記事一覧
【039】ブッダの生涯-【15】(仏教哲学の世界観第2シリーズ)
初転法輪と中道、そして八精道
お釈迦さまが向かった5人の比丘のいる「鹿野苑」に到着し、彼らと再会しました。
かつてはお釈迦さまと共同生活を行いながら苦行をしていた彼らは、公卿の無意味さに気づいて去っていったお釈迦さまを苦行から逃げた落伍者として認識していました。
しかし、いざ現れたお釈迦さまの姿を見た彼らは思わず旅人をもてなす礼を尽くした挨拶をしてしまうのでした。
そしてお釈迦さまは自らを彼らの
【038】ブッダの生涯-【14】(仏教哲学の世界観第2シリーズ)
5人の比丘、鹿野苑での再会
前回は梵天勧請の後、教えを説き広める事を決意したお釈迦さまが、誰にこの教えを説くか考えました。
初めはお釈迦さまが師事していた二人の修行者、アーラーラ・カーラーマとウッダカ・ラーマプッタに教えようと思ったが、神からの報告によりすでに亡くなっていたことがわかりました。
そこでかつての修行仲間だった5人の比丘の元へ行くことにしました。
今回はお釈迦さまが向かった5人の比
【027】ブッダの生涯-【3】(仏教哲学の世界観第2シリーズ)
仏伝をベースに生まれた浄土思想について
前回は仏伝の全体像についての解説でした。
仏伝をベースに見ると仏教の様々な側面が見えてきます。
仏伝ではお釈迦さまの生涯だけでなく、「素晴らしい人なので過去生もすばらしいものであろう」という願望が反映され、遙か昔にお釈迦さまの前世において過去仏との出会いがあり、悟りと救いを誓願するという流れが追加されました。
今回は仏伝にある宇宙観を元に作られた浄土思想