辻ノ名草

小説書いてます。気まぐれ投稿。 アイコンのキャラクターは、オニくまって言います。 よろ…

辻ノ名草

小説書いてます。気まぐれ投稿。 アイコンのキャラクターは、オニくまって言います。 よろしくお願いします (・∀・)

マガジン

記事一覧

固定された記事

-自己紹介-

※2023/08/31更新 皆さんはじめまして。今回は、私の自己紹介をしたいと思います。 名前 : 辻ノ名草(旧 辻谷冬希) 本名ではありません。 中学生。 ♢好きな事 漫画…

辻ノ名草
1年前
65

突然で申し訳ございません。活動休止させていただきます。次の投稿は、おそらく数年後になるかと思います。毎回私の投稿を楽しみにしていただいた方がいたなら、本当にごめんなさい。こんな小説を読んでくださり、すごく嬉しいです。復活した時は、また新しい小説をお読みいただけると幸いです。

辻ノ名草
9か月前
2

危険区域

 この地域には、怪物が住んでいるらしい。  だが、私は何百年もここに住んでいるのにもかかわらず、その怪物を見たことがないのだ。  この地域は段々と有名になり、…

辻ノ名草
9か月前
2

理由をください、シニガミさん 〘4〙

─テキトーナキメカタ─ 「シニガミさん? まだ一週間も経ってないけど……。」  何故か次の日、シニガミさんが来た。おかしいな。  彼女は怒っていた。こんなテキトー…

辻ノ名草
10か月前
3

『名無しさん』の"名無しさん"をみるきっかけとなったもの、そして『糸をみている。』の"黒い糸"。

お母さんに人形を直してもらったときに出てきた糸くず、これがあの男の子には人の形にみえました。

辻ノ名草
10か月前
2

糸をみている。

 かわいいかわいい息子のために、人形をつくってあげた。まだ さい。これからどんなふうに成長していくのかな。楽しみ。  息子の名前は  。  くんは人形を渡すとと…

辻ノ名草
11か月前
3

人形(多分猫)
裁縫苦手なので縫い合わせとか上手くできませんでした。口も難しかったです。

辻ノ名草
11か月前
2

理由をください、シニガミさん 〘3〙

─センタクシ─  僕が選んだ紙に書いてあったのは、『生きる』だった。すぐに決まったのに、次にシニガミさんが来るのはあと六日後か……。ちょっと退屈だなぁ。  僕は…

辻ノ名草
1年前
2

人形 (多分犬)
どんどんぼろぼろになってきました。かたっぽの耳は、もうすぐ千切れそうです。

辻ノ名草
1年前
3

⚠一部欠損⚠

 幼少期の記憶。誰かが僕に何かを言った。そして去っていった。他は知らない。だけどどんな顔してたかだけ少しだけど覚えてる。微笑んでた。僕はそれに恐怖を憶えた。  …

辻ノ名草
1年前
4

夢の中、私の森

 森の中を彷徨っている。  私は木に囲まれている。  緑、赤、黄、青、白、黒、紫  いろんな色の木。  こんなのは知らない。  何故かここにいると落ち着く。  …

辻ノ名草
1年前
2

地獄からの脱出方法について

こんにちは。辻ノです。これは自分でも何を書いているのかわからなくなったものです。ちょっと投稿しようか迷いました。 _______________________________________________…

辻ノ名草
1年前
6

理由をください、シニガミさん 〘2〙

─イキタイ? シニタイ? ─  思ったことがある。死神というのは勝手に人を殺していくものではないのかと。僕のイメージだとそうだ。僕は、お見舞いに来てくれたお母さ…

辻ノ名草
1年前
2

理由をください、シニガミさん 〘1〙

「ねぇねぇ、君は死にたいって思わないの?」  突然聞かれたその質問に、僕はなんと答えればいいのか分からなかった。 ─シニガミサンニアイマシタ─  ある日の夜、…

辻ノ名草
1年前
3

明日か明後日に小説投稿します。

辻ノ名草
1年前

トルストイさんの人生論読みました。共感できるものもあったり、こういう考え方があるんだなと。読んでいて楽しかったです。

辻ノ名草
1年前
2

-自己紹介-

※2023/08/31更新

皆さんはじめまして。今回は、私の自己紹介をしたいと思います。

名前 : 辻ノ名草(旧 辻谷冬希)
本名ではありません。
中学生。

♢好きな事

漫画や小説を読むこと、漫画・絵を描くこと、小説を書くこと、ボカロを聴くことなどです。

♢特に好きな漫画

文豪ストレイドッグスです。私が小説を好きになるきっかけを与えてくれた大好きな漫画です。

♢小説について

ホラ

もっとみる

突然で申し訳ございません。活動休止させていただきます。次の投稿は、おそらく数年後になるかと思います。毎回私の投稿を楽しみにしていただいた方がいたなら、本当にごめんなさい。こんな小説を読んでくださり、すごく嬉しいです。復活した時は、また新しい小説をお読みいただけると幸いです。

危険区域

危険区域

 この地域には、怪物が住んでいるらしい。

 だが、私は何百年もここに住んでいるのにもかかわらず、その怪物を見たことがないのだ。

 この地域は段々と有名になり、若者が度々訪れるようになったが、数日もすれば消えていった。

 まるで元々存在していなかったように。

 せっかくの話し相手がすぐに消えてしまうのは大変寂しいものだ。

 だから私は、そろそろこの地域から離れようと思う。

理由をください、シニガミさん 〘4〙

理由をください、シニガミさん 〘4〙

─テキトーナキメカタ─

「シニガミさん? まだ一週間も経ってないけど……。」
 何故か次の日、シニガミさんが来た。おかしいな。
 彼女は怒っていた。こんなテキトーな決め方をしてはいけないと。しかし、僕にはなぜそんなに怒っているのかが理解できなかった。これがなぜテキトーな決め方になるのかもわからない。
 シニガミさんが言うには、こういう命に関わることは、ちゃんと自分の意志で決めなければいけないらし

もっとみる

『名無しさん』の"名無しさん"をみるきっかけとなったもの、そして『糸をみている。』の"黒い糸"。

お母さんに人形を直してもらったときに出てきた糸くず、これがあの男の子には人の形にみえました。

糸をみている。

糸をみている。

 かわいいかわいい息子のために、人形をつくってあげた。まだ さい。これからどんなふうに成長していくのかな。楽しみ。

 息子の名前は  。  くんは人形を渡すととても喜んでくれた。かわいい。

 今日は  くんが泣いていた。人形の足が破れそうになったんだって。直してあげたらすぐ笑顔になってくれた。よかったね。

 

 今日も  くんが泣いた。何故か人形がぼろぼろになっていた。なんでって聞いたけど

もっとみる

人形(多分猫)
裁縫苦手なので縫い合わせとか上手くできませんでした。口も難しかったです。

理由をください、シニガミさん 〘3〙

理由をください、シニガミさん 〘3〙

─センタクシ─
 僕が選んだ紙に書いてあったのは、『生きる』だった。すぐに決まったのに、次にシニガミさんが来るのはあと六日後か……。ちょっと退屈だなぁ。
 僕はシニガミさんの絵を描いた。看護師さんに「それはだれ?」と聞かれたため、「僕が考えた小さな天使」と答えた。死神なんて信じてもらえないに決まってるから。それに僕は、シニガミさんは死神じゃなくて天使のように感じたから。

———————————

もっとみる

人形 (多分犬)
どんどんぼろぼろになってきました。かたっぽの耳は、もうすぐ千切れそうです。

⚠一部欠損⚠

⚠一部欠損⚠

 幼少期の記憶。誰かが僕に何かを言った。そして去っていった。他は知らない。だけどどんな顔してたかだけ少しだけど覚えてる。微笑んでた。僕はそれに恐怖を憶えた。

 僕の記憶は一年前から。それ以前の記憶は消えた。唯一覚えているとすれば、名無しさんのこと。僕の唯一の友達。今でも一緒にいる。でも、その記憶を、いつか思い出してしまう気がする。思い出してはいけない気がする。なのに思い出してみたいと思ってしまう

もっとみる
夢の中、私の森

夢の中、私の森

 森の中を彷徨っている。

 私は木に囲まれている。

 緑、赤、黄、青、白、黒、紫

 いろんな色の木。

 こんなのは知らない。

 何故かここにいると落ち着く。

 知らない場所で迷子になって落ち着いていられるはずがないのに。

 私は地面に転がり、空を見上げた。

 雲一つない空には鳥も飛んでいない。

 思えば、この森に入ってから虫もみない。

 このまま寝てしまおうか。

 でも少し良

もっとみる
地獄からの脱出方法について

地獄からの脱出方法について

こんにちは。辻ノです。これは自分でも何を書いているのかわからなくなったものです。ちょっと投稿しようか迷いました。
__________________________________________________

 この世を例えるとしたら、僕は地獄ゲームと答えます。僕たちは、突然とある空間へ放り出されました。そして、たくさんの人と巡り会いながら出口へと進んでいきます。しかし、そこはまるで地獄。

もっとみる
理由をください、シニガミさん 〘2〙

理由をください、シニガミさん 〘2〙

─イキタイ? シニタイ? ─
 思ったことがある。死神というのは勝手に人を殺していくものではないのかと。僕のイメージだとそうだ。僕は、お見舞いに来てくれたお母さんの携帯を借りて、死神について調べてみた。
 死神とは、死期が近づいた人のもとに現れ、死後の世界へ導く神様らしい。やっぱり僕もうすぐで死ぬのかな。
 死んだ人を死後の世界へと導く役割を持つ死神。怖いイメージだったけど、そういうわけでもな

もっとみる
理由をください、シニガミさん 〘1〙

理由をください、シニガミさん 〘1〙

「ねぇねぇ、君は死にたいって思わないの?」

 突然聞かれたその質問に、僕はなんと答えればいいのか分からなかった。

─シニガミサンニアイマシタ─
 ある日の夜、僕のもとにシニガミさんが来た。初めは戸惑いを隠せなかった。死神なんて物語上のものに過ぎない。それに、見た目が想像と全く違ったからだ。眼の前にいたのは小さい女の子。今にも消えてしまいそうな、何処か切なくなるような感じ。その女の子は『シニ

もっとみる

明日か明後日に小説投稿します。

トルストイさんの人生論読みました。共感できるものもあったり、こういう考え方があるんだなと。読んでいて楽しかったです。