日向坂5th期別楽曲について

5月14日に5thシングル収録の期別楽曲MVが公開されましたね。大先輩乃木坂46が表題曲を中心に迷走気味なのに対し、日向坂46には安定感がありますね。

「どうする?どうする?どうする?」

日本を代表する個性派俳優竹中直人さんを起用し、1期生が踊っていましたね。曲の雰囲気とエンドロールから「I see…」を連想しました。結論を言えば1期生の映像をたくさん見れたのはファンとして嬉しかったものの、竹中直人さんをはじめMVが強烈すぎて曲が完全に負けていたと思います。普通がいかに大切か、という時代に即したメッセージも込められていましたが場違い感しかありませんでした。
1回目は確かに面白かったのですが後述の2曲に比べればリピートを躊躇してしまいそうです。センターの東村さんにソロダンスなどもう少し見せ場を作ってあげれば良かったと思います。
私自身他の1期生曲の「好きということは…」「耳に落ちる涙」がとても好きなのでできる限り私情を排除した上ですが、今回の曲は悪くはないものの平均以下と言わざるを得ません。

「世界にはThank you!が溢れている」

MVは仕掛けに溢れていて終始楽しく、曲は軽すぎずしつこすぎず、気づけばリピートしてしまう作品。やはり再生回数は2期生人気を鑑みても納得のトップ。
優秀な同期の中でも一際輝く小坂菜緒さんはやはりエースだと改めて感じました。
Bメロからサビのスムーズな転調、冒頭及び終盤のサビにボレロのリズムを重ねるところなど明らかにしっかりとした音楽を作ろうとしている作曲家(野村陽一郎さんでしたね)の情熱はクラシック好きとしては高評価です。
歌詞や映像もよく曲にマッチしており、日向坂の楽曲の中でも良い出来だとは思うものの、何かが惜しい。全てが一定水準をクリアしているという長所が逆に短所になっているのかもしれません。「こんなもので満足するんでしょ?」と作り手が怪しげな笑みを浮かべているのでしょうか。「太陽のサーカス」とは私たちファンのことだったのでしょうか。(もう一つ、タイトルが少しダサいのは計算だと信じています)

「Right?」

待望の3期生全員集合MVで、期待していた通りのものが来ましたね。一言でいえば中毒性。Right? Yes.
冒頭のトゥールトゥットゥッ(山口陽世さんブログより拝借)で嫌な予感はしたものの、これを早速ギターでなぞった時点で確信犯。そして言うまでもなくサビ。やってくれましたね関係者の皆さん。
4人という人数は最早ユニット楽曲なのでメンバー一人一人のスクリーンタイムが長く大変お得な一曲となっています。
新3期生は入ってまだ1年でファンと一度も会っていないことを考えると感慨深いです。とりあえず映像面ではロケットスタートですね。今後の表題曲にどんどん彩りを与えて欲しいものです。
MVPは笑顔が素敵な上村ひなのさん、次点で山口さんといったところでしょうか。



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