きたさん

晴耕雨読 小説、ドラマ、映画、ときどきワイン。

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    心に残ったワインたち。

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    心を揺さぶるお話中毒。 映画やドラマは主にNetflix、Prime Video。 小説は紙、電子、Audibleもお勧め。

記事一覧

野を越え山越え谷越えて

はるかな街まで楽しい旅の夢をつないでいる。 童謡の、線路は続くよどこまでもの歌詞だ。 7月末から雲行き怪しかったが、8月に入って田畠(相場)が大災害に見舞われ、荒…

きたさん
3日前
1

しがみつく

日曜の朝、お皿を洗っていたら手元でカチカチと鳴る妙な音に気がついた。 なんと、愛用していたApple Watch SEのディスプレイ部分がカポっとが浮いているではないか。 恐る…

きたさん
13日前
2

あえなく敗れる

おせち争奪戦に。 そう、9月21日土曜0時から来年のお節料理予約が始まった。 限定2食をゲットしようと、夜中モソモソ起きてポチったんだが、既に完売だった。 来年リベンジ…

きたさん
2週間前
1

気候変動とワイン

やっぱり影響してるんかなぁと感じる事が増えた。 ぶどうの収穫期も変わるだろうし、糖度があがりすぎたり、酸が足りなかったりするんだろうなぁ。 一方で、新しい名産地が…

きたさん
3週間前
4

一発逆転を狙う!

はダメですよー。 相場が荒れてるときにやっちゃいけない事の筆頭です。 逆転どころか一発退場させられるかも。 やるべきことは資金管理。 あと、 投資詐欺もわらわら湧い…

きたさん
1か月前

壮絶な結末が待っていた

ともぐい 河崎秋子著 170回直木賞受賞作 猟師が熊と死闘を重ねるお話しと思い込んで読み(聴き)始めたので、この結末には正直驚いた。 熊との闘いの描写も迫力あるが、…

きたさん
1か月前

この夏イチオシのサスペンス

まさに怪演! 怪演と言えば『地面師たち』でのトヨエツが記憶に新しいのだけど、あっさり上書きされた。 誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる Netflix コ・ミンシさん…

きたさん
1か月前
1

夢を背負って

壮大な夢が叶うかもしれない。 その時はたしてあなたは、そしてわたしはどう行動するのだろうか。 叶ったあとは? そんなことを考えながら読んだ。 フェスタ 馳星周著 産…

きたさん
1か月前

かかってこんかい!

どんなワインが届くのかわからないのがお任せの良いところ。 ソムリエール時代にお世話になった2軒のワインショップからサブスクしている。 完全お任せ3〜4本のところとセ…

きたさん
1か月前
1

泡三昧

日曜はシャンパーニュ。 いつのまにか定着した。 半分はその日のうちにフレッシュ感と泡だちを楽しむ。 後の半分は小瓶二本に取り分けておいて翌日以降に熟成感を楽しむこ…

きたさん
1か月前

2番底が来るぞ!

などとまことしやかに語る人が増えている。 私に言わせれば、 来るかもしれないし来ないかもしれない。 なんやそれ、と突っ込みたくなる向きも多かろう。 けど、 天底当て…

きたさん
1か月前

いまさらながらもホルモー! 

今年の直木賞、八月の御所グラウンドが面白すぎた。 これぞ万城目ワールド。 キャラ立ちが最高で、それぞれ個性が強烈だ。 彼らがここぞというところで なんと! という活…

きたさん
2か月前

オモクソやられるの巻

目がまわるとはこの事か! 2024年8月5日、日経平均株価が史上最大の下げ幅4451円を記録した。 7月11日に史上最高値の4万2224円をつけ、1月も経たぬ5日には3万1458円だ。 し…

きたさん
2か月前
2

誰かが私を殺した 東野圭吾著 audibleオリジナル

audibleオリジナルとあって、ナレーターが豪華。 効果音も入りラジオドラマ調。 人気作家のミステリーで人気シリーズの短編を名優たちが語る。 とくれば、audibleって何?…

きたさん
2か月前
3

地面師たち Netflix

正直、熊が出てきたところで観るのやめようと思ったんだが、X(旧Twitter)でも話題になっている事だしと、頑張って観続けることにした。 が、頑張って良かった。 展開早く…

きたさん
2か月前
3

ヒロイン 桜木紫乃著

切ないお話だ。 カルト集団のテロ実行犯として追われる女性の17年を描く。 壮絶な17年だ。 指先までも張り詰めしなやかに動くバレーダンサーの見事な描写との対比が効いて…

きたさん
2か月前
野を越え山越え谷越えて

野を越え山越え谷越えて

はるかな街まで楽しい旅の夢をつないでいる。
童謡の、線路は続くよどこまでもの歌詞だ。

7月末から雲行き怪しかったが、8月に入って田畠(相場)が大災害に見舞われ、荒れ果ててしまった。
10月の今も荒れてはいるが、私の田畠は種まきを済ませようやく発芽を待つところまで。
しんどかった。
8月5日までの暴落で今年の稼ぎの大半を失って目を回したというエピソードは当時も書いた。
大損するかもしれないというヒ

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しがみつく

しがみつく

日曜の朝、お皿を洗っていたら手元でカチカチと鳴る妙な音に気がついた。
なんと、愛用していたApple Watch SEのディスプレイ部分がカポっとが浮いているではないか。
恐る恐る引っ張って覗くと、かろうじてケーブルで繋がっていた。
ぶら〜ん状態だ。
これ、あかんやん。
そっと戻してみるが、直ぐにまた浮く。
とりあえずセロテープでとめてみたが、コワイやん。
、、、でも無かったら困るやん。

朝は手

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あえなく敗れる

あえなく敗れる

おせち争奪戦に。
そう、9月21日土曜0時から来年のお節料理予約が始まった。
限定2食をゲットしようと、夜中モソモソ起きてポチったんだが、既に完売だった。
来年リベンジしよう。

お節料理を作らなくなって久しい。
ここ数年は、普段愛用している百貨店系のネットスーパーで予約している。
百貨店のパンフレットとほぼ同じものがWEBに掲載されるので、前もってじっくり吟味しておいて、予約開始すぐにアクセスし

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気候変動とワイン

気候変動とワイン

やっぱり影響してるんかなぁと感じる事が増えた。
ぶどうの収穫期も変わるだろうし、糖度があがりすぎたり、酸が足りなかったりするんだろうなぁ。
一方で、新しい名産地が生まれるかもしれないとも。
ここんとこ、南半球のワインが続いた。
中にはニュージーランドの低アルコールワインも含まれていて、手間をかけた自然なアプローチで低アルコールを実現させており、風味も豊かで低アルコールとは思えない味わい。
ただ、こ

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一発逆転を狙う!

一発逆転を狙う!

はダメですよー。
相場が荒れてるときにやっちゃいけない事の筆頭です。
逆転どころか一発退場させられるかも。
やるべきことは資金管理。

あと、
投資詐欺もわらわら湧いてくるので気をつけましょうねー。

しぶとく生き残ってまたコツコツ稼ぎましょ。

壮絶な結末が待っていた

壮絶な結末が待っていた

ともぐい 河崎秋子著 170回直木賞受賞作

猟師が熊と死闘を重ねるお話しと思い込んで読み(聴き)始めたので、この結末には正直驚いた。
熊との闘いの描写も迫力あるが、冬山の凛とした空気や森の佇まい、犬や獣たちの営みも、まるで目の前で繰り広げられているような丁寧な描写で臨場感がある。
山で、強いものが生き残るという営みを貫いた主人公は美しい。

そして、著者がタイトルに込めたメッセージを考える。

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この夏イチオシのサスペンス

この夏イチオシのサスペンス

まさに怪演!
怪演と言えば『地面師たち』でのトヨエツが記憶に新しいのだけど、あっさり上書きされた。

誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる Netflix
コ・ミンシさんコワスギ。
『智異山』ではキーパーソンになる可愛い後輩役だったと知ってもっと驚いた。
『モガディッシュ』でわたしの心を鷲掴みにしたキム・ユンソクさんも、苦手なラブコメディも彼女が出演するのなら観るイ・ジョンウンさんも喰われてる。

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夢を背負って

夢を背負って

壮大な夢が叶うかもしれない。
その時はたしてあなたは、そしてわたしはどう行動するのだろうか。
叶ったあとは?
そんなことを考えながら読んだ。
フェスタ 馳星周著

産まれる前から大きな夢を託された神の座す山という意味のカムナビと名付けられた一頭のサラブレッドと彼に関わる人たちの物語。

サラブレッドは早く走る為に産まれてくる。
生を全うできるサラブレッドはほんの一握り。
人の手に命を委ねて生きる。

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かかってこんかい!

かかってこんかい!

どんなワインが届くのかわからないのがお任せの良いところ。
ソムリエール時代にお世話になった2軒のワインショップからサブスクしている。
完全お任せ3〜4本のところとセラーの空き具合を見て本数やタイプを指定するところと。
初めての造り手さんとの出会いも多くて、毎回梱包を解くのが楽しみだ。
とはいえ、あまり馴染みのない産地のワインを開ける時は正直、ドキドキものでちょっと身構えてしまう。
まさにかかってこ

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泡三昧

泡三昧

日曜はシャンパーニュ。
いつのまにか定着した。
半分はその日のうちにフレッシュ感と泡だちを楽しむ。
後の半分は小瓶二本に取り分けておいて翌日以降に熟成感を楽しむことにしている。
クリュッグやボランジェなど有名メゾンももちろん好きなんだが、自然派好きとしてはRM(レコルタン・マニュピュラン)と呼ばれる小規模自家栽培醸造者のシャンパーニュがど真ん中。
生産数も多くはないし、年度によって出来も違うから一

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2番底が来るぞ!

2番底が来るぞ!

などとまことしやかに語る人が増えている。
私に言わせれば、
来るかもしれないし来ないかもしれない。
なんやそれ、と突っ込みたくなる向きも多かろう。
けど、
天底当てても儲けられなくては意味がないのだよ。
暴落が来るぞと言い続けて実際の下げが来るまでに大損する人もいれば、2番底が来るはずと待ち続けて置いていかれる人もいる。
1発当てても続けては当たらず消えて行く人もいる。
天底を当てる≠相場で儲ける

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いまさらながらもホルモー! 

いまさらながらもホルモー! 

今年の直木賞、八月の御所グラウンドが面白すぎた。
これぞ万城目ワールド。
キャラ立ちが最高で、それぞれ個性が強烈だ。
彼らがここぞというところで
なんと!
という活躍ぶり。
バスの中で聴いていて、たまらず吹き出してしまい、周りを見たほど。
これは癖になる。
シリーズ第二弾の六月のぶりぎっちょうもaudibleで12月には配信されるようで、それまでの間、そういえば未読だった万城目学氏デビュー作を読ん

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オモクソやられるの巻

オモクソやられるの巻

目がまわるとはこの事か!
2024年8月5日、日経平均株価が史上最大の下げ幅4451円を記録した。
7月11日に史上最高値の4万2224円をつけ、1月も経たぬ5日には3万1458円だ。
しかも、8月の3営業日で7643円も下げた。
為替ドル円も、7月の162円台から142円台まで下げた。
日米の株と為替ドル円の中長期ポジションを抱えている私は、8月のたった3営業日で今年の稼ぎを見事に吹っ飛ばした。

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誰かが私を殺した 東野圭吾著 audibleオリジナル

誰かが私を殺した 東野圭吾著 audibleオリジナル

audibleオリジナルとあって、ナレーターが豪華。
効果音も入りラジオドラマ調。
人気作家のミステリーで人気シリーズの短編を名優たちが語る。
とくれば、audibleって何? な方も30日の無料体験を利用しない手はない。
通勤通学はもちろん、入浴や家事をしながら物語に浸れる。
目が衰えて文字を追うのがおっくうになった人にもおすすめだ。
しかも、直木賞作品だの本屋大賞作品だのが次から次へと配信され

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地面師たち Netflix

地面師たち Netflix

正直、熊が出てきたところで観るのやめようと思ったんだが、X(旧Twitter)でも話題になっている事だしと、頑張って観続けることにした。
が、頑張って良かった。
展開早くて飽きない。
それはないやろ等々、突っ込み入れながら楽しめるシリーズだった。
バカラのオールドファッションでシングルモルトが飲みたくなった人は私だけじゃないはず。
叙々苑のお弁当も。

ヒロイン 桜木紫乃著

ヒロイン 桜木紫乃著

切ないお話だ。
カルト集団のテロ実行犯として追われる女性の17年を描く。
壮絶な17年だ。
指先までも張り詰めしなやかに動くバレーダンサーの見事な描写との対比が効いている。

罪はある。
そうと知らずに巻き込まれたテロ実行犯としての罪ではなく、慈しんで護ることもせず放棄した自分の子に対して。
両親からは与えられなかった愛を手探りしながら見つけた時に、自分の本当の罪を知る。
そして、17年の逃亡の末

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