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逃げて 逃げて 逃げて でも なぜか今救われて、、、


僕の人生、
言い表わすとすると、

「逃げてきた人生」

思い出は、いつも“逃げている”


あらゆるものから

“逃げて、逃げて、逃げてきた”



課題から逃げる
やらずに逃げ切る


たぶん、
僕ほど課題から“逃げた”人間、
そうはいないはず。


宿題もまともにやったためしがない。

宿題に限らず、あらゆる課題がまともにできない。

やらない。

なぜ卒業できたのか?、なぞ、、、


習字もならった。
スイミングスクールへ通った。
そろばん塾へも行った。
やがて、学習塾にも通う。

すべて、すべて、
やりとおしたことがない。

ただやっているふりして、
いつのまにか、うやむやになり、
最終的には、逃げ切っていた。


すべて、やらない、やりきらない。
とにかく逃げ切った。


でも、
社会人として逃げずにやりきらないと生きていけない。

逃げられないツラさに僕はつぶれていく、、、



人間関係から逃げる
逃げて、ただ待つだけ


ほんとうは、みんなの仲間に入って楽しみたかった。

でも、自分からは声をかけられない。
ただ、待った。

幸い、声をかけてもらえることもあったのでよかった。
僕は、ただ待つだけだった。


中学2のころ、
仲良くしてくれた友人がいた。

最初はよかった。

けれど、
自己主張できない僕は、徐々に家来のようになっていく。
楽しさが次第に負担となっていく。

中3となり、
クラスが変わると、僕は徐々に友人を避けるようになった。

そして、待った。
その子が、離れてくれるのをただ待った。

そして、逃げ切った。


まったく同じようなことを高校卒業後のアルバイトでも繰り返す。
アルバイトの友達が徐々に負担となり、逃げ切りを待つ。

そして、逃げ切った。


好きな人ができても、大抵は待つだけ。

人間関係は、待つだけ。
自分からアクションすることから逃げ続けてきた。


でも、
世の中、待って逃げるだけでは生きられない。

そして、
逃げられないツラさに僕はつぶれていく、、、



自己表現から逃げる
なにも出てこず逃げる


小学校の頃、
一分間スピーチというのがあった。
自分のことばで表現する場だ。

僕は何も出てこず、逃げた。


作文も、図画工作も、
表現すべきものが出てこない。

だから、逃げた。


自分の将来を考えても何も出てこない。

だから、逃げた。
先生や親に言われるがままに、なんとなく進学した。
自分で選択することから逃げた。


 「どう思う?」
 「何かアイデアない?」
 「どこ行こうか?」

何も出てこない。

だから、逃げた。
笑ってごまかして逃げた。


僕からは何も出てこない。
だから、要求されても逃げるしかない。


けれど、
大人は逃げずに何か出さないと生きていけない。

そして、
逃げられないツラさに僕はつぶれていく、、、



自分から逃げる
けれど、逃げられない


小学校のころから、
現実の自分に満足できていなかった。

だから、
妄想の中へ逃げた。

世界にピンチがおとずれて、
僕がヒーローとして世界を救う。
かわいいあの子を幸せにして、
あの子のヒーローに。

実に幼稚な妄想だ。

現実の自分は、
ピンチを避け、
行動力もなく、
あの子に声もかけられない。

現実の自分からは逃げられない。


クラス替え、進学、アルバイト、
環境の変化は、自分を変えるチャンスだ。
新しい自分になれるチャンスだ。

けれど、新しい自分はやってこない。
そこにいるのは現実の自分。

やっぱり現実の自分からは逃げられない。

そして、
もう僕はつぶれていた。



それでも逃げる


つぶれた自分からも逃げようとした。

現実の自分から逃げたかった。


“うつ”で強烈な不安感や疲労感にさいなまれる日々。
救ってくれる医者を探してドクターショッピング。

この不安感や疲労感がなくなれば、すべてうまくいくのかも?

そして、
抗不安薬、
抗うつ剤、
サプリメント、
アロマテラピー、、、

あらゆるものに頼った。


自己啓発にも頼った。

 もし仕事がもっとできるようになれば、、、
 もし尊敬されるような人になれれば、、、
 もし考え方を変えられれば、、、

自己啓発本を読んで、できる自分を想像し、
やがて、尊敬される自分になれると思った。
考え方を変えれば幸せになれると思った。


でも現実は、
“現実の自分”を突き付けてきた。

現実の自分からは、どうしても逃げられなかった。



『世界』からは逃げたくない
美しく輝く世界からは、、、


逃げて、逃げて、逃げてきた人生。
あらゆるものから逃げようとしてきた人生。

そして、つぶれてしまった僕。


けれど、
どうしても逃げたくないものがある。

『世界』

この『世界』からはどうしても逃げたくなかった。


世界から逃げるのが怖かったというのもある。
でも、それだけじゃない。


『世界』は、あまりにも奥が深い。

どれだけ、探っても底が見えない。

こんなにも好奇心をあおられるものは他にはない。

こんなにも奥が深い『世界』から逃げるなんて、
あまりにももったいない。

だから、『世界』からは逃げたくなかった。


世の中、暗いニュースであふれている。

世の中、苦しくツラい人生を送っている人も多い。

残酷で、不平等で、やりきれない。


けれど、
そんな暗闇の中で、
たまに輝きを見つけたりする。

そんな醜さの中で、
一瞬、美しさを感じるものがあったりする。

残酷さや、苦しさの中に、
優しさや、思いやりが現れたりする。


だから、『世界』からは逃げたくないんだ。


『世界』から逃げたくないのなら、
現実の自分から逃げず、向き合うしかなかった。

どんなに逃げようと足掻いても、
  “『世界』のほんの一瞬の輝きや美しさ”
の前では無力だった。


『世界』を生きていたい。


今だって、どうしても逃げてしまうこともある。

けれど、逃げずに向き合おうとしているんだ。


世界の輝きを見るために、、、

世界の美しさを感じるために、、、

あなたの優しさ、思いやりと出会うために、、、






なぜか今救われている気がする

「ありがとう」

あなたの優しさと思いやりに感謝を込めて


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