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こころの日綴り

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毎日のモヤモヤなど、こころの日々の事を素直に。
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2022年5月の記事一覧

タオルとともに。

タオルとともに。

タオルが大好きです。
寝る時も、タオルケットは必須です。

子供の時、泣く時に用意するのもタオル、
心細い時、握りしめるのもタオルハンカチ、
夏の暑い日に汗を拭くのも、雨で濡れたバッグ等の
水滴を取るのもやや大きめのタオルハンカチです。

そう思うと、一応念の為で持っている事はあっても
ハンカチは今ほとんど使っていなかったかも。
その代わりに持っているのがガーゼハンカチか手ぬぐい。
どっちも洗って

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自分には意外、もしくは普通。

自分には意外、もしくは普通。

「そう言ってくれるのは、いいなって思いました」

これは、私が参加したオンライン座談会で、
主催者側の方が言ってくれた言葉です。

初めて参加する団体の会で、自己紹介をする時間があったので、
私はいつも通りこう話し始めました。

「私は神経難病のギラン・バレー症候群の当事者で、
   顔面神経麻痺と手の障害が残っています。
   顔面神経麻痺の影響で、表情が乏しく笑顔が難しいのですが
   楽しん

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梅とミツバチ

梅とミツバチ

梅雨が近づくと、スーパーに梅が並ぶ。

というか、梅干しや梅酒用のコーナーが出来て
ああ、そろそろ梅雨だなと感じる。

我が家では母が梅干しが大好きで、食卓に欠かせない。
必ず母の席の前には梅干しがあるし、
母のイメージのTop3に確実に入る。

今回も、もう少しでなくなるとの指令を受け、
いつも購入している梅干し屋さんに注文した。

混雑でいつもより届くのが遅くなると言われたけど、
何とかなくな

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「比べる」を超えた時。

「比べる」を超えた時。

人生は「比べる」の連続。

産まれてこの方、比べられてばかりだと思う。
成績がどうとか、何かの才能がどうとか、
男だからどうとか女だからこうとか。

「〇年生まれは優秀なんだよね」
私の学年は、先生たちによく言われていた。
たまたま入った学校の、たまたま優秀な子が多い学年。
ただそれだけで、ほとんど偶然なのに、
何言ってるの?と不思議でしかなかった。

人より秀でた何かを持っているわけではないから

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考えることをしてこなかった

考えることをしてこなかった

子供の時の話

ある意味こだわりが強い、
そんなタイプだったんだろうと、今では思う。

私の話ではなくて、私の両親が。

掃除の仕方、連絡の仕方、食器や小物まで
「この時はこう」という家庭内ルールで溢れていて、
その通りやらないとというか、その通りやることが出来ていないと、
それはゼロに等しい。

両親の価値観が絶対であり、私の都合は認められない。
どう考えても無理なことでも、出来ない=悪。

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起きてやるか、の幸せ

起きてやるか、の幸せ

このイラストを見た時、まさに私だと思った。
休みの日の私。
起きた時に10時過ぎているとそう思う。

睡眠がいつから短くなったのか分からないけど、
家族から「生き急いでるの?」と聞かれるくらい
私は睡眠時間が短いらしい。

でも、それで昼間眠いかというと、眠くない。
だけど、眠いとなったらものすごく眠い。
それこそ薬でも飲んだかなと思う程で
引きずり込まれるような、抗えない眠気なのだ。

皆眠気を

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拭いている時の情けなさったら

お礼≦謝るを変えたい

これまでの人生で、「しっかり者」と言われたことは
なかったとは思うけど、ギラン・バレー症候群になってから
お礼を言う回数も増えた代わりに、謝る回数も激増した。

本当はお礼をたくさん言いたいし、感謝もたくさん
しているのだけど、なかなか向きが逆転しない。

それは結局、手の力がないことで、
色々と周りに助けてもらうことが多いから。

「ありがとう」の前につい

「ごめんね」

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久しぶりのお出かけ。

久しぶりのお出かけ。

いつぶりか分からないくらい久しぶりに
隣の隣の都道府県位のところに出かけた。

母が500円玉貯金をしていて、この金額になったらと
決めていたらしいのだけど、ずっと延ばしていたらしい。

増えては減り、減っては増えだったし、
今回もどうしようか迷ったと聞いた。
相談を受けた他の家族も迷ったけど、
もうこれを逃すと行かれるか分からないと
自身の体調や体力から考え、決めたらしい。

とりあえず日程を早

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花越しの空が好きだ

花越しの空が好きだ

地面に寝ころんで、花の後ろに空がある景色が好き。

これはずっと変わらない。
何故だかは分からないけど、花の写真を撮る時、
外で空が入れられる感じだと、そういう構図になってしまう。

写真を見て、センス・・と思うけども、
最近はみんなのフォトギャラリーで学んでいる。
こうすればいいのかと思うのに、相変わらずの出来だけども。

多分だけど、自分の撮った写真を見てみると
蝋梅は光を受けて透き通っている

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またいつか、乗れるかな。

またいつか、乗れるかな。

道端に停めてある自転車を見て、
「ああ、また乗れたらいいな」と思う。

歩いていて、すれ違う自転車に気が付いて
「いいな、あれなら買い物しても重くないのに」とも思う。

駅から自宅まで通う道、
またはスーパーに寄った帰り道に
駐輪場を見たり、レンタルサイクルを見ても、思う。

ギラン・バレー症候群になって、手の力が弱くなった。
握力は5以下、強く握ることは出来ないし、瞬発力もない。

とっさにブレ

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落ち着くのは、操縦席のような場所

落ち着くのは、操縦席のような場所

家に帰って、食事を摂る。
片付けをして、家族と会話をして自室へ。

6畳にちょっとだけ足りない小さな部屋の
更に机まわりのわずかなスペース。
それが私の大切な世界。

子供の頃から、広い場所よりは狭い場所が好き。
「かんちゃんの机、パイロット(の操縦席)みたい」
と子供の頃から言われ続けている位、机回りの配置にこだわる。

自分の取りやすい配置、使いやすい文具、
使いやすい角度等を工夫している内に

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そりゃあ時間あるかもだけど

そりゃあ時間あるかもだけど

ギラン・バレー症候群になって、半年間入院した。
退院して、数ヶ月経って復職。
それ以来、週3~4日の勤務を続けている。

それは、それ以上だと体力が持たないから。
無理をすればできるかもしれないが、
体調を崩して休んだりしたら、少人数で1日をまわす
職場には、特に迷惑となってしまう。

職場でもギラン・バレー症候群で疲れやすいのは
よく理解してくれていて、どんなに忙しくても
週5でとかは言われない

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ラーメンが目標

ラーメンが目標

「何をしたい?」

ギラン・バレー症候群で急性期病院に入院中、
OT(作業療法士)に最初に聞かれた。

何を・・したい・・???
手足の力が完全に抜け、寝返りも打てず
寝たままで膝を立てることも肘を曲げることも出来ないのに
「何をしたい?」とは。

OTの質問の真意が分からず、更に急性疾患の猛威
真っ只中だった私は、その言葉がグルグル頭を回っていた。

「何を出来るようになりたいか言ってごらん。

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ナポリタン、ハムサンド、ケーキ•••

ナポリタン、ハムサンド、ケーキ•••

何の連想ゲームですか、という感じですが、
これらは私が喫茶店で頼むもので、
行くのを楽しみにしているもの。

ナポリタンは、実は大人になってから。
お子様ランチやハンバーグについているナポリタンしか
食べていなくて、でも大好きだし。

喫茶店に入って頼んだ時は、悪い事をしている様な気持ちになったりして。誰に対してなのかはわからないけど、大人になったと思いましたね。

感染症予防で、喫茶店もだいぶ閉

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