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日々の思考と記録

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毒にも薬にもならないけれど、身体に染み込むように、思ったこと、考えたことを自分の言葉で書きます。拙くたって、伝わらなくたって、真摯に書く。
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2021年7月の記事一覧

責任とってくれない

責任とってくれない

 意外とだれも責任はとってくれないんだよなぁ。
 自分の足でしっかりと立とうと決めてから、そう思う機会が何度かあった。

 運転中の自動車事故は基本的に10:0にはならない。それと同じで、全ての責任が1人に集約されるケースは驚くほど少ない。自分の視点からすると被害者だと思っていても、客観的に見ると、確認を怠っていたとか、意見の主張をしなかったとか、落ち度がないとは言えなくなる。
 すると有耶無耶に

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噴き出す怒り

噴き出す怒り

 このnoteとは関係のない文章をコツコツ書いている。

 とにかく自分の想いを全力で込めていたら、文量が増えていく。普段はすらすらと言葉が出てくるタイプではないのだが、書きたい内容にタイピングが追いつかないくらい出てきた。断片的で、まとまりはなく、あとで編集は必要なものの、自分でも驚く勢いがある。

 そして、もう1つ驚いたのは、怒りが文にのっていること。

 僕は日常生活においては怒りをほとん

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だれが笑顔にしてくれていたか

 人との直接的な関わりが減る中で、改めて自分を笑顔にしてくれるのは他者だったんだなと思い知らされている。

 オンラインで決まった面子で定期的に集まる試みを始めた。それは自分にとって、とても有意義な時間になっていて、忖度なく心の底から笑う瞬間が多々ある。

 自分が普段表に出さない部分をさらけ出し、関係性が深まっていく過程は味わい深い。

 1人も楽しい。動画を見ていて、笑ってしまうことだってある

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豊かさを知る

豊かさを知る

 別に新しい人と関わらなくても生きていける。
 考えの異なる人とは距離を置けば、快適かもしれない。

 ある程度の生活ができていれば、自分にとって異質なものは必須ではないのだ。ただ、その未知のものに触れるのは豊かさを生む。赤しか知らなかった人間が夕焼けの茜色を知る、口紅の真紅を知る。その瞬間、感覚は瑞々しく広がる。

 あまり人間関係に恵まれなかった人が、無償の優しさを知る。甘やかされて育った人が

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忘れられる幸せ

忘れられる幸せ

 数年前にようやくわかった自分の体質だが、油ものは質が悪いと気持ち悪くなってしまう。何度か飲食店で食べた後に、気持ち悪くなったことがある。揚げ物を扱う店では、使う頻度が家庭とは違うので、いくつも揚げているうちに、どうしても劣化していく。

 その劣化したタイミングに当たると、その日は吐きそうな気分のまま過ごす羽目になる。

 以前揚げ物で痛い目を見た店に、今日たまたま寄ることになった。揚げ物さえ避

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不言実行できねば語れ

不言実行できねば語れ

 自分の想いを全面に出すことを恥ずかしく思っていた。

 熱い想いを懐いてそれを語れば語るほど、追いついていない現実がくっきりと浮かび上がってくる。だから黙して語らず、不言実行こそがカッコいいのだ。

 そう信じて止まなかった僕が、近頃自分の考えていることを語る機会が少し増えている。背中で語る人は今でも尊敬している。ただ、振り返ってみたら僕の背中は大きくもなんともなかった。

 背伸びしても足りな

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失って気づく余分

失って気づく余分

 昨日はデジタルデトックスをしたので、30分未満しかデジタル機器の画面を見ていなかった。

 そうやってみると、1日がとても長く感じた。
 いかに普段スマホやPCを見ている時間が長いのかを思い知らされると同時に、SNSやら動画やらに時間を消費している事実に否応なく気づかされた。

 失ってみないとその価値に気づけない。そんなことも言われるけれど、失ってみて初めて気づく余分もある。

 だから、自分

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デジタルデトックス

デジタルデトックス

 7/24はデジタルデトックスの日とする。そのため、日付けを跨ぐと同時にこの記事を書いている。

 リモートワークをしていると、ついつい画面を見る時間が増えていく。肩は凝りやすいし、目も疲れる。だから、こうして電子機器に触れない時間は定期的にとっておくといい。

 一件だけ電話をしなければいけない用件があるので、それだけは特例とする。

 きっと僕は時間を持て余すだろう。テレビもネットもスマホも見

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悠々自適

悠々自適

 今日は1日ゆったりと過ごしていた。

 寝転がりながら、じっくりと本を読む時間が取れて、とても贅沢な時間だった。しかも、これからまた土日が始まるのだ。凄い状況だと感動していた。

 最近ニュースを見ていても、世間の出来事に臨場感が湧かない。それは遠出をする機会がグッと減ったからで、ある程度決まった場所を巡り、決まった人と会う日々になっている。粛々と世界観が狭まっている感覚があって、よろしくない。

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変えられない過去よりこれからを

変えられない過去よりこれからを

 過去になにをしてきたのか。その為人を知る手がかりにはなる。

 だけど、過去の出来事で今のその人までを判断してはいけない。過ちに気づいて、変わった(変わろうとしている)人まで許されない世の中は苦しいな、と思う。それは過去になにか悪事をしてしまった人はもちろんだが、糾弾する側の人の首も絞める。

 完全に清廉潔白な人はいるだろうか?
 ある程度生きていたら暴かれたくないことの1つや2つはあるだろう

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未来の僕は笑っていた

未来の僕は笑っていた

 複数人に話を聞いてもらい、フィードバックをもらった。
 その時間は僕にはとても貴重で、感謝が湧いてくる。

 自分で言葉を紡ぎながら、色々な想いが頭を巡っていた。時折、メモに残してみたが、後から見返してもまったく臨場感がない。

 ただ、一つだけ強く残った想いがある。これからどうなるのであれ、目を瞑った時に、瞼に映る未来の自分が笑っているような自分でいたいなと思った。

 少し回りくどいが、自分

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生々しく生きる

生々しく生きる

 生々しく生きたい。

 走っている最中にふとそう思った。喉に張り付くようなベタついた空気のせいで、呼吸が苦しい。なんで僕は暑い中を走っているのか、自分でもわからない。

 綺麗に整えられて、無駄がなく、美しい。そういうものが求められている。だけど、いざ目の前にすると一歩後ずさってしまう。モデルルームのような生活感のない空間にいるとソワソワしてしまう。

 生々しい。どちらかといえば、あまり良い意

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1歩

1歩

 気づけば、色んな人が応援してくれている。

 僕が無謀な挑戦すると言っているのに、身の回りの人は親身に話を聞いて、決して挑戦自体は否定しない。様々な情報提供と提案をしてくれるが、どうするかの瀬戸際には踏み込んでこない。

 それはとてもありがたいことで、勇気をもらえる。どうなるかわからない不安はついて回るが、それでも前を向けるのは自分の力というよりも、僕のために時間と労力を使ってくれる人達がいる

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風物詩は音もなく消える

風物詩は音もなく消える

 今年は変だなと思っていた。なにか物足りなさを感じているのに、なにに対してなのかわからない。それがふとニュースを見ていたら、気づいた。

 今年になって1度も花火の音を聞いていない。

 例年ならば、遠くで聞こえる破裂音で、空を見上げるのだ。去年はそれどころではないイレギュラーな年だったが、2021年も花火大会はいくつかの中止が既に決まったとキャスターが言っていた。

 日本に住んでいれば、だれし

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