記事一覧
生きていた男 (1958) 英
マイケル・アンダーソン監督
アンダーソン監督は
『80日間世界一周』を撮った監督さんですが
この作品はまったく違う趣きの サスペンス・ドラマ。
B級映画だと思って観てたら
まあ、とっても 面白かったんですよ。
騙されましたわ。
映画のおしまいに 知らないおじさんが出てきて
「映画の結末は決して口外しないで下さい」と 釘をさします。
この偉そうな人は誰かと思ったら サイレント映画で活躍した
アパートの鍵貸します (1960) 米
ヒリー・ワイルダー監督
原題は「The Apartment」
断然、邦題がいいですね。
この映画は
アカデミー賞・5部門のほか 数々の賞を取った
クリスマス・イヴから ニューイヤーにかけての
世界中で愛された ロマンチック・コメディです。
〇
1959年・12月。
従業員約3万人の ニューヨークの保険会社。
その19階の大部屋で勤務する
バドこと C.C.バグスター
悲しみよこんにちは (1957) 米・英
オットー・プレミンジャー監督
フランスの作家 フランソワーズ・サガンが
18歳で書いた 同名小説が原作。
でもこの映画は 米と英の合作映画。
リヴィエラ、コートダジュールの舞台で
英語の台詞が飛び交います。
でもやっぱり、おしゃれで素敵な映画。
タイトルも素敵だし
主人公・セシールの いたずらと本気が ないまぜになった感情
南フランスの 美しさと哀しみ・・・
この映画を観たのは 大昔、20
汚れなき悪戯 (1955) スペイン
ラディスラオ・バホダ監督
もう70年近くも前の映画ですが
世界中で大ヒットしました。
原題は「パンとワインのマルセリーノ」
私はこの映画を 高校生の頃、名画座で観ました。
高校2年、3年の頃は 洋画一辺倒でしたが
毎週のように 映画館に通ったものです。
そして 主題曲「マルセリーノの歌」は
ラジオでよく流れていました。
教科書やノートを広げた (広げただけ) 机の上を照らす
スタンドの丸
名もなく貧しく美しく (1961) 東宝
松山善三監督
松竹から東宝に移った
松山善三の第一回監督作品。
主演は 松山監督の奥様である
高峰秀子さんと 小林桂樹さん。
耳は聞こえず、口もきけない者同士の
感動的な人間愛のドラマだが
この種の映画は 観客を呼べないというジンクスがあったが
高峰・小林の手話猛特訓、地方キャンペーン
試写会、大スペースの新聞広告等々
文部省の特選推薦もあり ジンクスを破って大ヒットとなった。
またこ
赤い風船 (1956) 仏
アルベール・ラモリス監督
フランス・パリの高台の街 メニルモンタンを舞台に
少年と風船の友情を描いた 一編の詩のような作品。
36分の短編で 台詞はほとんどありませんが
第29回アカデミー賞で 脚本賞受賞
カンヌ国際映画祭の短編パルム・ドールを受賞しました。
本作に触発され、後に生まれた作品が多々あります。
〇室生犀星が「蜜のあわれ」を執筆
〇いわさきちひろは 絵本「あかいふうせん」を出
自転車泥棒 (1948) 伊
ヴィットリオ・デ・シーカ監督
イタリアの
ネオレアリズモ映画の代表作と言われていますね。
1948年制作と言うと ちょうど私の生まれた頃で
日本も終戦から3年後で 国中が貧しかった時代。
私は赤ん坊だったから
貧しいとか、ひもじい、なんてことは覚えてないけれども・・
イタリア映画も好きで よく観ましたが
なんというか、貧しさの風景が日本と似ているようで
そのやるせなさが ひときわ胸に沁みる気
ヘッドライト (1956) 仏
アンリ・ヴェルヌイユ監督
アンリ・ヴェルヌイユ監督というと
『地下室のメロディー』や『シシリアン』などの
暗黒映画が思い浮かびますが
本作や『過去を持つ愛情』など
ほろ苦く 情感あふれる恋愛映画も 日本でもヒットしました。
ジャン・ギャバンと フランソワーズ・アルヌール。
どちらもフランス映画界を 代表する俳優さんで
魅力的な顔合わせですね。
日本でも高倉健さんや、仲代達矢さんなど
ギャ
グレン・ミラー物語 (1954) 米
アンソニー・マン監督
やっぱり、音楽映画のナンバーワン!
グレン・ミラーに ジェームス・スチュアート
その妻に ジューン・アリスン
ジェームス・スチュアートさんが
グレン・ミラーさんご本人に
なんとなくお顔も 雰囲気も似ていたと思う。
そして冒頭、クレジット・タイトルのシーンから流れる
「ムーンライト・セレナーデ」
嗚呼、なんていいんだろう
この旋律は ジャスミン(←私よ)の 琴線