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ルソーライフ
2022年2月26日 14:11
ついに10回目になったこの連載記事も、おかげさまで大変評判がよく、ありがたい限りです。いつも読んでくださって本当にありがとうございます。特に、前回の第9回は、とても難しい内容でした。今回以降も、何とか頑張ってついてきてくださいね。(他力本願) 今回は、第三篇第三章以降を扱います。政府の分類 ルソーは、政府の形態を、民主政、貴族政、君主政(王政)の三つに分類します。以下に、定義を列挙します
2022年2月21日 14:56
前回の記事で、『社会契約論』第二篇第十一章が「美しい」という話をしました。今回は、なぜあの引用箇所が「美しい」のか、を見ていくことにします。前回の記事はこちら というのも、前回、と言ってルソーの引用をしたのですが、その引用直後に、とまさかの「説明なし」のまま、ただ美しさを讃美するだけで終わっていたからなのです。今回は、しっかり説明します。美しいルソーの文章・・・ね。美しいでし
2022年2月20日 18:21
今回は第二篇第十一章から。第十一章 立法のさまざまな体系について ルソーの『社会契約論』を解説するこのシリーズ。・・・ですが、この章だけは解説しません!! この章は、解説してはいけないのです。(なんでやねん) そう、あまりにも美しい文章なのです。だから、私の拙い解説は「邪魔」です。彼の文章の美しさに、私の解説を釣合わせることは到底できません。ということで、ぜひここだけでもいいので、『
2022年2月6日 18:09
前回の記事では、以下の2点が明らかにされました。今回は、この二つをふまえてさらに明らかになることを、まずはじめに紹介することから始めます。一般意志は常に正しい しかし、ここにはある問題があります。その問題とは、たとえ一般意志が常に正しいとしても、人民の議決が常に同じように公正であるということにはならない、という問題です。なぜ、このような矛盾が起こるのでしょうか。それは、「人はつねに自分の