マガジンのカバー画像

おきにいりの本棚

313
尊敬するnoterさんの、好きすぎて何度も読みたい!!noteたちです。
運営しているクリエイター

#詩

空にむかって

空にむかって

今年初めて挑戦中のそら豆の畝

小さく吹いた若芽の姿で冬を越し

春陽を浴びて葉を茂らせて

花を咲かせてつけた実は

空を見上げて立ち上がり

ゆっくりじっくり太くなる

収穫まではあと少し

さて、どうやって食そうかと

初夏の味わいを夢想する朝の吾畠

生まれたての紋白蝶

生まれたての紋白蝶

夜半の雨にたっぷりと潤った朝野良の吾畠

生き生きと葉を広げる野菜たち破顔する

ひときわ大きなズッキーニの葉陰に

生まれたての紋白蝶

身じろぎもせずに一心にぶら下がり

まだ傷ひとつない純白の翅の隅々まで

いのちを継なぐエナジーを宿らせる

目を凝らさずともそこにある

震えるほどに美しい

小さな生命の序章

大蒜の収穫

大蒜の収穫

もう少し待とうかとも思ったけど

ぐずつくらしい天気の予報に促され

大蒜たちを掘り起こす

残暑の頃に植え付けた一片は

秋冬春と時を溜めて

六片の塊になって帰ってくる

病気にも気まぐれな天気にも

虫の悪戯にも負けず

今年も無事立派な姿で

収穫の時を迎えたきみたちに

感謝感激 拍手喝采

季節の便り

季節の便り

庭に訪れる小鳥たちの落とし文

そこに混じったいくつもの紫が

桑の季節がきましたよと知らせてくれた

それでは早速と畦道の先

世話人知らずの老いた木を訪ねれば

艶やかな緑の葉陰に連なる粒房

軽く触れるだけで落下する

完熟の濃紫だけを選りすぐり

感謝を込めておすそ分け

今年も巡ってきた実りの季節と

それを知らせる小鳥たちの落とし文

ただそれだけの繰り返しこそ

かけがえのない繰り返

もっとみる
麦のとき

麦のとき

気まぐれな空模様を窺いながら

ようよう決めた麦刈りの日

朝からの陽光にひとまず安堵

吾畠に立って眺める黄金の穂波

緩やかな初夏の風に首を揺らす

逞しく太った株元に刈鎌を当てながら

膨よかに熟れた麦穂にほくそ笑む

だんだんに積み上がってゆく麦束から

立ち登ってくるお天道様の温かな匂い

七十二候はまさに麦秋至

心を満たす収穫の喜び

ああ なんと豊かなときであることよ

ありがたし

もっとみる
分かってないね

分かってないね

分かってないね
君って自分のこと

分かってないね
全く全然
お話しにならない

分かってないね
誰かの胸高鳴らせてること
生きてて良かった
感じる一瞬を担ってること

分かってないね
そんなとこがまた最高なんだけどね
#詩

たまに無性に食べたくなる
グリーンカレー🍛
今まではカルディのでしたが
無印にもあると知り

想像より具沢山でニンマリ
(ゆで卵は前の日の残りものです)
このメンマみた

もっとみる
バックアップ

バックアップ

また1つ通り抜けた色めき
退屈と思うか
平穏と思うか
腕の見せどころ

友人
    家族
恋人

別れ惜しむ瞬間のわたし達
最も美しい表情となる
もっと…
この不足感
「またね」バックアップしてくれる

お土産買ってるのかと思ったら
みんなへの食べ歩き分
ジワジワ沁みる
友人の優しさ

シェアしたのは
美味しいものだけでないなぁ
次はわたしがって
この先の「またね」
#詩

バックアップと言え

もっとみる
詰*摘

詰*摘

足元崩れないよう
何度も何度も深呼吸

人生には
happy続きあれば
badhappy続きもあるある

どうにかしなきゃ
藻がいてたら
足に糸が絡まり
ピンと張り詰めてたの切れれば

それは諦めとも言い
それは逃げとも言い
それは冷静さを取り戻したとも言い
それは急がば回れとも言い

詰んだと思うか
何かしら変化の序と思うか
さてどちらにしようか
#詩

=

風が追い付いた春
風が追い越した冬

すぐもう遠くへ行っちゃうんだってね
仕方ない
そういう仕事だものね

ifだった未来を何度か
短距離走だったら並走できてたかも
しかしだけどけれども

結局は
自分で決めたアンサー
=タイミング28%直感71%

寂しさ伴わないお別れなんて
出会ってないことと=

独りではこんな喜怒哀楽に満ちれません
=感謝してますよ
だから

早く物理的に遠くへ行って
=駆

もっとみる
フリ

フリ

今日もウダウダ書き散らしますよ
スマホ充電するよう
あるいは
コタツでアイス食べるよう

寝ても覚めても
隙あらば
聴きたい曲がある
めちゃめちゃ幸福感じる
だからどうか醒めないで
毎回真剣に縋るフリ

「嬉しい」には何百と種類あって
「悲しい」にも未知数種類
分類できない種類
分類する理屈ない種類

だからどうなんだ?
気取った詩のフリ
今回も着地失敗

ほんとはもう居残ってないのに
君が好きだ

もっとみる
今日は無題に

今日は無題に

ちょっと詩っぽいの書きたくなる夜

陽だまりたっぷり吸い込んだお布団

苦いの狭間たまに甘く
人生ミルフィーユ

なんでも最初はキツい
慣れという魔法身に付けるまで

明日はむくみ一直線
22時のサッポロ一番
味噌と塩で迷う
デリシャス分岐点

全く意味ないこと
さも意味ありげに

忙しいときこそ
日常に潜む特別見つけたいから
今日は無題に
#詩

夢にみる

夢にみる

宝くじ当たったら
買ってもないのに夢にみる

さてさて
この仕事ひと段落着いたら
自分へのご褒美夢にみる

叶う夢
叶わない夢
叶いそうだったけど自ら手を離した夢

実現したらそりゃ喜ばしい
けれど
上って登って
案外過程が1番楽しいのかも

だから今日も
壮大でささやかな夢にみる
#詩

ここ最近仕事がギュと詰まって
お昼ごろ息抜き
こちらを見てたら書きたくなった詩です

【詩】月の願いを

【詩】月の願いを

ねぇ お月様の願いは なぁに

ボクの願いは いつも
お月様が聴いてくれる

上手に絵を描けるようになりたい
大好きな人とたくさん お話がしたい

お月様に聴いてもらうと
なんだか できる気がするんだ

だから今度は ボクに聴かせてよ
大切な お月様の願い

ボクが一緒に 信じるから

~*~* Twitterの詩より

偏愛していた。ボブ・マーリーが好きだった猫。

偏愛していた。ボブ・マーリーが好きだった猫。

ずっと、犬のことばっかり書いていて。ばっかりでもないけれど、

犬のことを愛してるって書くと、ちょっとほんとうは後ろめたくて。
それはわたしがほんとうにちゃんと一緒に暮らしていたのは、黒猫だったから。

「窓と猫の物語」を展開しているYKKのCМって、ほんとずるいなって思う。

あれを見ていると、ひそかに涙ぐみたくなるし、誰かと一緒の時にあれを見かけると、通り一遍の言葉でかわいいねってごまかしてみ

もっとみる