メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(316)-(320)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆
突然ですが、このメタル君の「今日の精神医学豆知識!」で重大なミスをしてしまいました…😭
なんと、朝ツイートのNo316からNo320をすっ飛ばして、320から総集編をご紹介しておりました…。
しかもナンバリングも間違えている…(既に修正済みですが)
最近ちょっと忙しいので、こういったミスがおこったのでしょうか…😖(若干疲れ気味?)
これからはこんなことがないよう注意いたします!
ご存知の様に、メタル君の「今日の精神医学豆知識!」は、X(旧: twitter)で毎朝8時にアップしております。
X(旧: twitter)民の皆様も、X(旧: twitter)では語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば本記事を是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その64)】
【メタルのおまけ】
人間の神経細胞は胎児期でだいたい数は決まっているけど、神経細胞同士の繋がりである「シナプス」は生後8ヶ月まで増加するけど、以降は10歳ごろまで減少しづけるよ。これをシナプスの刈り込みというんだけど、この刈り込みが過剰に生じるのが統合失調症だと言われているよ。
↓頭を刈り込むならバリカンですね!
【メタルのおまけ】
統合失調症における介在神経の減少は神経病理だけでなく、DNAマイクロアレイによるとGABA遺伝子レベルの低下や、脳波・脳磁図で観察されるγ band oscillationの変化が報告されているよ。いずれも介在神経の発現や機能に関与するよ。
↓アレイといっても、鉄アレイとは違います。
【メタルのおまけ】
ミクログリアは脳にある免疫担当細胞で、脳内の炎症反応に関与する細胞だよ。統合失調症におけるミクログリア仮説は、微細な炎症反応が脳の中でおこっている…、という仮説なんだけど、このミクログリアの活性を抑える抗生物質ミノマイシンが統合失調症に効くかどうかを検討した研究もあったよ。
↓極論かも知れませんが、このような本もあるそうです。
【メタルのおまけ】
統合失調症の発病仮説として二段階仮説(Two-Hit Theory)というのがあって、発達早期の固定的病変がfirst hitで、思春期ごろに何らかの病的過程がsecond hitとして加わることで統合失調症が発病するという考えなんだ。そして神経発達障害仮説は、このtwo-hit theoryのfirst hitに該当するよ。
↓あまり関係ないですが、ヒットマンといえば「ファブル」を思い出します。
【メタルのおまけ】
神経新生の障害は統合失調症モデルだけでなく、うつ病やPTSDモデル動物でも観察される現象だよ。したがって統合失調症の病態の本質ではないと考えられるけど、統合失調症の認知機能障害等に関わるのでは…、と考えられているよ。
↓「新生」と言えば、新生MMR!!(って、知らんがな…😅)
【メタル君の考察】
今回は「統合失調症の生物学的仮説」に関してツイートしたよ!
生物学的”仮説”と言うとおりで、本当にこのような病態が統合失調症の本質であるかはまだわかないよ。
統合失調症をはじめ多くの精神疾患を生物学的に評価する試みにはここ20-30年で盛んになりデータの蓄積は膨大になったけど、いまだ「群盲像を評す」という状況だと思うな。
それでも研究し続ければ病態メカニズムや治療法確立につながると思うから、研究者の皆様には是非がんぱってほしいですね☺️
これからもマニアックな精神科ネタをガンガン紹介していくぞ😉
↓ドラゴンクエストモンスターズ3の発売が近づいてますね!
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