見出し画像

お姫様


どれほど
記憶の中を探し回れど

どれほど
記録の中を探し回れど

幼いわたしのそばに
甘いピンクも
ふわふわのレースも
存在したことはない

憧れなかったわけではない

けれど
求めもしなかった

お姫様になど
なれはしないのだと

その幼き眼差しは
冷めていたのだろうか

レースのドレスを纏ったような海月。
クリサオラ・プロカミア。
名前までどこかの国のお姫様のよう。


それではこの辺で。


最後まで読んでくださってありがとう。

また気が向いたら、来てくださいね。


この記事が参加している募集

サポートしていただけると嬉しいです。