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「今、わたしは精神病です」

 わたしは、二十代の前半の頃から老人になった今現在まで、双極性障害のⅡ型である。それは、本人が自意識があり周囲に迷惑をかけない範囲内を指して言う病名である。
 春から夏にかけて異常に元気よくなる。秋から冬にかけてはうつ期で元気は無くなり行動も減る。引きこもりがちになり、創作意欲はゼロである。簡単な作文のような文章さえ疲れて書くことができない。
 今は、夏であり一番元気な時だ。
 いろいろなことが思いつく。思いつくだけでなく無理して実行したり、行動力は非常に旺盛だ。頭は明晰で発想が次から次へと湧きだし、疲れを知らない。1日3時間ほどの睡眠で、後は、仕事をしたり、いろいろな活動をしたりだ。妻は、すでにこの精神の周期を知っているので、驚きはしない。ただ、大きな音で音楽をかけ、同時にラジオを聴いていると、うるさいわね!といわれる。
 慶応病院の精神科講師の受診は受けている。
 うつ状態の治療はよいのだが、元気の良い状態、そう状態の治療は難しい。お薬での治療になるのだが、血液検査をしながら、薬の効果を見ながらの治療になるからだ。また、そのお薬が、運の悪いことに統合失調症の時のお薬と同じなのだ。わたしは、統合失調症ではない。それなのに元気を抑えるために飲むので、副作用が大きい。
 結局は、医師と相談し、治療をやめた。
 
 だから、睡眠剤だけを飲んでいる。
 それも全身麻酔前に使う睡眠剤で強いものだ。
 
 睡眠剤を飲み、「note」を書いているとふらふらし倒れそうになり、寝室へ行くのがやっとである。
 それでも3時間睡眠だ。元気の良い時は。
 冬は、10時間以上の睡眠だ。
 
 腕時計でガーミンを購入したのも一番詳しく睡眠コーチが出るからである。ガーミンには説明書が入ってこない。最初、これでは使いこなせないではないかと立腹したが、ネットで探すとネット上にあり、そのPDFをダウンロードしてプリントアウトした。
 それで、なんとかやっと最低限の機能は使えるようになった。

 今は、老人期におけるうつ状態である。
 やる気はあるが、集中力に欠け気分は散漫で、焦燥心が強い。
 不眠は一層強い。
 さらに、この暑さである。
 尋常ではない。

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