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爆誕!1年かかった哲学漫画です。

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はじめまして!北野希織というPNで漫画をかいております。現在はまんが学術文庫さんにて「自由論」の漫画を担当させていただきました。2019年10月に発売予定となっております!この1冊ができるまでのいろいろをお話させていただこうと思っております。

この作品の企画はほぼ1年前にはじまり、はじめはまんが学術文庫の現代ビジネスの記事をみた私が編集部に「やりたいのですが!!!!!!!!!」と問い合わせを差し上げたのがきっかけです。

こちらがその記事


「哲学を漫画にしました」ー「資本論」の記事でした。いわゆる学習漫画の紹介かな?とそのときは思いましたが、どうもそうではないようなのです。マルクスの思想に沿った登場人物をストーリーのなかで動かして…というたいへん高度なことが書いてありました。思想書の漫画化って、やれるものならやってみたいなあ~(ポワーン)と思っていた私は驚きました。そして、記事の最後の方には「まだまだ面白い漫画は難しい、精進したい」というようなことが書いてありました。

ガーン

これは漫画のよさを殺さないようにものすごい工夫をして思想の紹介をしようという壮大な企画ではないか!

同業のあるいは業種の近い皆様はわかって下さるとおもうのですが、論文を、キャラクターとネームに起こして漫画としておもしろく!ネームに起こすという作業はとても骨の折れる作業です。(やっとできた下書きをアシスタントさんに説明したとき第一声は「よくネームに起こせましたね!」でした。「わかってくださいますか!!」と思わず半泣きになってしまったものです…。)

私は興奮しました。

そして、その現代ビジネスの記事をかいたかたのプロフィールをクリックしました。

す…すてき!ジェントルマン!!渋い!なにかもの憂げな表情がロダンの彫刻のよう!!! このかたが哲学を漫画にしようというクレイジーな企画の編集さんなのか…!そこにしびれる!憧れる~!(ズギャーン)

なんといっても自己紹介のところに「若大将」とあります。もう大ベテランなのに「若大将」と言ってしまうこのユーモアのセンス。なにより現場で作家と一緒に作品作りをして下さる編集さんに、こんな熟練のかたがいらっしゃる例を他に知りません。(私はそれまで商業漫画を描いてきた中で3人の担当してくださった編集さんはいずれも40歳以下の方でした。お世話になった編集長さまも50歳以下の方でした。)つまり、このかたは本当に漫画が好きで現場で一緒に作品を作ることが楽しいのだろう!!(という勝手な憶測)で私は勝手に盛り上がりました。(パソコンの前で)。

早速既刊のまんが学術文庫を買い求め、その漫画としての工夫に大変感激した私は編集部にメールを差し上げたのです。「ぜひご検討いただけませんでしょうか」と…。

これが約1年にわたるJSミルを漫画にするまでの一歩です。

続々制作秘話、過去読み切り作品など(無料!)を投稿していきますのでどうぞよろしくお願いします!




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