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坂道いろいろ

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記事一覧

弓木奈於さんについて考える

弓木奈於さんについて考える

OBKなんてとんでもない。彼女は芸術家なのです。
人間は言葉で考える、これは真実なのかもしれません。
何かの魅力を上手く言語化できない、という方に一言。
そもそも言語化しなければならないという前提がおかしいです。
型にはまっているだけではつまらなくありませんか。
そういう方にこそ、弓木奈於さんというアイドルを見て欲しいです。

Very November. Today is December.

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北野日奈子さん、ありがとう。

北野日奈子さん、ありがとう。

2022年3月24日。乃木坂46の2期生、北野日奈子さんの卒業コンサートが開催され、彼女のアイドルとしての最後のライブとなりました。
ここでは主に北野さんの代名詞である「日常」という楽曲の話を軸に自分の考えたことをつらつらと書き連ねようと思います。
※追記するかもしれません

アイドルの目標は「カタルシス」

いきなり堅そうな話ですがお付き合いください。
小説、戯曲、音楽、絵画、芸能などの芸術は何

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乃木坂46をLP1枚で

昨年ベストアルバム『Time flies…』が発売されましたが、ここ最近のグループの変化から自分としても一度整理の機会を設けました。
サブスクで音楽を聴くことが多くなり、アルバムをじっくりと聴き通す人も少なくなった今、敢えて有名アイドル「乃木坂46」をLPレコード1枚というフォーマットで紹介したらどうなるか想像してみました。
レコードをかけると必然的に音楽という体験に没入する不思議な時間が発生する

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英語詞を中心に乃木坂46「Actually...」分析

この1週間は乃木坂ファンにとっては激動の1週間でした。
新センターの中西アルノさんが爆誕しましたね。
もちろん一人のファンとして言いたいことはありますが、とりあえず話題に振り回されずに私ならではの新曲「Actually…」を分析しようと思います。
運営としてはセンセーショナルなお披露目だったので勝利なのでしょう。

英語詞

冒頭と2サビの後に英語の詞があるというのがこの曲の大きな特徴です。メンバ

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乃木坂28th「君に叱られた」について

乃木坂46の28枚目シングル表題曲「君に叱られた」のMVが公開されたので感想を書きます。

背負うものは大きい作品既に主力として定着済みの賀喜遥香さんを満を持してセンターに迎えたのはもちろん、彼女への当て書きというのは言い過ぎですが彼女の描くアイドルの姿を重ねやすい楽曲となっています。
パンデミックと共に作り手が迷走し、大物作曲家やら深い歌詞やらかっこいいスポーツカーやらと次々と話題を放り込んだだ

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乃木坂27th総評

先日乃木坂46の27枚目シングル「ごめんねFingers crossed」が発売されましたので分析します。

表題曲「ごめんねFingers crossed」他の記事でも述べているので手短に。
APPAZIさん、杉山勝彦さんという乃木坂ではお馴染みのビッグネームを使いました。一緒にすればいいものができるというのは甘いです。実際秋元系でも稀に見る酷い出来です。前作のように解禁前から作曲家をアピールす

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日向坂5th総評

乃木坂の26thに続き、先日発売された「君しか勝たん」について書きます。

表題曲「君しか勝たん」まず公開されたのが話題を狙った少しダサそうなタイトル。不安しかありませんでした。蓋を開けてみればタイトル・曲・歌詞・MVが日向坂46を標榜しつつ絶妙にハマっており、「青春の馬」以来の良作だと思いました。MVを見ているうちにあら不思議、メンバーの笑顔がこちらに移りました。アイドル楽曲はこうでないと。きゃ

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乃木坂46「錆びたコンパス」とアンダーライブ2021の感想

乃木坂46「錆びたコンパス」とアンダーライブ2021の感想

2021年5月25日。
27thアンダー楽曲「錆びたコンパス」公開。
翌2021年5月26日にはアンダーライブ2021開催。
卒業予定の伊藤純奈さんと渡辺みり愛さんのラストライブでもありました。
今回はこの二つについて書こうと思います。

名曲誕生「錆びたコンパス」「錆びたコンパス」は乃木坂46にとって久しぶりの文句無しの名曲だと思いました。
シングル曲を見れば「Route 246」「僕は僕を好き

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日向坂5thシングルヒット祈願について

先ほど日向坂46の5thシングルヒット祈願が生配信されました。
佐々木美玲さんが前日に離脱しましたが、とりあえず大事に至らず終了したようですね。皆さんお疲れ様でした。
シングル表題曲「君しか勝たん」のチアダンスを生配信するといった企画でそのためにメンバーは約1ヶ月猛特訓に挑んでいたようです。
しかしチアダンスという笑顔を伝播させる日向坂46に通じるものを使った点は良かったものの、如何せん企画がハー

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日向坂5th期別楽曲について

5月14日に5thシングル収録の期別楽曲MVが公開されましたね。大先輩乃木坂46が表題曲を中心に迷走気味なのに対し、日向坂46には安定感がありますね。

「どうする?どうする?どうする?」日本を代表する個性派俳優竹中直人さんを起用し、1期生が踊っていましたね。曲の雰囲気とエンドロールから「I see…」を連想しました。結論を言えば1期生の映像をたくさん見れたのはファンとして嬉しかったものの、竹中直

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乃木坂27th「ごめんねFingers crossed」について

The worst is not, So long as we can say 'This is the worst.'
シェークスピア『リア王』第4幕第1場より

26th表題曲を酷評したのがまるで昨日のようですが、乃木坂46は確実に前に進んでいるのでファンも前を向くしかありません。
先日ラジオで27th表題曲「ごめんねFingers crossed」が解禁され、先程MVも公開されましたね。
M

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乃木坂46 9thバスラの感想

乃木坂46の9th YEAR BIRTHDAY LIVEを視聴しました。
ファン歴2年の私はライブに足を運ぶのを躊躇していましたが、昨今の事情により配信サービスが充実したため、昨年12月に開催されたアンダーライブに続く2度目の参戦でした。

ライブ全般の感想全曲披露できないこともあり代表曲と最近の曲とを織り交ぜた乃木坂初心者にも優しいセットリストだと思いました。
ここ数年で多くのメンバーが卒業し、

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乃木坂46「今、話したい誰かがいる」を振り返る

先日発売された26thシングルのクオリティの低さに(勝手ながら)未だ納得がいっていないです。
乃木坂46で私が一番好きな楽曲である13thシングル表題曲「今、話したい誰かがいる」について振り返ろうと思います。
(完全に某CMの影響です。笑)
目的は自分の好きな乃木坂とは一体何なのかを探るためです。
この曲はたまたま鑑賞した映画『心が叫びたがってるんだ。』の最後に流れたことで知り、フルで聴いた初めて

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乃木坂26th全曲感想

配信版が解禁されましたね。
(27thに期待したいところです…)

『僕は僕を好きになる』
既に他の記事で取り上げているので割愛します。何度聴いても音の数の許す限り説教を詰め込んだ駄作だという評価は変わりません。
山下さんが可哀想です。

『明日がある理由』
以前にも少し触れましたが表題曲とテーマ、サビを中心に酷似しています。
これが共通カップリングだという事実に「シングルの2/3も割いて似たよう

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