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「近畿地方のある場所について」感想
お友だちにすすめられてネット上で読んだのがきっかけ。 (カクヨムで読めるので興味ある方はぜひ https://kakuyomu.jp/works/16817330652495155185) すごく怖くて、大人…
「それは令和のことでした、」読書感想文
歌野晶午「それは令和のことでした、」読了。図書館の新しい本のコーナーにあり、何の気なしに手に取ったのがきっかけ。歌野晶午は読んだことがなかったのだけれど、ミステリーの短編集だったので、とても読みやすかった。
ずっと、僅かな違和感を感じながら読み進めて、最後にその違和感の正体がわかるので、なるほどー!となれるのがすごく気持ちいい。
とはいえ、読後感がどんよりしてしまうイヤミス的な作品も多いので、その
「近畿地方のある場所について」感想
お友だちにすすめられてネット上で読んだのがきっかけ。
(カクヨムで読めるので興味ある方はぜひ
https://kakuyomu.jp/works/16817330652495155185)
すごく怖くて、大人になってから読んだ怖い話でこんなに怖いと感じたのは初めてだったかも、くらい。
流行りのモキュメンタリーというジャンルで、リアリティを追及した形式で書かれたフィクション。作者の背筋さんが、消息を
(愚痴)私に配慮してくれない人に、私も配慮はしない
最近、ちょっと失礼な態度を取られたことを思い出してイライラしている。
思い出してイライラするなんて、本当に意味のないことだから、すごく嫌。
だけど、とめどなく溢れてくる気持ちを止めることは難しいので書いている。
ひとつは、こちらがした心遣いに対して、お礼のひとつも言われなかったこと。
別に望まれたわけでもないし、こちらから押し付けたとも言えるかもしれない。
他に配慮すべき別の事柄があって、そちら
「世にも奇妙な人体実験の歴史」読了
岡田斗司夫さんがYouTubeで紹介されていて、面白そうだなあと思って読んでみた。
凄まじいの一言。
科学、特に医学の発展に、人体実験は欠かせないわけだけれど、それを自ら行ってきた尊敬すべき科学者たちの偉業を紹介する本。
以下、カバー折り返しに書いてある紹介を引用。
本書に登場する「勇敢」な実験のほんの一例
○「コレラ菌などない!」と断言(注:大間違い)、コレラ菌入りの水を飲み干す
○黄熱病患者
「性食考」読書感想文
なかなかすごい本だった!
食べること、交わること、死ぬことの濃密な繋がり……
ほとんど同じことだと言ってもいいくらい!
極めて本能的な欲望について、いろいろな伝承や風習を紐解いて考えていくのだけれど、どんな符合があっても、本能的・感覚的にどれも、そうかもしれないなぁ……と納得してしまう。
食べる=交わる、というのは、強い生命力を感じる行為なので、すんなり受け入れられる。
この本の中で死を取り上
読書感想文「赤目四十八瀧心中未遂」
写真家の星野藍さんが影響を受けた本として挙げられていたことから、興味を持って読んでみた。
星野さんは旧共産圏の写真をたくさん撮られていて、好きなんです…よかったら皆さんぜひ…
純文学でした。
モヤモヤした主人公がモヤモヤ過ごして、恋に落ちて…
舞台となる尼崎の、雑然として治安の悪い感じがなんとも言えず。
アヤちゃんの背負った刺青の、毒々しさと美しさ。
赤目四十八滝の清らかさ。
ぼんやりとグレース
ジブリパーク④ジブリの大倉庫
ジブリパーク巡りの最後のエリアは、ジブリの大倉庫。
メインの展示場で、お土産屋さんや昼食を食べられるカフェもあるので最後にしたのだけれど、この順番は失敗でした……
なぜなら、入場時間はチケットで決まっているけれど、退場時間は決まっていない。
すなわち、人が増える一方……
私たちが入場したのは12時半頃だったのですが、同じ時間に入場する人たちの列も、すごい長さ。
入場したら、公開展示室や企画展示室