Kenny 有賀(Effortless Tango Contemporary)
記事一覧
【リズムの捉え方】音楽性セッション
先日ダンスの先生とお話をした時に「いろんな角度から裏拍の指導をしているのだけど、どうも裏拍を感じてもらえるのがすんなりいかない」とその日のレッスンの出来事を気にしていました。
ダンスの先生などは『さまざまな音を感じて身体動かす』などの経験が長く、特に女性は幼少期ダンスをされている方が多いので、「裏拍等のリズムを取れないことが理解できない!?」の様に思ってしまう先生も多いともいます。
リズ
【観察力】表現力セッション
美術系のユーチーバー「はるアトリエ」さんが『絵の上達は3つだけ』という気になる動画でアップしています。
勿論、上達への3項目なのであって実際は【だけ】ではありませんが、ダンスも絵画など同じく(種類は違いますが)表現のひとつなので、かなり参考になると思います。
ポイントは以下の四つ、
・ ①前提:どんな絵が描けるようになりたいのか?
・ ②見る力
・ ③遊ぶこと
・ ④クロッキー(速写・速写画)
【価値や時代の転換期を迎えて】エッセイ
人は何で踊るのでしょうか? 好きだから? 楽しいから?
ある小学生は郡舞の本番で「カウントより早めに振りを始めてしまう」事を繰り返していました。
振付はしっかりと覚えているのに、早く動いてしまうのは意外な理由からでした。
「だって、アタシ振付ちゃんと覚えてるもん!!!」
あっ ソコ承認して欲しかったのね・・・。
中島哲也監督(脚本も)の映画『嫌われ松子の一生』では、承認欲求が行き過
【タンゴ・フェイスの効果】表現力セッション
多くのダンスは『笑顔』で踊ることが求められますが、特に舞台でのタンゴダンスは『厳しい表情』で踊る、というイメージがあります。
タンゴ・フェイスはこんな感じです。
男性は眉間を寄せて鋭い目つきで、女性はそれに加え恍惚感な表情を差し色にしたりして踊ります。
眉間を寄せて鋭い目つきである『タンゴ・フェイス』は、オーディエンスの意識をダンサー顔に注目させる効果があるといわれています。
そ
【特有が認められる時】表現力セッション
海外発祥のダンスをする人にとって必ず一度は気になる事を言われることがあると思います。
未だに良く言われたりする例として、「体型が違う日本の人がダンスしても違うよ!」とか、「その国のDNAが無いとそのダンスにならない」、などがあります。
こういった『オリジナル至上主義的考え』はダンスに限らず、西欧美術や自動車などの西洋発祥の工業製品やデザイン、また工作技術等でもしばしば同じように言われます。
【フォローの余韻】音楽性セッション
ピアニスト森本麻衣さんが『ピアニスト道』を動画でアップしています。
ピアノ上達法、本番へのアプローチ、ピアノに関する様々なことの中から、今回は「上手な人と下手な人の違いはコレ。長い音のコツ!」で、音の繋ぎ方と重ね方をテーマにしています。
この動画は『悲壮』を例にして、長い音からの音の繋げるときの弾き方についての解説ですが、弾くテクニックは置いといて、どのように意識して次の音にはいるか!を感じと
【習った技が使えない!? byリーダー】トリートメント
ペアダンスでは踊り場としてのソーシャル(ミロンガ等)と、レッスンとソーシャル(ミロンガ等)の中間的な踊り場として練習会(プラクティカ)があります。
このような練習会(プラクティカ等)は主催者によって、レッスン寄りだったりソーシャル(ミロンガ等)寄りだったり様々です。
また、中にはガイド・プラクティカと言って、インストラクターが常駐していて質問等もできる練習会もあります。
東京近郊なら、レッ
【Free Online Lessons 紹介 】エッセイ
例のアレで欧米でも外出制限が今週から始まっています。
ニューヨーク在住のマイケル先生が無料でレッスン動画をアップしています。また、欧州でもオンラインレッスンを公開しているのでご紹介します。
【BOLEO & VARIATIONS】 Tango lesson
Teachers: Michael Nadtochi & Silvina Tse
https://youtu.be/TkRMZR7-q2
【動画で学ぶ際の注意点】各種技術レッスン
ダンスの学び方といえば、昔はスタジオでレッスンを受けるだけでしたが、今ではオンラインレッスン等の動画によるレッスンを受けることが可能な時代になってきました。
また、特に海外のダンサーなどで、レッスンは受けれないが習いたいダンサーがオンラインレッスンを実施していない場合、該当のデモ動画やレッスンの紹介動画を見ながら学んでいくこともあるかと思います。
そのように動画でステップや技などを学んでいく
【踊りのクオリティを上げるコツ】音楽性セッション
ピアニスト森本麻衣さんが『ピアニスト道』を動画でアップしています。
ピアノ上達法、本番へのアプローチ、ピアノに関する様々なことの中から、今回のテーマは「踊りのクオリティを上げるコツは!」を取り上げています。
キーワードは『フレーズについて』で、このテーマは踊りで表現する際にも共通するもので、とても大切なことと思います。
また、本人のブログにある通り「できる限り短く、動画で説明している」ので、
【ペアダンスのシステム】表現力セッション
振付と違ってインプロ(即興)で踊る場合の難しさは、振りがある程度自由に展開して行く為、フォロアーが踊りを見失しなわない様にさせることかもしれない。
インプロでも「ゆるい」インプロから「フル」インプルまであるので、中には決められたシークエンスを差し替え&入れ替えて踊るという(ある程度用意されたインプロ)もあるので、その場合は露呈しないケースが多いのだが、リーダー及びフォロアーが『ペアダンスのシス
【歌うま!?】音楽性セッション
セッションを受けたクライアント様のフィードバックで、
「カラオケがスッゴク上手く歌えるようになりました!」がありました。
タンゴで踊る曲などの構成把握と、その「構成パーツそれぞれの役割を理解するセッションと、構成パーツそれぞれを表現していくセッションの二つを基にして、他のジャンルの曲(J-POP)にクライアント様自身で応用した結果だと考えられます。(私は「発声法」等の指導はできません)
【シーンとリズム】表現力セッション
舞台と並んで表現の参考になるのがシネマ。
21世紀になりSFXやクロマキー合成名などが多く使われ、キャストは全て別取りにして、実際は共演していなくても、映像上では共演している体なのが多い様ですが、画面に二人が共演するシーンはいつの時代も重要な場面となっています。
今回参考にするのはアクション映画における武闘シーン(動画04:15~05:20の部分)を視てください。字幕を日本語か英語にするとより
【どっちが主体?】音楽性&表現力セッション
オペラやミュージカルなどに対応した劇場では、舞台と客席の間にオーケストラ・ピット(オケピ/orchestra pit)が設けられています。
オケピとはオーケストラ(楽団)のピット(場所)の意味で、観客席からは見えないよう舞台面から下がっています。
モスクワのBOLSHOI劇場(胡桃割り人形公演時)
演奏家が舞台のセンターに飾れられるようになったのは比較的新しく、舞台上のアクター・シンガー・
【How & where choreographers find stories!】表現力セッション
Tik Tok・ Youtube・ 优酷(Youku)などの動画サイトの「踊ってみた系」を視ていても思うことは、今の踊りがどんどん「カウントだけで踊らない」踊りになっていると思う。
例えば、メロディーやリズムの「フック」な部分の音を取ったり、ボーカルが歌う単語の響きや抑揚、フレーズの声調(イントネーション)を取って、
歌詞のニュアンスを振りに落とし込む手法が多いと思う。その意味では「踊りの形式 もっとみる
【多層的に捉える】音楽性&表現力セッション
音楽には「時間と共に記憶が消えていく」という特性がある為、作曲家は様々なテクニックを多用して「記憶に残る」作品を作ることが多い。
例えばメロディーで『感情を誘導』させたり、リズムで『行動を誘導』させたりしながら印象を与えようとしている。(これが入れ替わることもある)
また、楽曲ベースに『ストーリー』や『表現したいモノ』がある場合、音色やリズムの纏まりを多層的に配置しながら楽曲を構成させ、全体