- 運営しているクリエイター
2021年10月の記事一覧
チョンキンマンションのボスは知っている、を読んだ。
HONZのノンフィクション選書集で拝見し、手にした1冊。
文化人類学者の著者が、重慶大厦で独自のコミュニティを形成し逞しく生きていくタンザニアの出稼ぎブローカー”カラマ”に密着。彼らの独特のビジネ観、相互扶助の価値観を読み解いてゆく。
前半はカラマの超テキトーな性格に呆れつつ、彼らの波瀾万丈な人生を紹介。後半は文化人類学と社会学的な考察から鋭く迫る。
「ついで」が構築するセーフティネットは、