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自由と構造が融合する授業実践 - けテぶれQNKS心マトリクスの公開授業から学ぶ

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けテぶれチャンネルが始まりました。パーソナリティの葛原祥太です。このチャンネルでは全国の子供たちが自ら考え、自ら学び、自ら生きられるように作られた教育実践「けテぶれQNKS心マトリクス」についてのお話をしていきます。この放送では人権の公開授業をして、その事後研修で僕が考えたことや学んだことを中心にお話しをしていきたいと思います。

\毎日音声配信中!/

今日は12月15日です。5時間目に授業公開してきました。人権の授業で、この放送でよく言っている金曜日の5時間目にやっているものです。1週間を振り返って、それらをQNKSで20分かけてしっかり文章にして、それを他者と交流し、他者からフィードバックをもらいます。「あなたってこういうところがいいんだね」というフィードバックをもらって、その情報を「星カード」という厚紙に書いているカードに蓄積していきます。これは1時間の授業で、そのカードは月曜日の1時間目の自己紹介で使いましょうという位置づけで、ずっとやっている1時間を今日は先生たちに見てもらったわけです。

🌟 驚きの反響!教師たちが見た新しい学び

今日、私は「けテぶれQNKS心マトリクス」の公開授業を行いました。子どもたちが自由に動き回りながら学ぶ姿に、参観した先生たちは驚きの声を上げていました。「こんな授業、初めて見ました」という感想が多く、その反応に私自身も新鮮な気持ちになりました。

📚 教科書が隠し持つ力

授業では教科書を重要な基盤としています。ある1年目の先生が「なぜ学習がばらけないのか」と質問してくれました。答えは教科書にありました。教科書という共通の土台があることで、子どもたちは自由な中にも方向性を見出せるのです。

🏗️ 学びを支える「杭」の理論

この授業方法を「杭」に例えて説明しました。深く刺さり、かつ地表にも出ている杭のように、学びの基盤は深い価値観と分かりやすい目標の両方が必要です。教師の役割は、この「杭」を子どもたちの中にしっかりと打ち込むことなのです。

💬 驚異の言語力!9歳とは思えない対話

子どもたちの使う言葉のレベルの高さに、ベテラン教師も驚いていました。20分でA3サイズの紙を埋め尽くす文章力、そして深い内容の対話。これらは日々の積み重ねがあってこそ達成できるものです。

🏋️‍♀️ 楽しみながらの厳しいトレーニング

毎週の授業は子どもたちにとってハードなトレーニングです。しかし、彼らは嫌がることなく取り組んでいます。その秘訣は、活動の価値を常に伝え、個々のフィードバックを丁寧に行うことにあります。

🔄 構造化された学習の力

この授業の成功は、毎週繰り返される構造化された学習にあります。金曜日の振り返り、月曜日の自己紹介、そして日々のけテぶれノートへの記録。この一連のサイクルが子どもたちの成長を支えています。

🌈 自由と構造の美しい調和

一見、自由な学びに見えますが、その裏には緻密な構造があります。自由な発想と確固たる基盤、この両者のバランスが新しい学びを生み出しているのです。

👨‍🏫 教師の成長も忘れずに

この授業実践は、私自身の10年以上の経験から生まれました。試行錯誤の末に到達した今の形に、ようやく周囲の理解が追いついてきたように感じます。教師も常に学び、進化し続けることが大切だと実感しています。

この授業実践を通じて、自由と構造が融合した新しい学びの形が見えてきました。子どもたちの無限の可能性を引き出す教育の在り方を、これからも追求していきたいと思います。今回の経験は、私自身にとっても大きな自信となりました。教育の未来に向けて、さらなる挑戦を続けていきます。

\実践の連続講義を元にみんなで学び合いましょう/


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