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みんなにおすそ分けしたい言葉

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みなさんへ、わたしへ、贈る記事。
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2021年6月の記事一覧

忘れてしまうもので、人生はできている。

忘れてしまうもので、人生はできている。

怖いとか、寂しいとか、悲しいとか、そういう気持ちを私は嫌いじゃない。それらがなくて、楽しいだけの人生なら私はむしろ死んでしまうな、とさえ思う。

ずっと同じじゃいられないこととか、誰しもに別れがあることとか、1人で生きていくこととか、そういうことを見ないふりするよりも、それを理解してなお、誰かと一緒にいたいと強く思って、その瞬間を愛して、別れや終わりを恐れず受け止めて、しっかり傷ついて前に進んでい

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【お知らせ】世界初?!「詩のレストラン」展@福岡やります🍴

【お知らせ】世界初?!「詩のレストラン」展@福岡やります🍴

こんにちは。詩のソムリエ、渡邊めぐみです。
「詩のソムリエ」って何?→こちらへ

うれしいお知らせです!

「詩のレストラン」展を福岡にて開催することになりました!!
おそらく日本初どころか、世界初の展示なのではないかと思います。

「詩」と「レシピ」を掛け合わせはじめたのは、2020年春。
ハードルが高いと思われがちな詩にふれ、みなさんのほっと一息タイムを作れないか…とはじめました。

私自身、

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「暮らしと『つかふ』の豊饒性」という話

「暮らしと『つかふ』の豊饒性」という話

第Ⅰ章:「つかふ」ということ 私たちの暮らしの中にはたくさんの「つかふ」が溢れています。そして、「つかふ」とは言っても、「つかふ」には様々な表記があります。例えば、「使ふ」「仕ふ」「遣ふ」です。

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長谷川等伯は私に圧をかけてくる

長谷川等伯は私に圧をかけてくる

まだ27歳だったと思う。

ヒールで京都の街を一日中歩いても、帰りの電車に駆け込み乗車できた頃だ。

没後400年 特別展覧会『長谷川等伯』

毎日新聞からもらったチケットを持って京都七条へ向かった。

歴史を学ぶ大学を卒業したといっても、地理で卒論を書いた身の上であり、

歴史は嫌いだった……という人よりはちょっと知っているかな?程度の私は、長谷川等伯は「画家なんだろう」ってな具合だった。

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