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責任とってくれない

 意外とだれも責任はとってくれないんだよなぁ。
 自分の足でしっかりと立とうと決めてから、そう思う機会が何度かあった。

 運転中の自動車事故は基本的に10:0にはならない。それと同じで、全ての責任が1人に集約されるケースは驚くほど少ない。自分の視点からすると被害者だと思っていても、客観的に見ると、確認を怠っていたとか、意見の主張をしなかったとか、落ち度がないとは言えなくなる。
 すると有耶無耶になってしまう。

 君ならできる。絶対やった方がいい。無理だからやめれば。
 応援も非難も、安全圏から声を飛ばしているだけで、結果に対して保障も補償もしてくれないのは一緒だ。

 だから、だれかに責任をとってもらうつもりで、なにかをするのはやめた方が楽なのだ。責任を自分で背負うのはしんどさもあるが、あとで不満を垂れ流しているだけよりはいいのかもしれない。

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