまで祖母とはずっと一緒だった。共働きの両親とともに私を育ててくれた人だった。私は周りの誰もが認めるおばあちゃん子となった。

最後に会って話をしたのは亡くなる2日前だった。本当に偶然が重なってのことだった。実家近くで仕事が急遽入り、2ヶ月ぶりに出来た帰省だった。

その時も祖母は私の冗談に笑ったりしていて、いつもと

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花とリアリスト

花とリアリスト

花束をもらった。

厳密に言うと、花束をもらった人からもらった。
退職にあたっての贈り物だったそうだが、
リアリストには荷物でしかないらしい。

花束を入れた紙袋を、大事に抱えて持ち帰る。

花には心弾ませるなにかがあるようだ。
私に贈られたわけではないのに、
持っているだけで、割とうれしい。

茎を斜めに切って水につける。

家にちょうど良いものが無かったので、
花瓶はグラスで代用する。
昔、科

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近頃のこと

近頃のこと

諸々の不調が相まって、ここのところnoteを覗くことさえ出来なくなっていたのですが、2月も最後なので、ちょっと気晴らしに、何も考えず、今の自分が書けることを書いてみたいと思います。

多忙のせいか、加齢のせいか、ここ最近、低気圧によるダメージがどんどん大きくなってきて、雨が降る前日などは一日中、ひどい頭痛と眠気に悩まさるようになりました。

今月は特にそんな日が多く、休日も異常に寝てしまったり、寝

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日記について

日記について

近ごろ、他人の日記を勝手に覗いて、勝手に感動するなどしている。

もちろん誰かの家に忍び込み、盗み読みをしているわけではない。インターネット上に公開されているブログの類だ。電脳空間に林立する「ご自由にお入りください」と軒先に吊るされたお宅にふらっとお邪魔して、少し上がって読ませてもらう。

どこの誰かも分からない人たちの生活は面白い。
書き手のプロフィールには特に興味はない。一生関わることもないで

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忙殺

忙殺

忙殺とは完全に言い過ぎである。
ただ、今週はそれなりに多忙を極めた。

連休の前に潰せる仕事は潰したので、
あとは連休後の自分に任せることにする。

何となく「忙殺」という字面を見てみる。
「忙しさに殺される」という。いささか過激だ。

この熟語を考えた人は、自分が忙しかったのか、
それとも忙しそうな人を見て思いついたのか。
いずれにしても大袈裟な人だなと思う。

何となく、辞書も引いてみる。

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コーヒーについて

コーヒーについて

コーヒーは美味い。いや、美味いのかどうなのか、もはやよく分からない。
飲む行為は、テレビを見たり、トイレに行くことぐらい日常に溶け込んでいる。仕事前に、仕事中に、仕事終わりに、黒くて苦い液体を飲む。
カフェインによる脳の冴えは、慣れなのか麻痺なのか、とうに感じられなくなってしまった。それでいても、やはり飲まないことには落ち着かない。
コーヒーと私の支配関係は完全に逆転している。

中毒は怖い。「毒

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財布を落とした時の行動記録

財布を落とした時の行動記録

生まれて初めて財布を落とした。免許証も保険証もカードもすべて入っているやつだ。コートのポケットが軽くなっていることにもっと早く気付くべきだった。本格的に焦り出したのは帰宅して1時間ほど経った23時頃。自らの手で鞄の中身を散乱させた床に座って、今出来ることを考える。

まず心配なのはカードだった。紐付けている口座の残高を銀行のアプリで確認する。まだ心当たりのない出金は見られず少しほっとする。
財布に

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ノスタル

ノスタル

実家で過ごす正月は、8割方食べている時間だったように思う。肉や魚で埋まった胃の隙間に日本酒を流し込み、肝臓をフォアグラ化していく作業。上の世代が食事を延々勧めるのは、戦争経験の有無に関係ないらしい。

深夜、ベッドの上でNHKのコント番組の再放送を見ていたら、ジョー山中の人間の証明のテーマが流れてきた。昔、この曲がエンディングテーマとして使われていたラジオ番組を、このベッドの上で毎週聴いていたこと

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歪んだ正月

歪んだ正月

大晦日の夜の喧嘩は、元日の朝には終息していた。
彼女を見送った後、午前中には帰ると伝えていた母への罪悪感を少し感じながらも、一人何をするでもなくぼーっとする。幼馴染との集まりで終日家を空ける彼女に促された帰省。私の意思はどこにもなかった。

同棲というのは何かとストレスが多い。
一人になる時間が必要な私にとって、この生活への移行には幾分悩むところがあった。二人が普段いることの多いリビングでこうした

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今日の散歩

今日の散歩

散歩をしました。

コンビニで公共料金を支払い、
神社で安産祈願のお守りを買い、
スーパー銭湯の露天風呂に浸かり、
油淋鶏を食べました。

趣深かったものを記録として残します。

二度と乗るなの意味を込めて

アナログモンスター

マリーゴールドみ

やもめ

囚われの姫

空間把握系女子

ドイツ製

マド卍

2の方

拡散希望

女神に浄化されたコンビニ

がんばれ

本日は以上です。