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ファッション

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#ファッションが好き

『アパレルが念仏のように唱える売れ筋なんてもうない!』 =トレンドは自分たちで作る=

『アパレルが念仏のように唱える売れ筋なんてもうない!』 =トレンドは自分たちで作る=

アパレル業界では、みんなが売れ筋を追いかけたがります。

正に激戦のレッドオーシャンです。

テキスタイルメーカーが競合と同じ生地をアパレルメーカーに推奨するので、そうせざるを得ない仕組みも一つの問題点です。

結果として、トレンドだけを追い求める企業は衰退しています。

これではテキスタイルメーカー・アパレルメーカー共倒れです。

先を見ていないと、判断を誤ってしまいます。

トレンドというテー

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『アパレルのエリアマネージャーって普段どんな仕事をしているの?』 =他者を通じて結果を出す=

『アパレルのエリアマネージャーって普段どんな仕事をしているの?』 =他者を通じて結果を出す=

ショップスタッフにとって、エリアマネージャーは憧れのポジションと言えるでしょう。

マネージャーは長く勤めていれば誰でもなれるわけではなく、競争を勝ち抜いたヒトだけに与えられる役職で、一般社員を指揮・統制する管理職であることから社会通念として位は高いほうと言えます。

エリアマネージャーはショップ・ストアの管理や統括がメイン業務となるので、ショップスタッフからキャリアをスタートしたヒトにとってシ

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サンプルから見る日本と他のアジアとの違い =スピードを速くしていることで能力は上がっている=

サンプルから見る日本と他のアジアとの違い =スピードを速くしていることで能力は上がっている=

日本は他のアジア、中国や韓国と比べると仕事の進め方がとにかく遅いです。

例えば韓国では翌日くらいにはサンプルをあげてくれます。

その時点では漏れやミスも確かに多いのですが、その場で修正依頼すると翌日には完成され、その場で進行がジャッジできる。

中国もそんな感じ。

でも日本ではまず打ち合わせ。

その後の打ち合わせは1ヶ月後なんてもことザラです。

とりあえず顔合わせてから・・となる。

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『未経験スキル無しでもアパレルの業界で働くことってできるの?』 =圧倒的な量が質を生む=

『未経験スキル無しでもアパレルの業界で働くことってできるの?』 =圧倒的な量が質を生む=

質を隆盛と衰退が目まぐるしく訪れるアパレル業界。

常に新陳代謝が図られているので、結果として新しいモノが生まれやすい環境となっています。

栄枯盛衰はトレンドを発信し続ける業界の宿命と言えるでしょう。

これは何も企業単位に限った話しではなく、スタッフの入れ替わり(入職と離職)も多い業界となっています。

理由はいくつかありますが、年を重ねるごとにファッションの好みが変わっていくことと、教育制

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【ファッション業界って色んな会社に転職してより多くの経験を積んだ方がいいの?】=アパレルほど人をキレイに、そして幸せにする仕事はない=

【ファッション業界って色んな会社に転職してより多くの経験を積んだ方がいいの?】=アパレルほど人をキレイに、そして幸せにする仕事はない=

アパレルを含む小売業の新入社員の3年後の定着率は66%と業種別ランキングで最も低い結果が出ています。

定着率とは、企業に残っている社員の割合のことを言います。

アパレルはトレンドを発信し続けるクリエイターが集う業界なので、移り変わりが早いのはある意味当然のことと言えるかもしれません。

出典:東洋経済オンライン

離職率も38.6%と多いのですが、入職が多いのもまた事実です。

離職率が前年比

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アパレルの魅力って?AIに代替されにくいファッション職=ショップスタッフの価値=

アパレルの魅力って?AIに代替されにくいファッション職=ショップスタッフの価値=

現在、世界が「サステナブルな社会」を目指しています。

サステナブルな社会とは持続可能な社会を差し、「貧困を無くす」「差別のない社会」「環境を大切にする」といったことが目標にされている取り組みを言います。

アパレルにおいては特にSDGsのゴール12の「つくる責任・つかう責任」が課題としてあります。

サステナブルファッション、です。

つい先日、有名セレクトショップが不採算店舗としてオープンか

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渋カジは現在のファッションの原点と言えるほど大きな功績を残した

渋カジは現在のファッションの原点と言えるほど大きな功績を残した

80年代後半から90年代のファッションは特に移り変わりの早い時期であった。

と同時に、現在のファッションのベースとも言える要素がたくさん詰まっていたファッションの黄金期とも言える。

その黄金期は、それまでのファッションを全てアップデートさせたものであり、現在のファッションとさほど大きな差はない。

トレンドはどうやって変わっていったか、黄金期を振り返ってみたい。

DCブランドの終焉とアメカジ

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