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春よ遠ざけ、荒野を進め
○変わらないもの
春は死のにおいがする。
時は既に梅雨荒れ狂う初夏であるが、内を覗けば、そこはいつだって花が生茂る前の冬の終わりだ。
大気中に震える水滴は冷気に帯び、地中からは始まりの芽がにょきりと生える。厚手の衣から体温を否応なく毟り取る。隙間からひゅう、と紛れ込む。
微かな青臭さが鼻を抜けて脳へ、しかし触覚でわかるのはキリの無い冷たさだ。
いきものと、そうでないものがない混ぜになって、自身
死んで、サヨナラ2月
もう2月が終わるという。
つい少し前、一昨日に目を向ければ1月だった気がするのに、気がつけばもうひと月が終わる。
今月は特に多忙の極みで残業に残業を重ね、
そのくせ会社は残業するなと言ってくる。
それなら現場の仕事量を減らしてくれよ。
せめて人を入れるか対価を払え。
成果ばかり求める社会にストライキをかましたい。
尊き犠牲になるのはごめんだし、
なんであの人が、だなんてイイ風に話されるのもごめ