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写真+詩

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写真と詩のようなものたち。
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2023年10月の記事一覧

猫写真で猫俳句「思ひ出」

猫写真で猫俳句「思ひ出」

西日浴び
去りし夏へと
思い馳せ

なぜか夏の強烈な日差しを浴びるのが
好きなうちの猫。
ソファで柔らかい秋の西日を浴びて
日向ぼっこをする顔が
少し物憂げだったので
何を考えているのかな、と
彼の心の中を想像した句に。

それでは今日はこの辺で。

最後まで読んでくださってありがとう。

また気が向いたら、来てくださいね。

【写真+1行詩+エッセイ】空気。

【写真+1行詩+エッセイ】空気。

読むより纏いたい。

初めて詩を書いたくらいの時期に
これ↓ですね。これを書いた時くらいに
One Line Poems(1行詩)という言葉を目にして
やってみたいなと思っていて、
それからいくつか考えていました。
詩というか、8〜20字以内くらいの
短い一文で気持ちや想いを表せたら素敵だな、と。
いくつか書いたものに合う写真を選び、
初めて載せるものに、今回の空気を選びました。
今の所、いくつか

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猫写真で猫俳句「冬の足音」

猫写真で猫俳句「冬の足音」

ガラス戸が
冬の足音
伝えた日

猫写真に合わせて
猫の目線で感じたようなことを。

これは俳句なのか川柳なのか
いまいちわたしには分かりきらないんですが笑
おそらく口語俳句というものになるのかな。
さらっと調べただけでは分類すら
わたしには難しい笑

とは言いつつ、正直そこまで
本格的に俳句や川柳を読みたい訳ではなく
写真に合わせて何か
美しい文章や面白い文章をつけたいな
という試みのひとつ、

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【写真+詩】自由自在

【写真+詩】自由自在

白でもあり黒でもあり
赤でもあり青でもある

花でもあり毒でもあり
蝶でもあり蜂でもある

鳥でもあり蛇でもあり
海でもあり山でもある

太陽であり月でもあり
雲でもあり風でもある

雨でもあり虹でもあり
火でもあり水でもある

熱くもあり冷たくもあり
柔らかくもあり硬くもある

激しくもあり穏やかでもあり
そして強くもあり弱くもある

その全てのど真ん中でもなく
どちらかの端でもなく

端から端

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【写真+詩】お姫様

【写真+詩】お姫様

どれほど
記憶の中を探し回れど

どれほど
記録の中を探し回れど

幼いわたしのそばに
甘いピンクも
ふわふわのレースも
存在したことはない

憧れなかったわけではない

けれど
求めもしなかった

お姫様になど
なれはしないのだと

その幼き眼差しは
冷めていたのだろうか

それではこの辺で。

最後まで読んでくださってありがとう。

また気が向いたら、来てくださいね。

【写真+詩】強さ

【写真+詩】強さ

両手を強く握りしめるように
奥歯を食いしばるように

かたく
頑なに
強張り張り詰めた細いものは
いともかんたんに折れる

それはまるで飴細工のように脆い

たとえどれほど細くとも
海月の触手のように
柔らかくしなやかに
力強い弧を描けるものは
かんたんに折れも
切れもしない

それは
ゆるめる
そしてほどく
ということを知っている

明るい光も
真っ暗な闇も
知っている

わたしはいつも
そうい

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