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#108 鉄棒 逆上がりは なぜ難しいのか?できない理由は重力にあった!

なぜ逆上がりができないのか?
理由はいろいろありますが、

一番の理由は、

重力に逆らった動きをするから

と言えます。

鉄棒を理解する上で切っても切れない関係にあるのが
重力です。

今回は重力についてお話していきたいと思います。
重力の理解がないと、逆上がりができない理由が説明できないからです。

重力は、地球が物体を引き寄せる力、つまり引力。
そのおかげで、物体は地球の表面にとどまっているのです。

例えば、物を手から離したら、地面に向かって落ちますよね?
私たち人間も、重力という視点だけで考えれば物体と同じです。
重力のおかげで、地面に立っていることができるのです。
ですが、日常生活で、重力を意識して生活している人などほとんどいません。

逆上がりという技は一瞬ですが、宙に浮かないとできない技です。
つまり、重力に逆らわないといけないのです。

逆上がりは鉄棒と腕の助けを借りて、自分の体をコントロールする技なのです。
つまり、上半身の筋肉と鉄棒が一生懸命頑張って、体を上に持ち上げているのです。
しかし、下半身はまだ地面に引っぱられていて、完全に宙に浮いているわけではありません。
宙に浮いている状態の時、体は重力と戦っているんです。
その戦いに勝つことができれば逆上がりが成功します。

余談になりますが…
鉄棒に限らず、体育の学習全般に言えることは、重力に逆らった動きが多いということです。
なのに、体育の授業で重力について学ぶことは一切ありません。
だから、重力に逆らった動きができないのです。

体育の教科書をつくって、
重力とは何か?
を学習することからスタートしてほしいと思います。
そうすれば、算数と同様、全国どこの小学校に行ったとしても、程度の差こそあれ必ず同じことを学び、習得できます。
重力の理解があれば、逆上がりを低学年で指導しようなど考える人はいなくなるはずです。
ですが、逆上がりを低学年から指導する人が後を絶えません…
忙しいという理由だけで、間違ったことを教えていいわけではありません。

体育は教科書がないため、その内容は担任の裁量に任されているといっても過言ではありません。
ずっと体育館でドッジボールをやらせていたり、クラスを2チームに分けて校庭全面使ってサッカーをやらせていたりする人が、まだこの令和の時代になってもいるのが事実。
そして、それが体育だと思っている人さえいます。
無知とは本当に怖いです。
体育を1つの教科として理解し、何を身に付けさせるべきなのか知らないのですから…
副読本などは存在しますが、ほとんど活用されていません…
体育の教科書ができることを切に願います。

さて、話が飛びましたが、まとめです。

今回は、重力についてお話しました。
逆上がりでは、両足を宙に浮かせます。
重力に逆らっている動きがあるため、逆上がりは難しいのです。
ここがスタートラインです。

次回は、別の視点から、重力に逆らった動きについて説明していきたいと思います。

それではまた!

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