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空港近くのマック店員さんが超絶優しかった件【ニュージーランド旅20】

ニュージーランドは南島、クイーズタウン最終日

ジリ貧の旅人勢にとってかなりシビアな町。

クイーンズタウンはニュージーランドの中でも特に物価が高い地域として知られている。



前回の記事はこちら
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1 周辺を歩く

スーパーで買ったReduce品の惣菜。
ソーセージが入ってて美味かった。
The 晴天
最高のトレーニング環境!
偶然見かけた謎の炊飯器。
ここでコメを炊く人がいるのかは不明だが、
勝手にコンセントを繋いで利用する潔さ、さすがKiwiの人々。




PM6時過ぎ


空港到着。

ボクはクイーズタウン空港で時間を潰していた。


スマホとAction4(動画撮影用の小型アクションカム)の充電を行いつつ、

PCを開いていつも通り写真と動画整理、このnoteの下書きを行った。


空いた時間と環境を利用してできることを一個ずつこなす。


自分自身これまで見てきたこと、あらゆる価値観と思想・ライフスタイル・出会った人達と話をする中で得たこと・学んだこと、可能な限り言語化できそうなことは片っ端から文字に起こして綴ってきた。


動画に関してはなるべく映像の雰囲気に合わせつつ、情景に見合った色味と質感を調整し、BGMも主にアンビエント音楽をメインに選ぶようにしてる。


これについてはボクなりのこだわりがあって、その地に漂う空気と光・植物・水・山・森、その他ともにNZならではの自然美を損なわないように配慮しつつ編集を行うことにしている。あえて情報を少なくすることであったり、映像を通じて見る人の心に何らかの響きであったりほんの僅かな感動を与えることができれば幸いである。ミニシアター系映画のような映像感を出しつつ、可能な限りリアリティ溢れる映像を撮り続けたい。最近では昔ながらの8mm フィルムや'写ルンです'  'Kodak'のような淡い色味と柔らかい描写が特徴的なVintage movie的なものを撮ることにハマりつつある。こっちの方がしっくりくるというか、どこか懐かしさの漂う映像感に惹かれるんですよね。

たまに量販店で見かけるレトロなカメラ。
近年ではあえてオールドカメラで撮る若年世代の人達もいるようだ。

そのこともあって、今日までボクが撮り続けた動画は昨今の4Kや8Kといった高画質・高精細で且つギガ容量が大きくなりがちな昨今の流行とは逆のスタイルで撮ることが多い。これはフランスやドイツ・ポーランドといった欧州だけでなく、ニュージーランドを舞台にした動画でもたまに8mm filmのようなレトロ感漂う動画スタイルが強く影響してるのかもしれない。

下記は欧米圏の配信者さんが過去にNew Zealand tripの様子をフィルムカメラで撮影された映像である。


こちらはニュージーランドに住んでる方の動画で、Super 8mmというものを使って撮影。


イメージ的にはこういう感じのフィルムカメラを用いて撮影することが多い。



逆に日本のTV番組でよく見るテロップだらけの演出・効果音が鳴り響く猥雑さ、特に目立つのは「喋ってる内容にも一語一句もらさずテロップを表記してる」こと。今まで日本のTV番組が行ってきた手法が今のYoutubeやTictokといった映像プラットフォーム上でも多く取り入れてるのかもしれない。今まで見てきた北米2カ国や欧州の人々が配信してる動画を見る限りだと全編フルテロップの動画は殆ど見られない。
※とはいえ世界各国から膨大な数の動画が毎日UPされてるので、全ての動画が必ずしも当てはまるとは限らない。あくまでもボク個人の見解。

上下を比較すると画面上に表示される情報量が全然違いますよね。
諸外国の番組に表示される映像は概ねシンプルだけど、
日本の場合は所狭しと文字や画像が多く映っている。

たまに商品の名前や金額、細かいスペックの話や専門用語の混じった話だと補足としてテロップを起こす場合もあるけど、日本ほど全編フルテロップという動画は滅多に少ない。逆のパターンでいえば日本の留学生や訪日客または日本に長年住んでるであろう外国籍の方が撮る動画を見ると、なんとなく日本の映像メディアの影響を受けたせいもあってか、日本人のそれに似た手法を取り入れてる例を何度か目にしたことがある。


ちょっと話が脱線しそうなので本題に戻る。


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2 PM9時30分

クイーンズタウン空港の隅っこにあるベンチとテーブル席。
コンセントとWi-Fiがあってとても便利。


クイーンズタウン空港内のベンチで仰向けになって休む。


しばらくするも空港職員が来た、間もなく閉館ですと言われた。


そうか、もうそんな時間か。


あまり知られてないかもですが、クイーンズタウン空港の営業時間は朝6時〜夜10時まで。24時間営業の空港はオークランド空港、クライストチャーチ空港の2ヶ所のみである。

クイーンズタウン空港も同様、夜10時以降は空港内にいられないため、ボクはPCをバックに入れて空港の外に出た。

4月中旬、NZは秋。
南島は北島よりも寒く、北半球の緯度で例えると南島のクイーンズタウンは日本でいう北海道くらいの位置にあたる。そのため朝晩は結構冷える。

気温は大体6~7℃前後。

長袖のTシャツにニットを着て、ライトダウンの上にゴアテックスの上着を来た。ネックウォーマーも必須で、ズボンの下はヒートテックタイツを履き、足首ウォーマーも履いた。
(足首が特に冷えやすいので、秋冬の時期は足首ウォーマーがあるとかなり便利)

この旅で特に重宝した足首ウォーマー。
効果バツグン。


外でテント泊しようかと思ったものの、中々テントを張れそうな場所がありそうでない。稀に私有地らしき土地があるので、仮に森や茂みがあったとしても迂闊にテントを張ると土地の所有者に怒られるかまたは通報されてポリスに逮捕→罰金を取られかねない。※それだけは何としても避けたい。

もう一つ恐れているのは第3者の人間が夜襲いかかってこないかどうか、この辺は運でしかないけど、内心クイーンズタウン付近でのテント泊は無理そうな気がした。しばらく周辺を歩いてバス停でちょいと時間を潰し、そのあと空港から20分歩いた先にあるマクドナルドへ向かった。


幸いここのマックは24時間営業だった。


しかしボクは寝るつもりはなかった。

なぜかというと、


居眠りしたら追い出されるからだ。


過去にワーホリで来てる日本人男性2人がオークランドからウェリントンまでヒッチハイクをする途中、オークランドのマックでうつ伏せで寝てたら店員に追い出されたとのこと。(オークランドはNZ最大の都市であり、ホームレスの多さや治安の面で居座られたら困るなど、店舗側の気持ちもわからんでもない)

ボクも昔スペインのマドリードにあるマックで時間を潰す際誤って眠ってしまい、店員に「Hey, out!」と言われたことがある。

その経験もあってボクはNZのマックで一晩過ごす際は絶対寝ないと決めていた。不眠不休のサバイバルに突入しようとしていた。


3 マクドナルドで一晩過ごす

メニューを見る。

少し腹も減ってることだし、

せっかくなんでバーガーメニューを頼んだ。


ボク自身、マクドナルドのハンバーガーを食べるのは2年ぶりである。

最後に食べたのはEU旅の時、または帰国後の2022年冬頃に食べた記憶があるけどハンバーガーのサイズが小さくなってることや味に感動しなかったのを最後にマックへ行くことはなくなった。


あまりに久々だったものの、何を食べようか迷う。

とりあえず手頃な価格のチーズバーガーセットを選んだ。

少しお得なセットメニュー価格で提供していたので、とりあえずこれを選ぶ。

チーズバーガー二個とドリンク、サラダセットで9ドル

予想していたとおり、チーズバーガーのサイズが小さく感じた。

まぁ仕方ない。


一通り食べ終えたあと、

ボクは日記を取り出して、

NZ旅で感じたことや起きた出来事など

その他頭の中で思ったことをひたすら書き続けた。



書くと気持ちがスーッとする。

寧ろ本音で話したいことや大なり小なりの不満、悩みなど様々な事柄を体の内側に溜め込むと余計にストレスを感じることがある。日記を書くことはボクにとってアウトプット、または言語化できる手段の一つでもあり、10代の頃から現在に至るまでボクは日記を書き続けてきた。
※もちろん全然書かない時期もあったし、印象に残った出来事や楽しかったこと、つらい出来事なども色々書くなど、ある種の心の支えにもなった。


メモ帳サイズのノートに書き続ければ眠気が収まるだろうと思ったものの、

2時間後、

眠気が襲いかかってきた。


店内にはボク以外に利用客は4人いたけど、いずれも全員店を出た。


途中からボク一人になり、尚且つお客が来ないからということで店員さん達は厨房及び店内の清掃作業に入った。


ボクはなるべくスマホをいじったりノートに何かアイデアをまとめる風のふりをしながら過ごしていた。あくまでも居眠りにきたわけじゃない的な感じのオーラを出そうと思ったものの、ぶっちゃけ無理があるのは百も承知。


しかしボクはなるべく目をつぶらない、眠りにつかないことを意識していた。

その時一人の店員さんが清掃途中に話しかけてきた。
「あぁ大丈夫!そのまま居ていいよ!何の問題もないさ!」


気さくな感じの男性店員で、ボクの立場を察してくれたのか、そのまま居ていいと言ってくれた。その一言に気持ちが救われた。


男性店員と少しだけ話をした。

彼は20代半ばくらいで、南米のアルゼンチン出身。

ワーホリかまたは移住してきたかは不明だが、クイーンズタウン近くの郊外にある場所で住んでるとのこと。


店内にいる従業員も同じ南米かまたは他の国から来たであろう従業員がもう2名いたけど、皆和気あいあいとしてて何だか微笑ましい光景だった。

仕事は当然大変かもだけど、日本みたいに機械的な対応ではなく、店員と客同士ともに対等に接しつつサービスを提供する。程よく緩やかで働きやすそうなワークスタイル、日本とはまた違った価値観・働き方。これらの文化はNZだけでなくオーストラリアやアメリカ・カナダ・ヨーロッパ各国でも同様の光景を見てきた。※日本の場合はいい意味でも悪い意味でも丁寧すぎて逆にロボットみたいに見える時がある。心が平和でない人々が大半を占めてるというか……..



てっきり途中から注意されるか、または怒られるのではと思ってたけど真逆の展開が起きたことで気持ちが少し楽になった。


当然ながら店側の対応次第にもよるけど、幸いクイーンズタウン空港近くのマックはまだ優しい方かもしれない。もしかしたら空港が24時間でないことや早朝の飛行機に乗るために時間つぶしの目的で利用する人が稀にいるのかもしれない。


AM5時30分。


そろそろ時間なのでボクは荷物をまとめ、お手洗いに行き、店員さんに軽く挨拶をしてから店をはなれた。


早朝まで過ごすための手段として立ち寄ったはずが、意外な出会いがあって中々良い時間を楽しむことができた。どんな人と出会い、何が起きるかわからないからこそ人生は楽しい。こうしてボクがこの時間この場所へ訪れなかったら彼等とは会えなかったかもしれない。



4 クイーンズタウン空港へ


そのあとは再度クイーンズタウン空港へ向かった。

空が少しずつ明るさが増していき、徐々に空港へと向かう車や利用者が増えてきた。

徐々に混雑してきたにも関わらず、昨日ボクが寝そべってたこのエリアは何故か空いてた。ソファ席最高。


時間が余ってたので外を散策。


こうして見るとキャリーケースを1〜2個持って移動する人々はここNZでも多く見かけた。目的は人それぞれだけど、今なら円安の恩恵で日本に訪れる人も増えていくことでしょう。(日本でお土産を買いまくる訪日客の消費額は桁違いで、1週間で20万以上の額を使う人もいるとの話を耳にしたことがある。)


クイーンズタウン空港から見える景色もまた素晴らしい。

今までにない広々とした印象である。

チェックインを済ませ、待機。


当時ボクはジェットスターを使ってオークランドへ戻った。

断片的ではあるが、その時の様子を載せておこう。


チェックインと保安検査を終えたあとのエリアを散策。


よーく見るとレジの会計端末にJCBのマークがある!
ここもJCB使えるんだ!意外!

小さい空港なので一瞬で周り終えた。

空港価格なので大半のものは高いけど、それでも買う人で賑わっていた。

いよいよ出発。

この時ボクの両隣は空席だった。
他の列は結構埋まってたものの、

なぜかボクの席だけ空いてたので思いっきり足を伸ばして過ごすことができた。

上空から見える南島の景色。

ここを離れるのは本当に名残惜しい。

いろいろな出会いがあり、多くの人々と話をして経験をシェアし、

中にはウィスキーや他色々提供してくれた人達もいた。

心から、感謝します!


5 そしてオークランド空港へ


帰りの便もオークランド発→香港空港→成田空港という流れで帰国予定。


帰国日まではまだ1週間程度あったので、最後にオークランドの中心部へ行くことにした。(実はこの旅でまだ一度もオークランドの中心部へは行ってない。)

本当ならNZに到着した初日に出会ったKiwiファミリーと会うはずだったが、向こう側の都合で直前にキャンセルとなり、全ての予定が白紙となってしまった。5~6日の間どうやって過ごそうかめっちゃ迷ったけど、何だかんだで面白そうな出来事が起きそうな予感がしていた。

まぁ、何とかなるだろう。


そろそろこの辺で終わりにします。
(いつの間にか5000文字を超えてしまった。)


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