見出し画像

#78 【自己防衛】 褒められて伸びるタイプの弊害。


「私、褒められて伸びるタイプなんです」


「あ、私の事だ。」と、ドキっとした方いらっしゃいませんか?マネジメントをしていると、よくこんな発言をする後輩が現れます。特に、嫌われる勇気の無い上司に、不幸にも甘やかされて育った人がよく言っている気がします。

私は言うタイプでは無かった(言えるような余裕が無かった)のですが、自分も同じような環境で育っていたら言ってしまっていたなぁと、思い返しながら後輩の言い分を聞いています。

少し厳しい言い方となりますが、この「褒められて伸びるタイプ」について切り込みます。


■褒められれば、誰だって伸びる。

「私は、褒められるのが嫌いです。常に怒られる事で成長します。」という方いらっしゃいますか?居たら大変申し訳ないのですが、私の人生の中では一人もいませんでした。

基本的には、題名の通りかと思います。褒められて伸びない、嫌な気持ちになる人間なんて存在しません。自分を認めてもらって嫌な気持ちになる人、万が一存在するのであれば、相当なあまのじゃくですね。

では、何故「褒められて伸びるタイプ」などと、わざわざ言うのでしょうか。それは「怒られないように自分の身を守る為」です。ハッキリ言って、甘えでしかありません。怒られたくない。自分の意見を否定されたくない。そんな自己防衛の為に、こんな発言が生まれます。

確かに、上司に常に甘やかされていて、この発言をしていれば怒られないかもしれません。ただ、そこであなたの成長は終了です。自分の”コンフォートゾーン”を守る為だけに生きていく。そのまま30歳、40歳と歳を重ねれば、気づけば誰も指導や指摘をしてくれなくなる。勘違いした”イタい大人”の出来上がりです。

自分の狭い視野でしか生きられず、周りから”腫れ物”のように扱われる大人になりたいですか?最近、指摘や指導をされず、褒められてばかりいる人は要注意かもしれません。



今日も、誰かの気づきとなりますように。

ニコラス

この記事が参加している募集

#noteのつづけ方

38,533件

皆さま、サポートありがとうございます。頂いたサポートは、全て自己研鑽に充てています。全力で生きていきますので、今後ともよろしくお願いします!